大人から子どもまで
何歳でも対応可能な歯列矯正
ふじもと歯科・矯正歯科
(大和高田市/築山駅)
最終更新日:2025/01/14


- 自由診療
口腔に対する意識の高まりによって、歯列矯正に興味を持つ人が増えている。近年では矯正技術の向上によって、大人はもちろん幼少期から治療に取り組むケースも増えた。奈良県大和高田市にある「ふじもと歯科・矯正歯科」で矯正を担当する藤本けい子副院長は「大人になってスタートする矯正ももちろん良いですが、特に幼少期から取り組む小児矯正は、骨格の不調和の改善が見込めるため、より自然で健康的な口元に成長する可能性を引き出せる」と話す。心配する人が多い矯正期間中のトラブルにも、一般歯科と深く連携することで対応している同歯科医院。美しさだけでなく、健康面への影響にも着目しながら行う藤本副院長が考える矯正について、詳しく解説してもらった。
(取材日2024年12月27日)
目次
年齢や状態に合わせて適切な矯正を行い、美しいだけでなく健康に導く口腔をめざす
- Qこどもから大人まで、矯正に対応されているのですね。
-
A
▲幅広い年齢層の治療に対応していると笑顔で話す副院長
当院は地域に密着したクリニックで、一般歯科はもちろん、矯正では幼児、学童期から行う小児矯正、部分矯正、成人矯正まで幅広く対応しています。最近では乳幼児期から歯科医院を受診してくださる人も増え、中には2世代、3世代と家族みんなで受診してくださるご家族も。一緒に矯正に取り組んでいる親子も増えてきて、子どもの歯並びに対する関心が高まっているなと感じます。矯正は審美面が注目されがちですが、虫歯・歯周病予防をはじめ、全身の健康にも大きなメリットがあります。それぞれの年齢に合わせた治療方法があり、特に小児には小児にしかできない治療法やタイミングがありますので、気になることがあれば早めに相談してください。
- Q子どもと大人の矯正では何が違うのでしょうか?
-
A
▲写真やイラストを用いたわかりやすい説明を心がけている
子どもと大人の矯正の最大の違いは、子どもには成長発育があるということです。骨格が完成している大人の場合は、今ある骨格をベースに歯並びや噛み合わせを整えることが矯正の目的となりますが、小児の場合は成長する力を利用してベースとなる骨格を整えることが最大の目的。ベースが整えられれば出っ歯や受け口など骨格的な不正を予防することにつながり、永久歯へのスムーズな生え替わりも期待できます。大人が出っ歯や受け口など骨格的な不正を改善するとなれば大がかりな外科手術が必要となりますし、小さな顎に歯を並べるとなれば抜歯が必要です。そういった身体的・経済的な負担を考えた時には小児期からの矯正がお勧めです。
- Qでは、子どもの矯正について具体的に教えてください。
-
A
▲子どもの歯並びに関して、早期から相談が可能な同院
子どもの矯正は小学校低学年くらいにスタートすると良いといわれています。しかし当院ではもっと小さい時期から相談を受けつけており、授乳や離乳食の種類、指しゃぶりやほおづえ、口呼吸といった悪習癖の改善など、お子さまの発育段階に合わせたアドバイスを行っています。実際の矯正装置を装着するのは6~8歳ごろが目安です。来院頻度は1ヵ月から3ヵ月ごとに1回が目安で、小学校高学年くらいまで歯の生え替わりや顎骨の成長を見ていきます。その後、必要があれば歯を整えるための矯正へと移ります。中には4歳ごろから、お口の周りの筋肉のトレーニングや舌の位置の癖を治すための予防的な指導をしながらタイミングを見ることもあります。
- Q大人の矯正についても教えてください。
-
A
▲患者の希望や症状に合わせて提案を行っている
大人の矯正は、主にマルチブラケット装置を用いて、歯の再配列を図っていきます。来院頻度は1ヵ月に1回、期間は3年前後かかります。最近はマウスピース型装置を用いた矯正の人気が高く、当院でも対応はしていますが、より個人に合わせた細かな調整ができるワイヤー矯正をお勧めしています。見た目が気になる方には、歯の裏側にブラケットやワイヤー装置を取りつけるリンガル矯正も可能ですので、矯正期間中の見た目に心配がある方は事前にご相談ください。症例やライフスタイルに合わせてストレスの少ない方法をご提案いたします。矯正後は3〜6ヵ月ごとにメインテナンス・保定管理を行っていきます。保定期間は3〜5年です。
- Q一般歯科と矯正歯科が連携しているのは安心ですね。
-
A
▲一般歯科と矯正歯科に対応しているからこそ、多角的な相談が可能
矯正は長期にわたるので、矯正期間中には大変なこともあると思います。また、予想外のトラブルが起こることも。そんな時にでもすぐに対応できます。矯正前には虫歯の治療もできますし、矯正中の虫歯予防も一般歯科の目線でチェックしますので安心してくださいね。また、矯正前や後にも定期的に受診いただくことで、口腔内をトータルに管理することができます。お子さまの場合も、赤ちゃんの時期から見せていただくことで、適切な矯正開始時期を見極めることができますし、早期に発育の問題を発見できることも。一般歯科と矯正歯科にこだわらない多角的な相談もしやすいのではないかと思いますので、ぜひ気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/33万円~、部分矯正/5万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/5万5000円~、ワイヤー矯正/71万5000円~、リンガル矯正/99万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。