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横井 共 院長の独自取材記事

みのて歯科 口腔外科+KIDS

(日進市/赤池駅)

最終更新日:2023/02/08

横井共院長 みのて歯科 口腔外科+KIDS main

日進市赤池町にある「みのて歯科 口腔外科+KIDS」は2020年1月、院長である横井共(よこい・とも)先生が開業した歯科医院だ。一般歯科、歯科口腔外科、小児歯科のほか、訪問歯科診療にも対応し、口腔内を通して地域住民の健康を守っている同院。横井院長は日本口腔外科学会の口腔外科専門医であり、開業に至るまでの約20年間を大学病院や市中病院の口腔外科で研鑽し、診療にあたると同時に大学の講師も務めてきた。地域のかかりつけ医として患者の定期メンテナンスや予防歯科に注力することはもちろん、口腔外科の専門性を生かし、他院からの紹介患者も幅広く受け入れている。経験や感覚だけに頼らず、検査での客観的なデータを重視した診療に努めているという横井院長に、クリニックの特徴や診療への思いについて詳しく話を聞いた。

(取材日2022年12月19日)

スタッフと連携し、口腔外科の専門的な治療を提供

クリニック名やロゴマークはどのように決められましたか?

横井共院長 みのて歯科 口腔外科+KIDS1

「みのて歯科 口腔外科+KIDS」という名前には、地域名である箕ノ手と、診療のメインが口腔外科であること、そしてお子さんの患者も受け入れている当院の方針を反映しています。口腔外科だけではどうしても堅苦しい印象になってしまうので、できるだけやわらかいクリニック名にしたいと悩んだ末に決めた名前です。ロゴマークは僕の幼なじみが、院内の内装は同級生が、それぞれデザインしてくれました。院内はロゴマークの色に合わせ、オレンジと青をアクセントに取り入れて統一感を持たせる工夫をしています。また、天井を高くするなどして、全体的に清潔感や解放感が感じられる雰囲気にデザインしてもらいました。

開業に至るまでの経緯をお聞かせください。

開業する以前は、大学病院や市中病院の口腔外科で研鑽を深めてきました。日本口腔外科学会の口腔外科専門医も取得しています。そのような環境で約20年を過ごしたタイミングで、今後の歯科医師人生を見据えた時、クリニックを開業して、もっと幅広い歯科の分野に携わりたいと考えるようになって。また、これまでの経験を生かした専門的な口腔外科の診療を提供したいと思ったことから、開業に至りました。それから、この地域は口腔外科領域を診る医療機関が少なく、患者さんは遠くにある病院の歯科まで行く必要があったというのも理由の一つです。地域の皆さんには当院を利用し、気軽に専門的な診療を受けていただきたいと思っています。

先生は約20年もの間、口腔外科に専心されてきたのですね。

横井共院長 みのて歯科 口腔外科+KIDS2

口腔外科という分野が好きで、学んでいるうちに気がつけば20年がたっていたような感覚です。大学病院では、チームで診療することの重要性を学びました。開業した今もチームワークを大切に、スタッフとの情報共有を重視しています。現在は歯科衛生士5人、助手2人が在籍していますが、普段の診療を通して自然に連携がとれるようになりましたね。当院はチームで地域の患者さんの口腔内の健康を日々守っていくことはもちろん、大きな手術に至るまでのパイプ役も果たしたいと思っています。安全に治療を進めるためには検査が重要ですが、大きな病院へ何度も通うのは大変です。当院では患者さんとご相談の上、きっちりと検査を行って診断につなげ、必要に応じて大きな病院への紹介も行っています。

検査による客観的な事実と丁寧な問診をもとに診療

診療において、先生が大切にされていることを教えてください。

横井共院長 みのて歯科 口腔外科+KIDS3

検査による客観的な事実とデータをもとに診療を進めることです。口腔内を拝見してある程度の予測は立てますが、第三者が診たときにも同じような診断となることが必要ですので、客観的に判断できるデータを重視します。もう一つは難しい言葉を使わず、丁寧に治療の説明を行うこと。患者さんの了承を得ないまま歯を抜いたり、削ったりすることはありませんので、安心していらしてください。また、患者さんそれぞれの生活環境を理解しながら診療を行うことも大事にしています。じっくりお話を伺ったり、説明を行ったりするあまり、スタッフから「話が長いですよ」と言われることもありますが(笑)。なるべく患者さんのお悩みに対して解決策が見つけられるよう、時間をかけてお話しするようにしています。

