「詰め物が取れた」「歯が痛い」を防止
精密なセラミック治療が鍵
京橋歯科医院
(中央区/京橋駅)
最終更新日:2025/03/21


- 自由診療
詰め物やかぶせ物の歯科治療で使われることの多いセラミック。審美性の面から選ぶ患者も多い素材だが、「京橋歯科医院」の池村光代院長によると、虫歯や歯周病の原因となる細菌がつきにくいのもセラミックの特徴なのだという。強度や色合いの種類も多い。メリットが多い一方で、割れや離脱などのトラブルも耳にするが、池村院長は「一つ一つ丁寧に治療を行うことで、そのリスクを下げることが期待できます」と笑顔で話す。手間を惜しまず「長持ちするセラミック治療」を心がける池村院長に、どのような工夫を取り入れているのか教えてもらった。
(取材日2025年2月10日)
目次
セラミック治療のポイントは、細菌の侵入防止と隙間のない接着。精密・丁寧な治療でその後のトラブル防止を
- Qセラミック治療で起こり得るトラブルについて教えてください。
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A
▲エックス線撮影でより精密な検査・診断が可能
詰め物やかぶせ物が割れたり取れてしまった、痛いというトラブルを聞くことがあります。これらはセラミックの削り方や接着方法の問題、また噛み合わせを無視した治療が原因になることが多いです。その他、治療完了後も痛みが続く場合、虫歯が取りきれず残っていたり、歯周組織の炎症コントロールが十分でなかったり、詰め物と歯の間の隙間から水が入ったりというようなことが考えられます。もしそのようなトラブルが起きてしまったら、別の視点から原因を究明するためにセカンドオピニオンをお勧めします。
- Q銀とセラミックとでは、どのような違いがあるのですか?
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A
▲数種類のセラミックの中から要望に合わせて選択可能
患者さんがセラミックを選ぶ理由で多いのは審美性ですが、それ以外にも多くの利点があります。まずは材質ですが、セラミックの表面はツルツルとしていて、虫歯や歯周病の原因となる細菌がつきにくいといえます。またセラミックは種類によって強度が異なり、その方のお口の状態や噛み合わせに適したものを選べますし、物によっては1日で装着まで終えることも可能です。とても強度に優れたセラミックもあれば、場合によってはさらに硬いジルコニアも選択肢に挙がってきます。セラミックもジルコニアも自由診療となりますので、保険診療で装着する補綴物よりもさまざまな検査や治療法で、丁寧に治療できるのも大きなメリットです。
- Q銀歯の補綴物をセラミックに替えるケースが増えているのだとか。
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A
▲セカンドオピニオンにより、原因を究明することが大切
そうですね。利点を考えると詰め物やかぶせ物の素材は銀よりもセラミックが望ましいと思いますし、患者さんから「セラミックに替えたい」とご希望をいただくケースも多いです。当院では口腔内の状態を把握するために、虫歯や歯周病のチェックの他、炎症と歯にかかる力のコントロールの観点から包括的な検査を実施しています。炎症の観点からは、口腔内細菌検査や染め出し液による磨き残しのチェック、歯周ポケットの深さの測定など。力のコントロールの観点からは、エックス線撮影を行ったり、専用の機器で噛み合わせや歯の位置関係を測定。それらの結果をもとに患者さんと相談の上、数種類のセラミックの中から適したものを選んでいます。
- Q再治療にならないためにどのような工夫をされていますか?
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A
▲セラミック治療のポイントについて語る池村先生
ポイントは細菌の侵入を防ぐことと、隙間のない接着です。口腔内の炎症や、噛み合わせの問題がある場合、まずはそちらを良い状態に整えることをめざします。先ほど挙げたさまざまな検査は、これらを見逃さないためのものでもありますね。治療の際は患部に細菌が侵入しないようにラバーダムを使用して、前処理や乾燥など細かな工程もしっかりと行い、顕微鏡を使いながら形成・装着をします。全工程を慎重に行いますが、接着剤のわずかな取り残しがないとは言いきれません。翌日以降に装着や噛み合わせの確認を再度行って、その後は定期的なメンテナンス時に都度チェックしていきます。
- Q一つ一つ、精密・丁寧に治療をされているのですね。
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A
▲撮影画像を用いてわかりやすく説明を行う
セラミック治療を選ぶのですから、治療後の状態を長く保ってほしいと考えています。細かな手技を要しますし神経を使いますから、決して簡単なことではありません。ですが少しでも手を抜けば、セラミックの割れや離脱など治療後のトラブルにつながるリスクが高まります。それは患者さんにとっても私にとっても望ましい結果ではなく、そうならないために初めから全力を尽くしています。このように一つ一つの工程に時間をかけて丁寧に行えるのは、セラミック治療が納得いくまで素材や治療法を吟味して治療計画を立てられる自由診療であることも大いに関係しているかと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは補綴治療/セラミックを用いる場合:オールセラミックインレー13万円~、オールセラミックアンレー16万円~、オールセラミッククラウン16万円~、ジルコニアを用いる場合:オールジルコニアクラウン17万5000円~