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田中 淳一 院長の独自取材記事

アトラスファミリークリニック

(半田市/半田口駅)

最終更新日:2021/01/26

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名鉄河和線の住吉町駅から北西へ2kmほどの場所に、2020年4月に開院した「アトラスファミリークリニック」。院長は、一宮西病院や藤田医科大学など、多様な医療現場において総合的な診療に従事してきた田中淳一先生。「どの科にかかったらよいかわからない」という人の声にも親身になって耳を傾けるなど、内科、外科、小児科と世代を問わず診療にあたる。丁寧な説明、そして患者がほっと安らぐような温厚な笑顔が特徴で、早くも地域の人々の心のよりどころになりつつあるようだ。同院が担う役割と、地域医療にかける思い、さらには今後の展望などについて田中院長に聞いた。
(取材日2021年1月7日)

丁寧な診断と和やかな雰囲気で地域医療の支えに

開院を決意した理由についてお聞かせください。

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半田市、常滑市を中心に、知多半島では近年、医療体制が大きな転換期を迎え、高齢化が進む中で医療事情はますますひっ迫してくると予想されます。救急車や入院患者の受け入れ体制など、今後、多くの課題を抱えることになるでしょう。そのような状況の中で、地域の人々の健康を守るためには、地域全体を巻き込んだ医療の再編、役割分担が必要になってきます。そこで、総合内科や救急医療の現場で経験を積んできた自分に何ができるだろうか、どのような役割が担えるだろうかと考えました。1つは、地域の方が日常的に気軽に受診、相談できる場所をつくりたいという思い。もう1点は、大きな病院に患者さんを紹介する前段階として、精密かつ適切な検査により、どの科で診療を担うべきかという判断材料を整え、専門性の高い病院でスムーズに治療につなげられる道筋をつくることではないかという思いに至ったこと。この2点が、開院に踏み切ったきっかけです。

CT検査装置をはじめ、診断に使用する設備の充実も図られたそうですね。

精密かつ適切な診断から治療に速やかにつなげるために、開院するならばCT装置は絶対に導入しようと心に決めていました。CT検査をはじめいくつかの検査結果をもとに診断し、その症状に適した治療方法を判断することはもちろん、必要に応じて受け入れ体制の整った、患者さんに合わせた病院をセレクトして紹介することも可能になります。また、血液検査機器の充実にも力を入れました。その1つが全自動血球計数器装置です。特徴としては、5つある白血球の種類、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球をすべて計測できる点です。血球計数器を導入しているクリニック自体、それほど多くありませんが、導入しているクリニックの中でも、大半は3種類の計測だと思います。当院では、個々の数値に潜む病気を見逃さず、治療につなげられるよう、白血球5種類全部を計測できる装置にこだわりました。

クリニックの雰囲気づくりでこだわっていることについてお聞かせください。

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患者さんは、皆さん不安を持って来院されます。だからこそ、少しでもほっと安心していただけるような雰囲気づくりを心がけています。開院にあたってスタッフの皆さんには「優しいクリニックにしましょう」とお伝えしました。また、患者さんはもちろん働く側も気持ち良く、笑顔で楽しく対応してもらいたい。その願いどおり、スタッフとの会話を楽しみに訪れる方もいらっしゃるほど、和やかな雰囲気に包まれています。クリニックの敷居が高いと受診の機会を逃し、病気の発見が遅れてしまいます。今後もわずかな体調の異変など、不安なことがあれば何でも気軽に相談できる存在で在りたいです。

ウェブ予約の導入など患者が通いやすい環境づくりを

医師をめざしたきっかけ、専門を選ばれた理由についてお聞かせください。

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もともと愛知県岡崎市にある生理学研究所や東京大学で、脳の神経伝達に関する研究を行っていました。転機は33歳の頃。一通り、自分の研究に区切りがついた頃、いとこが交通事故により、目の神経が切れて失明してしまったんです。その時、神経の研究をしていながら何一つアドバイスもできないという現実を突きつけられたことがきっかけとなり、医師になることを決意しました。滋賀医科大学に学士編入し、医師の道へ。しかし医療の現状と向き合う中で、大きな病院ならではの壁にぶつかることも。例えば脳卒中の患者さんの場合、糖尿病や高血圧など持病のある方が多いのですが、専門性の高い病院であればあるほど「この症状は別の科へ」と、いくつもの科をまたいで診療を受けていただくケースが多々あります。そんな時、お1人の患者さんの相談に耳を傾け、なるべく1人で最初から最後まで診療できるようになりたいと考え、総合内科の道へ進みました。

