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石原 弘貴 院長の独自取材記事

いしはら内科・循環器内科クリニック

(稲沢市/稲沢駅)

最終更新日:2020/12/09

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2020年2月13日に開院した「いしはら内科・循環器内科クリニック」は、JR東海道本線の稲沢駅から徒歩約10分の住宅地にある。県道161号線沿いに位置しており、車でも来院しやすい。優しい笑顔が印象的な石原弘貴院長は「心臓疾患は自覚症状がないことが多く、発症すると治療も大変です。だからこそ予防に力を入れたい」と話す。日本循環器学会循環器専門医および日本内科学会総合内科専門医であると同時に、心臓リハビリテーションやスポーツ医学にも精通しており、それらを生かしたアドバイスも行う。「医療について話すと、つい熱くなってしまう」という言葉どおり、熱意を持って誠実に日々の診療に取り組む石原院長に、同クリニックのことや患者への思い、今後の展望などを聞いた。
(取材日2020年3月12日)

ほっとできる、頼りになる、地域のかかりつけ医が目標

2020年2月の開業にあたり、どのようなクリニックにしたいと考えましたか?

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ほっとできる、安心できるクリニックにしたいと思っていました。循環器内科は「心臓の病気を診るところで怖くて受診しづらい」という方が少なくないですから。受診する方は、不安や心配な思いを抱えているものです。そんな緊張感を少しでも和らげたいと思い、待合室は妻のアイデアを取り入れて居心地の良い空間にこだわりました。ロゴマークにペンギンを用いたのは、ペンギンには仲間や家族が集まって、支え合いながら生きているイメージがあるからです。その姿は「地域の方々の健康を支え、一緒に生きていきたい」という私の気持ちにも重なります。心臓を守る循環器内科の医師としての姿勢も伝えたいと思い、ペンギンがハートを大事に抱いているデザインにしました。

稲沢市で開業した理由を教えてください。

稲沢市は、私が勤務していた一宮西病院がある一宮市と隣接しており、当時の患者さんの中には稲沢市在住の方もいました。私は岐阜県出身で、それまではあまりなじみがなかったのですが、患者さんたちから稲沢市の話を聞くうちに親しみを感じるようになったのです。当院の前を走る県道161号線は勤務医時代、休日などに車で通ることがありました。当時から「雰囲気が良い地域だな」と好感を持っていたこともあり、このエリアでの開業を決めたのです。稲沢市は古くから住んでいるお年寄りの方も多いのですが、子育て世帯も増えており、特にクリニックがある下津エリアは幅広い世代の方が暮らしています。こうした地域のかかりつけ医として、地元の健やかな暮らしに貢献できるよう尽力していきます。

医師をめざしたきっかけの一つが、地元の開業医の先生にあるそうですね。

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医師になろうと決めたのは高校時代です。もともと私は人とコミュニケーションを取ることが好きで、「将来は地に足をつけて人と関わる仕事に就きたい」と考えていました。そんな時に出会ったのが、近所の開業医の先生です。患者さんとの対話を大切にしながら熱意を持って治療を行う姿を見て「私も医師になりたい」と思い始めました。また、私は子どもの頃から困っている人を放っておけず、話を聞いて一緒に解決策を考えるタイプでした。親や周囲の人たちから「性格的にも医師に向いている」と背中を押され、医療の道に進むことを決意。近畿大学医学部に進学し、卒業後は岐阜大学附属病院で内科および循環器内科の研修医として研鑽を積みました。その後は岐阜市民病院で6年間、一宮西病院では10年間、循環器内科の医師として診療にあたりました。

患者に寄り添い、健康を支えるために手を尽くす

循環器内科を専門に選んだ理由は?

