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早期の検査、治療が大切
睡眠時無呼吸症候群

たなかだて内科・呼吸器内科クリニック

(町田市/南町田グランベリーパーク駅)

最終更新日:2020/02/12

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  • 保険診療

家族からいびきがうるさいと言われたことはないだろうか。大きないびきの後、突然無呼吸になり、しばらくするとまた大きないびきをかくような場合は要注意。睡眠中に呼吸が10秒以上停止する状態を無呼吸といい、その状態が1時間あたり平均して5回以上認められた場合などに睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されるという。無呼吸により体が酸欠状態になることもあり、命に関わる疾患を引き起こす一因になることもわかってきているそうだが、この病気に気づき、実際に治療を受けている人はとても少ないという。実は自身もつい最近この病気が判明したという「たなかだて内科・呼吸器内科クリニック」田中舘基親院長に、睡眠時無呼吸症候群について詳しく語ってもらった。 (取材日2020年1月15日)

痩せ型の人や子どもでもなるのが睡眠時無呼吸症候群。軽症であれば生活習慣の見直しで改善に向かう場合も

Qこの病気の特徴や、なりやすい人について教えてください。
A
1

▲自身の経験から、親身に悩みに寄り添う院長

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まる、または浅く弱くなることで日常生活に支障を来す疾患です。年齢的には、筋力が弱まり、代謝が落ちて太りやすくなる30~50代くらいの働き盛りの世代が中心です。太った中年男性がかかりやすいと思う方もいるかもしれませんが、実は痩せた女性やお子さんでも発症する可能性は十分あるんです。例えば閉塞型の睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に気道がふさがったり、狭くなったりすることによって起こります。顔や首回りの形状と関係するため、首回りに脂肪がつく肥満の方のほか、首が短い方や小顔で下顎が小さい、または下顎が後退している方、扁桃肥大、鼻の病気の方も注意が必要です。

Qどのようなときに睡眠時無呼吸症候群を疑えばいいのでしょうか?
A
2

▲早期治療のためにも早めに検査を

家族やパートナーに「いびきがうるさい」と言われたら要注意です。ただ、最近は別室で就寝するご夫婦や、一人暮らしの方が増えているため、睡眠時無呼吸症候群が気づかれにくく、潜在的な患者さんは非常に多いといわれています。また、夜中に何度もトイレに起きたり、寝つきが悪くなったりするのも症状の一つなのですが、膀胱炎の治療や睡眠薬を処方してもらうことで大丈夫だと勘違いしてしまい、本来の病気である睡眠時無呼吸症候群が見落とされてしまうケースがあるのも問題です。他にも、起床時に頭痛がある、熟睡感がない、日中に強い眠気に襲われる、集中力が続かない、疲労感が抜けないなどの症状がある場合は早めの受診をお勧めします。

Q睡眠時無呼吸症候群のリスクや合併症について伺います。
A
3

▲呼吸器のスペシャリストとして早期治療に当たる

日中の強い眠気から集中力が低下し、仕事や勉強のパフォーマンスがあからさまに落ちるのはもちろん、時には居眠り運転による交通事故も引き起こし、大きな社会問題になっています。加えて、この病気になると、心臓、脳、血管に負担がかかるため、高血圧をはじめ、狭心症、心筋梗塞など循環器の病気を合併する危険性が高まります。血圧を下げる薬を飲んでも効果が見られないなど、慢性疾患だと思って、その治療だけを続けていても改善しない場合は、その裏に睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性も否定できません。突然、脳卒中や心筋梗塞で倒れる恐れもありますし、少しでもおかしいと感じたら、きちんと検査をしていただきたいですね。

Q検査方法や治療について教えてください。
A
4

▲気になる症状があれば気軽に相談してほしい

問診でチェックシートを作成した後、ご自宅で就寝時にセンサーをつけてもらい、血中酸素濃度や呼吸状態、心拍数を調べる簡易検査を行います。数値が基準未満であれば、他の疾患の可能性も考えながら、精密検査に進みます。基準値以上であれば、睡眠時無呼吸症候群と診断して、治療方針を立てます。睡眠時の気道を確保する治療を行うわけですが、その方法は症状の重さにより変わります。基本として、減量、減酒、横を向いて寝るなど、生活習慣の改善が重要です。軽症であれば、それだけで済むことが多いですが、中等症だとさらに就寝時のマウスピース装着、重症では酸素マスクをするCPAP(シーパップ)療法も加えて行う必要があります。

Q貴院で受けられる検査の特徴について教えてください。
A
5

▲日ごろの生活の質のためにも治療をと呼びかける

息苦しさを訴える患者さんに対して、睡眠時無呼吸症候群なのか、違う病気なのかをしっかり見極めることを心がけています。以前勤務していた虎の門病院は、睡眠時無呼吸症候群に注力しており、症例数が多い病院でした。当時の経験をもとに精度重視の診断ができますし、現在も虎の門病院とは連携関係があるので、詳細な精密検査が必要な場合はご紹介することが可能です。また、内科の病気でかかった患者さんでも、睡眠時無呼吸症候群の可能性があれば、見逃さずに早期発見できるようにと思っています。多忙な方でも検査を受けやすいように、予約なしでも受けつけておりますし、簡易検査キットは郵送できますので、ぜひ受診していただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

田中舘 基親院長

私自身、日中に強い睡魔に襲われるなどの症状があったのですが、「まさか自分が」という思いがあり、検査を受けるのが遅れてしまいました。今もCPAP治療を受けており、もっと早く治療を開始していればと本気で悔やんでいます。「たかがいびきくらいで」「慢性疲労は年のせい」と諦める前に、気になる症状がある方はぜひ気軽に相談してください。皆さんにとっての受診のハードルが少しでも下がったらうれしいです。

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