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辻本 直貴 院長の独自取材記事

和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科

(和歌山市/和歌山駅)

最終更新日:2021/03/19

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和歌山駅東口から約3分の場所にある「和歌山駅前つじもと内科・呼吸器内科アレルギー科」。院長の辻本直貴先生は呼吸器内科とアレルギー疾患の専門知識を持つドクターで、咳やアレルギーの症状で苦しむ幅広い世代の患者が同院をかかりつけにしている。得意分野だけに的を絞らず、日本内科学会総合内科専門医の知識を生かして、生活習慣病をはじめ内科の症状全般に対応しており、ホームドクターとして頼りにしている地域住民も多い。自身の専門性を発揮しながら、幅広い内科診療で患者の健康を守る辻本先生に話を聞いた。
(取材日2021年2月24日)

呼吸器内科・アレルギー疾患の専門知識を地域で発揮

居心地の良さが感じられる明るい院内ですね。

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この場所は父が「辻本内科医院」として診療していたのですが、閉院してから3年ほど手つかずの状態だったのを全面改装し、2019年に新規開業しました。父の代からの患者さんも来られますが、和歌山駅から近く、また僕の専門である呼吸器疾患は若い人に多いこともあり、会社員や学生さんなど新規の方が中心です。クリニックづくりでは、清潔感がある中に温かみが感じられる雰囲気を大切にしました。検査機器を充実させただけでなく、リクライニング式のゆったりとしたソファーで楽な姿勢で点滴が受けられるなど、快適に受診してもらえる工夫も凝らしています。車いすでも移動しやすいようにバリアフリーに対応しているほか、診療室を2つ用意して感染防止対策が取れる配置にしました。

勤務医時代はどのような経験を積んでこられたのでしょうか?

杏林大学卒業後、同大学医学部付属病院の呼吸器内科に入局しました。もともと内科を希望しており、その中でも呼吸器内科の医局はアカデミックで教育熱心な先生が多いと感じて選びました。大学病院で扱う呼吸器疾患といえば肺がんがメインですが、当時の教授が呼吸器感染症を専門にされていたこと、自分の得意分野だけでなく多角的に対応できることが大切だというスタンスの方でしたので、肺炎、喘息、COPDなど呼吸器疾患全般の治療にあたってきました。またアレルギー疾患が専門の教授のもとでアレルギーについても勉強し、日本呼吸器学会呼吸器専門医のほか日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を取得しました。素晴らしい上司に恵まれ、幅広い臨床経験を積ませてもらった後、生まれ育った地元に戻り開業しました。

早い時期から開業を決意されていたそうですね。

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大学病院や総合病院では、一人の患者さんを自分が診続けるわけではないので、その方がどのような経過をたどって治ったのか、わからずじまいということも少なくありませんでした。その点、外来診療は患者さんの声がダイレクトに聞けるのが魅力で、患者さんと話をしながら診療するスタイルが自分に合っていると思っていました。クリニック診療では病状だけでなく、患者さんの生活背景や治療に対する考え方も考慮しながら、その方に合った治療を一貫して進めていけることにやりがいを感じています。ただ勤務医の時は、大学病院で診てもらっているという患者さんの安心感や心構えがあったからこそ、診断や治療方針に疑問を抱くことなく任せてもらえましたが、クリニックではそうはいきません。診療方針に納得していただくためにも、患者さんとの信頼関係が重要だと実感しています。

専門分野だけでなく、幅広い内科疾患に対応

呼吸器疾患ではどのような症状の方が多いですか?

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和歌山市内で呼吸器内科が専門のクリニックは本当に少なく、インターネットで検索して遠方から足を運ばれる方もいます。症状の8割は咳で、風邪、喘息、アレルギーのほか、数週間から数ヵ月以上続く原因がわからない咳に苦しんでいる方も。咳は呼吸器専門医でも原因を突き止めるのが難しい症状の一つで、検査はもちろんのこと、聴診器で慎重に胸の音を聞き、問診表をもとに丁寧な聞き取りを行います。朝や夕方に咳が出やすいか、運動している時はどうか、ペットを飼っていないかなど細かく確認するのですが、それは患者さんの言葉の中に診断に結びつくヒントがたくさんあるからなんです。