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以前から「人と関わる仕事がしたい」と考えていた私にとって、循環器内科の医師は天職かもしれません。循環器内科は患者さんと長く関わっていく領域だからです。例えば、心臓カテーテル治療を行った患者さんは術後の治療だけでなく、退院後は定期的に通院してもらい、血圧やコレステロール値などをチェックし、患者さんの生活や季節の変化に応じた治療を提供します。開胸して行う心臓の冠動脈バイパス手術を受けた患者さんも同じ。手術は心臓血管外科の医師が担当しますが、術後や退院後のケアを行うのは循環器内科の医師です。また、心臓疾患の予防としての意味から高血圧症や脂質異常症、糖尿病といった一般内科の治療も行いますから、幅広い面から患者さんの健康に関わることができます。患者さんと長く付き合って体調を支える循環器内科の医療は、やりがいがありますね。

勤務医時代のことや、開業に至った理由を教えてください。

勤務医時代は心臓カテーテル治療がメインでした。救急搬送された患者さんの命を救うため、瞬時に診断して心臓カテーテル治療を行う、そんな緊張感ある現場でした。患者さんが元気に退院する姿を見るのはうれしいものでしたが、その一方で、予防の大切さをより強く感じるようにもなりました。心臓疾患は自覚症状がないまま進行するものが多く、突然発作を起こして緊急搬送された時にはすでに手遅れの状態であったり、一命は取り留めても後遺症が残ったりすることもあります。心臓カテーテル治療には使命感を持って取り組んでいましたが、開業して、緊急事態に至らないように早い段階で病気を見つけて治療することに力を入れたいと考えるようになりました。

どのような思いで日々の治療にあたっていますか?

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心臓だけでなく、いろんな観点から患者さんを診て、全身の健康を支えていくことを大切にしています。診療で心がけていることは、患者さんとのコミュニケーションです。治療の説明や生活習慣の指導なども、わかりやすく伝えるようにしています。また、検査の結果に異常はなかったものの、何らかの不調を抱える方に対してはほかの病気を疑ったり、薬の種類を変えたりして体調を整えることに努め、健やかに生活ができるようサポートしていきます。患者さんの心臓の状態を何とかして良くしたいという強い意思を持ち、検査結果などの客観的データと、患者さんの言葉から得た主観的データを統合して治療を検討し、患者さんと寄り添いながら手を尽くす。こうした姿勢で治療に取り組む循環器内科は、“あきらめない科”だと思っています。

食事や運動の指導も含め、より良質な医療を提供したい

検査設備が充実していて、心強いと思いました。

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幅広い検査機器をそろえたのは、地域の患者さんのためですね。遠くにある大きな病院に行かなくても、近くのクリニックで検査を受けることができれば患者さんも便利ですし、安心でしょうから。速やかに検査ができることで、より専門的な治療が必要な場合は時機を逸することなく連携する病院につなぐことができると思います。そこで、当院では病院の循環器内科レベルの検査設備を導入しました。心電図検査や心臓超音波(エコー)検査もできますし、血液検査はその日に結果を出せますから、すぐに次の治療方針を検討することができます。

患者さんに運動の大切さを伝えるため、マラソンを始めたそうですね。

心臓疾患の患者さんは、再発や再入院になる場合が少なくありません。手術後や退院してすぐは安静が必要ですが、再発を予防するためには、適した運動を行い、食生活や生活習慣の改善が大切になります。そこで注目されているのが、心臓リハビリテーションです。これはストレッチや有酸素運動、筋力トレーニングといった運動、食事や生活習慣の指導などを含めたプログラムのことをいいます。私は心臓リハビリテーションについても研鑽を積んできましたので、その知識を生かしたアドバイスも行っています。患者さんに運動の大切さを理解してもらうためには、私自身が健康で元気でなければと思い、ランニングを始めました。昨年は初めてのフルマラソンにも挑戦し、4時間を切るタイムで完走できました。

今後の展望やメッセージをお願いします。

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食生活や生活習慣の乱れは、心臓の健康にも影響します。比較的若い世代の方に対しても5年後、10年後を見据えて、食事や生活習慣を見直す提案をし、心臓疾患を防ぐお手伝いがしたいですね。そして、いつかは心臓リハビリテーションの設備を備えて本格的に行いたいと考えています。当院は、子どもからお年寄りまで幅広い患者さんの健康を支える地域に根差したクリニックです。風邪や腹痛、息切れや動悸など、体調で気になることがあれば気軽に頼ってください。これからも、患者さんに対して思いやりを大切にした良質な医療を提供できるよう、スタッフの勉強会も定期的に行い、地域に愛されるクリニックをめざしていきます。

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