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端 祐一郎 院長の独自取材記事

はしクリニック

(豊中市/少路駅)

最終更新日:2020/03/13

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豊中市少路にある「はしクリニック」は、2020年2月に開院したクリニックだ。「一人ひとりの患者にしっかりと向き合いたい」という思いのもと、院長の端祐一郎(はし・ゆういちろう)先生が日々の診療にあたっている。一つ一つの質問に丁寧に答える姿勢に、誠実な人柄が感じられた。同院は院長が専門とする脳神経内科だけでなく、内科に関する診療も行っているため、身近な体調不良も相談できる環境だ。患者をより包括的にサポートできるよう、地域機関との連携も図っている。今回は同院の特徴や開院のきっかけについて、端先生に詳しく聞いた。
(取材日2020年2月19日)

幅広く診療を行い、患者をしっかりサポートしていく

開院するまでの経緯を教えてください。

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大学を卒業して初期研修を終えた後は、大学病院で患者さんを診たり、病気を研究したりという日々を送っていました。大学病院は転勤が多く、一人の患者さんを長くても3年程度しか担当できない、という性質があります。担当医がころころ変わってしまうと、薬の調整がスムーズにいかない場合もあると思うんです。そのため、「一人ひとりの患者さんに長くしっかりと向き合いたい」と感じたのが開業を決めた大きな理由ですね。大学病院での研究も有意義でしたが、私の性格上、患者さんと向き合う仕事のほうが向いていると思いました。豊中市少路での開院を決めたのは、私の地元の雰囲気に似ていたからです。新興住宅地であり、良い環境で魅力的だなと思います。

まずは脳神経内科を専攻したそうですね。

脳神経内科を専攻した理由は、学生時代から興味を持っていたからです。脳神経や神経科学には、神秘的な要素がありますし、神経は全身に張り巡らされており、脳神経内科では全身をしっかり診察します。そこも魅力を感じました。当院では、運動機能に不具合が起こるパーキンソン病や、お年寄りに多い認知症などを診療しています。手足が動きにくい歩きにくい、言葉が出にくい、頭が痛いといったときは、気軽に相談してほしいですね。

総合診療も行っているのですね。

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地域にお住まいの方々を総合的にサポートできるよう、風邪症状をはじめとした、内科の診療も行っています。内科を診療するにあたっては、開院前に枚方公済病院の総合診療科で1年間経験を積みました。子どもの診療も行っており、子どもからお年寄りまでご家族で当院を利用していただきたいです。「これはどの診療科に相談したらいいのだろう?」と困ってしまう患者さんもいますが、総合診療では「どこに原因があるのか」から見極め治療まで行います。専門的な治療が必要な場合には、症状に合わせた診療科をご紹介しますので、困ったときの相談窓口にしてほしいなと思います。開院に伴い、地域の医療機関へごあいさつに伺ったのですが、多くの病院で「いつでも患者さんをご紹介ください」と声をかけていただけました。

笑顔で行う診療を大切にした、こだわりの空間

診療で大切にしていることは何ですか?

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笑顔での対応を大切にしていますね。当院に受診したことによって、患者さんに少しでも前向きな気持ちになってもらいたいと思っています。また、こちらが投げかけた笑顔が患者さんの笑顔につながり、感謝の言葉をいただけたとしたら、より気持ちよく仕事できますし。こういったポジティブなサイクルで院内の雰囲気がつくられていくと、とてもいいですよね。この考えはスタッフにも共有しています。ありがたいことに、スタッフ同士が和気あいあいとしているので、コミュニケーションをとりやすいですよ。

どんな患者さんが受診されますか?

男女比で言うと、女性の方が多い印象があります。主訴は風邪や腹痛といった内科の病気の方が多いですね。一方、当院は脳神経内科も行っており、認知症やパーキンソン病に関する相談もありますよ。病院で「てんかん」と診断された方も、大きな病院となるとなかなか通えないから、という理由で相談に来られました。お子さんの場合だと熱性けいれんが「てんかん」に似ているので、不安を覚える親御さんもいると思いますが、そういったお悩みにも対応可能です。

院内設備にこだわっている、とのことですが。

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レベルの高い医療を提供できるよう、検査設備の導入にこだわりました。エコー検査装置には、おなかを調べるタイプに加え心臓や血管を調べるタイプも導入し、全身を検査できる環境を整えています。レントゲン装置も置いていますが、エコー検査は、被ばくもなく痛みも少なく、体への負担が少ない検査といえるでしょう。そのほか、採血の結果が10分程度でわかる機械も備えています。血液分析を院内で行えるようにしているのは、患者さんの負担を少しでも減らすための工夫ですね。特に肺炎の患者さんは、採血の結果がすぐにわからないと困ってしまいます。院内ではヘモグロビンA1cの値も調べられるので、糖尿病の方のお薬をすぐに調整することも可能ですよ。

木材のぬくもりを感じられる空間ですね。

院内には白木を使ったデザインを施し、病院っぽくならないように設計しました。ちなみにこの診察室の机は、私が木を加工して作ったものなんですよ。ちょうど良い机がなかなか見つからなかったので、自分で作りました。父が林業に携わっていることもあり、木の加工には私も慣れています。患者さんが座りやすいよう、机の脚の位置を工夫しましたね。

コミュニティーの輪を広げ、地域医療への貢献をめざす

今後は在宅医療にも力を入れていくそうですね。

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通院が難しくなると、患者さんとの関係が切れてしまいがちです。そのため、一人の患者さんと長くお付き合いするには、在宅医療が欠かせません。クリニックに来られない患者さんには自宅へお伺いして診療を行い、最後まで寄り添いたいと思います。少路にはお年寄りも多く住んでいるので、しっかりとサポートしていきたいですね。もちろん遠くてもニーズがあれば伺います。

地域のつながりを広げるために、工夫していることはありますか?

近隣の病院だけでなく、地域の薬局や介護、看護関係で働く人々と触れ合う機会も設けています。開院してまだ間もないので、脳神経内科という分野において、僕がどんなことにお役立ちできるかを発信していきたいですね。「困ったことがあったらどこでも行きますよ」とお伝えし、地域のネットワークを広げていけたらいいなと思います。また、私が京都大学出身ということもあり、「この近辺は大阪大学医学部附属病院のエリアだけど、ちゃんと紹介してもらえるの?」と心配する方もいるかもしれませんが、地域医療においてそういった垣根はありません。実際に大阪大学出身の先生にごあいさつに伺いましたが、いつでも紹介してください、と言っていただいています。

休日の過ごし方を教えてください。

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大学生の頃からロードバイクを趣味にしています。自転車に乗って遠くまで行くと、気持ちがすっきりとするんですよね。琵琶湖一周も何回も行きました。今度は箕面のほうまで行こうかな、と考えています。

読者へメッセージをいただけますか?

熱が出た、おなかが痛い、といった内科のご相談であれば、予約なしでお立ち寄りください。つらい症状があるときに予約するのは大変ですからね。一方、神経に関するご相談の場合には診察に時間を要するため、事前にご予約いただければと思います。脳神経の病気を診断するには、患者さんのお話をしっかりと聞き、全身を丁寧に診る必要があります。長いと初診に30分程度かかりますので、予めご了承ください。また、脳神経内科という診療科に敷居の高さを感じて、「こんなこと聞いて良いのかな」と遠慮する方もいらっしゃるかもしれませんが、心配に思うことは何でもお気軽にご相談ください。地域のホームドクターとして、皆さんの健康を支えられるよう尽力いたします。

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