“For Child”の考えのもと
365日診療を実践
チャイルドクリニック グランベリーパーク院
(町田市/南町田グランベリーパーク駅)
最終更新日:2024/06/25


急に子どもの体調が悪くなり「受診したいがクリニックは休診日」というケースも多い小児の診療。平日の昼間は子どもをクリニックに連れて行くのが難しい人も多いはず。そうした悩みを解決したいと考え、365日体制で診療するのが「チャイルドクリニック グランベリーパーク院」だ。千葉浩介院長は「お子さんのプラスになることを積極的に行う“For Child”の考えで、開院当初から365日の診療体制を続けています」という。曜日を問わず受診できる安心感に加え、医師ごとにより専門的な診療に対応できるのも強みの一つ。「継続して診療することでお子さんの多様な症状に総合的に対応し、ご不安を軽減できれば」と話す千葉院長に、“For Child”の考えに基づく同院の特徴を聞いた。
(取材日2024年4月16日)
目次
医師・スタッフの充実した体制で、一般的な診療から専門的な外来、予防接種、乳幼児健診まで対応
- Q“For Child”の考えを大切にされていると伺いました。
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A
▲どんな小さなことでもまず相談できる環境を大切に
医師・スタッフともお子さんにプラスになることは積極的に取り組み、マイナスなことは極力避けるという“For Child”の考えで診療にあたっています。検査も医学的に見て必要なら制限なく実施しますし、曜日を問わず受診できるよう施設休館日を除き365日の診療体制で行っています。お子さんにとって適切な診療を妨げると思える院内ルールがあれば見直し、スタッフ体制や医療機器もゆとりをもって配置するよう心がけています。また、待合室も圧迫感がないよう温かみのある木目の床や壁にして、棚には色彩を持たせて絵本を並べたのも「ここでお子さんにプラスになるようなお手伝いをします」と感じられる空間を意識したからなんです。
- Q365日の診療も“For Child”から生まれたのですね。
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A
▲何かあったときに駆け込めるクリニック体制を整えている
はい。時間と場所のアクセス性を重視しました。平日の日中はお子さんとの来院が難しい場合も多いので、土日祝日も含め365日19時まで診療するとともに、予防接種や乳幼児健診にも対応しています。また、具合の悪いお子さんと待合室で長くお待ちいただかなくて済むように、ウェブから空き時間を見ながら予約できるようにしました。当院がある大型ショッピングモールは駅と直結し、広い駐車場も備えた電車でも車でもアクセスしやすい場所になっています。雨の日も濡れずにベビーカーでも来院いただけます。クリニックを受診する際の親御さんのストレスが減らせれば、それはお子さん本人にもプラスになることだと考えています。
- Qどのような診療体制で実現しているのでしょうか?
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A
▲院長が信頼する医師とともに、チームで診療にあたる
365日診療でも医師が1人では対応は限られますから、当院ではどの曜日・時間帯もできる限り医師3人の診療体制を組んでおり、看護師、事務担当のクラークとも協力しながらチーム医療を行っています。全員で十数人の医師が在籍しており、それぞれ診療する曜日・時間帯を決めて診療にあたっています。受診するお子さんや親御さんにとっては、同じクリニックで連携の取れた医師の診療が受けられるのは安心感につながるのではないでしょうか。診療する側も、これまでの検査や既往歴などを十分把握して診療できるメリットがあります。当院には子育て中の女性医師も多いので、自身の経験と照らしながら相談に乗ってくれていると感じます。
- Q診療される先生方の専門性なども教えてください。
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A
▲手作りの資料を用意するなど、親への説明も丁寧に行う
当院の医師は全員が日本小児科学会小児科専門医で、健康や発達など子どもの全身を診る小児医療の専門家が診療を行います。さらに医師ごとに、アレルギー、リウマチ、膠原病、腎臓、内分泌、循環器、神経、精神、救急、皮膚といった分野を小児科の視点から診療できる専門性を備えているのも特徴です。専門的な外来診療を検討される際の参考にしていただけるよう、当院のホームページには曜日ごとに担当する医師と専門分野を掲載しています。医師同士でも「こういった症状のお子さんが受診されたのですが、先生のご専門だと思うので次の外来にお願いできますか」などと連携を図れるのは大きな強みです。
- Qでは院内にはどんな工夫があるのでしょうか?
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A
▲安心できる院内と予約システムの導入で、待ち時間の負担を減らす
院内は「お子さんにとってプラスになるようなお手伝いをする」場になれるように、圧迫感がなく温かみのある待合室、部屋の中央や壁の棚に並べた絵本などがあります。最初は私が集めていたのですが、最近はお勧めの絵本を頂くことも多く、それをお子さんが読んでいい影響が広がるのが楽しみです。また、特別待合室を設け、発熱やほかのお子さんと一緒にいるのが難しい場合などにご案内しています。このほか授乳室、診療室3室、処置室、水ぼうそうやはしか疑いのお子さんを案内して診療まで終える特別診療室など、部屋数は多めにゆとりを持たせてあります。