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田中舘 基親 院長の独自取材記事

たなかだて内科・呼吸器内科クリニック

(町田市/南町田グランベリーパーク駅)

最終更新日:2020/01/10

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南町田グランベリーパーク駅前に広がるショッピングモールの一角にあるのが、2019年11月に開院したばかりの「たなかだて内科・呼吸器内科クリニック」。田中舘基親(もとちか)院長のモットーは「患者さんに元気になって帰っていただくこと」。一人ひとりの希望や要望に耳を傾け、最良の治療を提供できるようにと研鑽を重ねている。子育て世代の女性のためにキッズスペースを設けている点や、重篤患者を優先して診察し、かつ感染防止のために待合室と診察室を二分化している点にもこまやかな配慮が見受けられる。風邪や長引く咳はもちろん、禁煙治療から睡眠時無呼吸症候群、些細な症状まで「どんなことでも相談してほしい」という田中舘院長は、南町田のかかりつけ医としての今後の活躍が期待できそうだ。
(取材日2019年12月25日)

患者とじっくり向き合うために開院

先生はなぜ医師をめざそうと思われたのですか?

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子どもの頃にアトピー性皮膚炎を患って通院しているうちに「自分の力で治すことができたら」という気持ちが芽生え、優しくしていただいた皆さんへの恩返しの意味もあって医師を志すようになりました。呼吸器内科では患者さんの多くは命に直結するような状況で来院されるので大変なことはわかっていましたが、せっかく医師になれたのですからより困難な道をめざして頑張っていきたいと考えて選択しました。突然具合が悪くなった方を処置し、笑顔で帰っていかれる、そんな患者さんの様子を日々目にしているうちに、呼吸器内科に身を置きたいという気持ちが固まっていったという感じです。

クリニックの診療理念を教えてください。

一番は「患者さんに元気になって帰っていただく」ということですね。これまで勤務してきた病院では、苦しんでいる患者さんにじっくり向き合う時間が確保できないという厳しい現実がありました。ですから開院するのであれば、患者さん一人ひとりとしっかり向き合って、できる限り希望に近づく検査、お話、治療を提供することで患者さんの笑顔と元気を引き出せたら、と考えたんです。そのために初診の際には、どのような診療スタイルを望むのかというアンケートを記入していただいていて、内容を電子カルテに記載し、その後の診療にも反映させています。誠実に向き合えば、患者さんも誠実に応えてくださる。だからこそ何事にも真摯に取り組むことが重要だと考えています。

院内の環境づくりにもこだわりが伺えますね。

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例えば激しく咳き込んでいる方と同じ空間で診察を待つという状況は、お互いにとってストレスになってしまいます。ですから当院では感染・非感染の分離を徹底するため、診察室と待合室を2室ずつ設けました。また緊急を要する重症の患者さんは順番を入れ替えて診察するシステムを取っているので、別室に誘導して診察とお会計を済ませて帰っていただくことも可能です。ほかの方をお待たせしてしまうことになってしまいますが、具合の悪い方と隣り合わせになって「病院に来なければよかった」と思ってしまうことを少しでも軽減できるのではという苦肉の策です。同じ意味合いで、待合室の椅子も自分の空間を確保できるという心理的作用が働くであろう一人掛けを採用しました。

些細な症状でも気軽に受診を

クリニックではどんな診療が受けられるのですか?

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内科一般の診療はもちろん、生活習慣病、私の専門分野である慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息、予防接種や健康診断に対応しています。また睡眠時無呼吸症候群については、簡易検査から専門的な検査まで受診できますが、必要であれば虎の門病院睡眠呼吸器科の睡眠センターでもこちらからの連絡一本ですぐに検査を受けられ、結果は当院で知ることができます。禁煙治療も行っていますが、これは一種の依存症です。何十年も習慣化していたことをいきなりゼロにするにはハードルが高過ぎますから、ただお薬を出すのではなく治療の9割はカウンセリングになります。なぜ吸い始めたのか、なぜやめられなかったのかという生活スタイルや背景を伺いながら、根を詰めて話し合って達成させていきたいと思っています。

呼吸器内科から見て気になる症状はありますか?

やはり「咳」ですね。患者さんでも長引く咳に悩んでいる方は想像以上に多いです。そこにはさまざまな原因があるので、やはりさまざまな角度からお話をじっくり伺って原因を突き止める必要があります。生活環境や習慣を伺うと9割は原因が見えてくるんです。検査についてはあくまでも補助的なものなので、患者さんの希望によって実施することもあれば、処方箋のみでお帰りいただく場合もあります。あくまでも「患者さんファースト」での診療を心がけているんです。

内科・呼吸器内科はどんな時に受診すればよいのでしょう?

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この症状でなければ来院してはいけない、ということはありません。頭が痛い、足が痛い、手が腫れている、かゆみがある、腰が痛い……頭の先からつま先まで、どんな不調でもとりあえず来院していただければと思っています。お話を伺って、当院で治療できるものはきちんと処置します。また町田市内やそのほかの専門病院や大学病院とも連携を取っていますから、当院での治療が難しい場合は迅速にご紹介し、その後も連携を取って治療することもできます。患者さんにはこのクリニックを「南町田地域の最初の砦」「門番」のようなイメージで受け止めていただければうれしいですね。

明日の活力を担うクリニックをめざす

クリニック内には「患者ファースト」がうかがえる配慮がまだまだたくさんありますね。

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はい。まずキッズスペースのある内科クリニックは珍しいかもしれません。この地域は新しい街なので子育て世代のご家族がまだまだ増えていくと予想しています。特に出産された女性は社会から分離しがちで、親子でストレスを溜め込んでしまうこともしばしばです。そした時に気軽に来院していただいて、お子さんを遊ばせながら受診していただいたり、極論を言えばプチ託児所のような感覚で使っていただければという思いで設置しました。また待ち時間を少なくするために、スマートフォンで順番がわかる予約システムの導入、無線LANを使える環境も整えてあります。支払いに関しても、診察代がいくらかかるのかわからないという不安を軽減するためにクレジットカードや、交通機関のICカードなどの電子マネーも使えるようにしました。

スタッフへの配慮についてはいかがですか?

現在4人のスタッフが在籍していますが、みんなに気持ち良く働いてもらいたいという点にもこだわっています。まずクリニックを設計する際に、スタッフが動きやすい動線を確保することを心がけました。また貴重な休憩時間をゆっくり過ごせるように、休憩室にはさまざまな電化製品、飲み物、私が選んだお菓子などがたくさん置いてあります。さらに人間関係を円滑に保つために、私の存在が緩衝材になればよいなと考えています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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女性と子どもは守られるべき存在と言いつつ、社会的には一番後回しにされているのではないかと、実は個人的には感じているんです。医療費の問題、仕事や役職の問題など山積みで、そうした社会に変革をもたらしたいという気持ちが強くあります。その第一歩の取り組みとして、将来的にはキッズスペースにボランティアさんを置いてお子さんの相手をさせていただければと考えています。もっと遠い将来ですと、クリニックの収益を原資にして良質の食材を毎日無償で提供できる「子ども食堂」を経営したいですね。食育の面からしても、やはり食べるということは生きるために必要なことですからね。クリニックとしての展望は、患者さんの明日の活力になるような存在になれればと思っています。私としては女性の味方になりたいと思っているので、気軽に来院していただければうれしいです。

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