患者さんそれぞれの環境を考慮しながら診療されているのですね。

同じ疾患の患者さんだから、同じ対応でいいということはあり得ません。背景にあるものは一人ひとり違うので、そこまで考えて治療を行うのが理想だと思っています。特に高齢の方は、日々状況が変わっていくことが多いです。例えば内科にかかられている方の場合、当日の体調はもちろん、内科の先生からのコメントを読んだり、「今週は血圧が高い」「薬が増えた」といった変化がないかを毎回確認したりして、それに合わせた歯科治療を行います。他院からの紹介の患者さんも、持ってきていただいた検査データを診て、こちらがやりたい手術や治療の内容、侵襲度をその先生にもう一度手紙で書いてお渡しし、問題があるかを確認してもらってから治療に入るかたちにしています。

最近は、どのような相談が多いのでしょうか。

他院からの紹介で来られる方が増えている印象です。当院は小手術という、親知らずの抜歯や口腔領域内の良性腫瘍の手術などにも幅広く対応しています。そうした治療を目的とした紹介のほか、心臓疾患や糖尿病で治療中の方、大きな病院で手術を受けられた方の口腔ケアの依頼を受けることもあり、その場合は血液検査のデータを共有していただきながら治療を行います。また「歯は悪くないのに歯が痛い」など、原因がわからない症状を抱える方の相談も増えてきました。過去の例でいうと、顎関節に関するものや、蓄膿症、リンパ腫、帯状疱疹などが関係していたことがありますので、細かいところから一つ一つ確認して原因を考え、専門的な治療が必要な場合は他院に紹介することも可能です。相談先がわからない場合も、一度来院いただければと思います。

予防歯科にも力を入れているそうですね。

横井共院長 みのて歯科 口腔外科+KIDS4

当院は一般歯科、小児歯科にも対応していますので、0歳の歯が生えたばかりのお子さんから、90代の高齢者まで来られます。ご家族そろって通われている方も多いですね。定期メンテナンスにも力を入れながら、どの患者さんも長く診ていけるスタイルをとっていきたいと考えています。口を通して食べ物が体内に入っていきますので、予防を第一に、口腔内だけにとどまらず、体全体の体調を含めた予防管理をしていきたいですね。

悩みに寄り添い、地域の歯科医院としての役割を追求

先生の趣味やリフレッシュ方法は何ですか?

横井共院長 みのて歯科 口腔外科+KIDS5

休みの日は家族で過ごすことでリフレッシュしています。最近の趣味は釣りです。歯科医師仲間と一緒に行くことが多いので、情報交換の場にもなっていて。新型感染症の流行以降、勉強会や食事会といった機会が少なくなったこともあり、釣りを通じて同業者と集まって話をするのが貴重な時間となっています。釣りは準備から最後まで自分でやるのが楽しいし、さばいた魚を食べる醍醐味もあります。子どもの頃は活発で、剣道や器械体操をやっていましたが、最近は自分に合う健康法がなかなか見つからないんですよ。何かいいものを見つけて取り入れていきたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

引き続き、目の前の患者さんに対してできることを着実にやっていきたいですね。今来てくださっている患者さんの健康を末永く見守ることはもちろん、口腔外科領域の専門的な治療を希望される方など、他院からの紹介の患者さんも幅広く受け入れていきたいです。また、当院まで通えなくなってしまった高齢の方向けに、訪問歯科診療の体制は引き続き整えていきます。現在は介護福祉施設へ週2回ほど訪問していますが、徐々に件数を増やし、診療の内容も広げていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

横井共院長 みのて歯科 口腔外科+KIDS6

ご自身で感じているお口の小さな悩みは、時に大きな悩みにつながることがあります。口腔内にできた小さなできものが、実はがんだったということも。いきなり大きな病院を受診するのに抵抗がある場合は、まず当院に相談していただければ、必要に応じて他院を紹介することも可能です。診療の際は、わからないことをそのままにせず、なんでも質問していただいて構いません。初めての治療で説明を受けても、「何がわからないのかわからない」状態になるのは当然ですし、それが不安の一つにもなると思います。そうした気持ちにも寄り添いながら診療を行っていますので、なんでもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円~

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