こちらのクリニックで多い相談、診療内容についてお聞かせください。

慢性的な病気をお持ちの高齢の方から、気になる体調変化をお持ちの方、お子さま連れのお母さんなどさまざまです。特に更年期の症状に苦しむ女性が多く来院されています。当院では更年期の症状だけでなく、それに伴う中性脂肪の増加など将来の病気につながりうる問題、肌荒れや便秘、貧血など女性特有の体調変化の相談や治療もあわせて行っています。また、美容に関するご相談にも対応しているため、クチコミで訪れてくださる方も多いですね。

ウェブでの予約など、感染症対策にも通じるシステムの導入にも積極的ですね。

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今は年齢問わず、スマートフォンなどを活用し、インターネットを便利に使いこなす方が増えています。電話をかけることにためらいがある方も、ウェブなら気軽に予約できるというケースもありますので、開院準備の段階から導入を決めていました。感染症拡大防止に対する取り組みとしてはドライブスルー診療も導入しています。発熱などがあり感染が疑われる方には、他の患者さんと接触しないよう、事前に指定したお時間に駐車場までお越しいただき、院内に入ることなく、自動車の車内で診察から会計までを行えるようスタッフが連携して対応します。そのほか、希望があれば、オンライン診療に対応できるシステムも導入していますので、患者さん一人ひとりの状況や社会情勢にあわせて臨機応変に対応できるよう、多くの選択肢をご用意しています。

将来的には訪問診療も行い、地域の医療を支えたい

医師として、やりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?

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何より患者さんが笑顔で再受診され、「早くここに来ればよかった」と言っていただいた時ですね。例えば、口の中が痛くて食事もままならない状態が何ヵ月も続いていたものの、どこに行っても様子を見るように言われ、そのうち話も聞いてもらえなくなったという方を診療したことがありました。その方は、他のいろいろな病院を回ったものの、適した診療科がなかなか見つからず、その痛みにずっと耐え続け、来院時は体重もかなり減ってしまっていました。その方の診療をした時、総合診療の経験から診断につなげ、すぐに治療をすることができました。その後、患者さんが笑顔で再受診された時は本当にうれしかったですね。

今後の目標についてお聞かせください。

まずは地域医療の支えになれるよう、老若男女幅広く、健康に関する悩みや疑問などを日常的に相談できるクリニックでありたいです。そして、地域の急性期医療や入院患者の受け入れ体制の危機的な状態から、1人でも多くの地域の方を救うために、訪問診療を開始する準備も進めていきたいと考えています。高齢化社会が進む中で、思うように通院できない方も増えてくるでしょう。地域の方の不安を少しでも取り除き、安心して過ごせるお手伝いをしていきたいですね。さらに、開院してから、女性の患者さんが多いという発見もありましたので、3年後を目標に美容面のお悩みにフォーカスした部門を立ち上げたいという構想もあります。悩みをお持ちの方、不安な気持ちの方など来院されるすべての方が、笑顔で帰路についていただくことをめざしています。

読者へ向けてメッセージをお願いします。

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若い方にとっては、かかりつけ医を持つというイメージがまだ薄いかもしれませんが、今後、総合病院と開業医の役割分担が進むと、まずかかりつけ医に相談してからでなければ総合病院にかかれなくなるといわれています。当院では通いやすい、継続しやすいシステムづくりにこだわっています。生活習慣病の方、更年期症状に悩む方など幅広い患者さんが来院されていますので、ぜひお気軽にご相談ください。一つの悩みをきっかけに受診していただくことで、必要に応じて血液検査やCTなど複数の検査を併せてお勧めするなど、全身の健康管理にもつなげていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

プラセンタ注射/1400円〜
新型コロナウイルスのPCR検査/30000円

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