問診が重要なんですね。

「喘息っぽい咳が出ます」と言って受診された方に、咳が出やすい季節や時間帯、場所などを細かく聞いていくと、違う原因が見つかることがあります。慢性疾患である喘息は一度診断がつくと、その方は一生喘息と戦っていかないといけません。仮に症状が出なくなったとしても、何年か先に咳が出たときにその方は既往歴として喘息を挙げると思うんです。それが間違った診断だと治療は全然違う方向に向いてしまうわけですから、喘息の診断はより慎重に行うべきだと考えています。「子どもの頃から喘息です」という方でも実は喘息以外の原因があることも多いので、先入観を持たずに診察するようにしています。

アレルギー診療についてお聞かせください。

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気管支喘息だけでなく、花粉症やじんましん、食物アレルギーなど多岐にわたるアレルギー診療に対応しています。アレルギー疾患はどちらかといえば軽視されやすく、検査はしていないけどたぶん花粉症だろうと自己判断したり、市販薬でやり過ごしたりしている人も少なくないと思います。ですが複数の要因が重なり合ってアレルギーを発症していることもあり、またアナフィラキシーによって命に危険が生じるケースもまれにあります。症状を解消し、将来的に再発する可能性を減らすためにも、アレルギーの原因を突きとめて適切な治療を行い、薬を正しく使用することが大切です。

専門分野に限らず幅広い内科診療に対応していることも、こちらのクリニックの特徴ですね。

日本内科学会総合内科専門医の資格を取得しており、呼吸器疾患とアレルギー疾患を専門に診ながら、風邪や腹痛などの一般的な内科症状のほか、糖尿病、高血圧、高コレステロール血症などの生活習慣病の治療にも力を入れて、診療の守備範囲を広げています。咳で受診された場合であっても、別の不調や健康診断で気になる結果があるという方も少なくありません。得意分野だけを診るのではなく、患者さんが抱える不安に寄り添うのが開業医の務めだと思うので、どんな些細な不調でも相談しやすい診療を心がけています。ここで解決できるものは対応して、専門的な検査や治療が必要な場合は適切な医療機関を紹介するようにしており、早期治療の筋道を示すようにしています。

信頼関係を築くため、優しく親切な対応を心がける

診療スタンスをお聞かせください。

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当院の理念は、「常に優しく、常に親切な対応を」。人と人との関わりを大切にしなければ、患者さんとの信頼関係は築けないので、歩きにくそうにしていたら手を握ってあげたり、ドアを開けてあげたりするなど、気持ちに寄り添うことを常に忘れないようにしています。また自分はちゃんと話を聞いているつもりでも、パソコンばかり見ていると「ちゃんと診てくれているのかな?」と患者さんを不安にさせてしまうので、できるだけ患者さんのほうを向いて会話をするように意識していますね。混雑時は難しいこともありますが、カルテの入力は患者さんが退室されてからするようにしています。特に呼吸器疾患やアレルギー疾患は継続的な治療が必要なので、診療に変化をつけながら、患者さんの手間がかからないような工夫を心がけており、院内でお薬をお渡しする院内処方もその1つです。

プライベートはどのようにお過ごしですか?

4人の子どもを持つ父親なので、休みの日は子どもたちと公園で遊んだり、自転車に乗って出かけたりしています。健康のためにスポーツは続けたいのですが、なかなか時間が取れないので、自宅からクリニックまで自転車で移動するなど、隙間時間を利用して体を動かすようにしています。

今後の展望をお聞かせください。

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コロナ禍の中、咳があると来院しづらい、受診を断られたという声も多く聞かれるので、当院ではオンライン診療をスタートしました。訪問診療への取り組みも検討しており、将来的にはクリニックを広げてさらに検査機器を充実させ、患者さんのさまざまなニーズに応えていけるようにしていきたいと思っています。もう少し身近な目標としては、ここは駅の近くですが少しわかりにくい場所なので、呼吸器疾患とアレルギー科が専門のクリニックがあることを地域の方に知ってもらいたいと思います。情報発信や病気に関する啓発を行い、近隣の他科の先生との連携を深めながら、地域の方、呼吸器・アレルギー疾患でつらい思いをされている方の健康をサポートしていきたいですね。

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