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渡邉 健 院長の独自取材記事

ハレノテラスすこやか内科クリニック

(さいたま市見沼区/東大宮駅)

最終更新日:2022/07/22

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東大宮駅から徒歩13分。ショッピングモール2階にある「ハレノテラスすこやか内科クリニック」は丁寧な対応と最新の知識に基づいた治療の提供をモットーとする。渡邉健院長は鹿児島大学を卒業後、大学病院や大規模病院の血液内科で診療にあたり、横浜市立みなと赤十字病院と横須賀共済病院では、自己末梢血幹細胞移植の立ち上げに携わった。16年間の勤務医経験を経て2019年に開業。一般内科のかかりつけ医として、血液内科の専門家として、近隣住民の健康を守っている。「病気で苦しむ患者さんを救い、血液内科に関わる先生方の役に立ちたい」と話す院長に、力を入れている取り組みや感染対策について話を聞いた。

(取材日2020年7月31日/情報更新日2022年7月20日)

「人の役に立ちたい」その思いから医師の道へ

医師をめざした理由と、これまでのご経歴をお聞かせください。

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医師をめざしたのは高校生の頃です。「人の役に立ちたい」という思いが強く、国連職員など人道支援に関わる選択肢の中から、最終的に医師の道を選びました。日常生活の中で困っている人の役に立とうと決めたんです。鹿児島大学を卒業後、内科を選んだのは「患者さんとコミュニケーションを取りながら、全身の健康管理ができる分野」だったから。人との関わりを大切にしたい私に合っていました。研修医時代を含め複数の病院で内科の経験を積んだ後、血液内科でより専門的な診療に携わりました。2005年から2006年にかけては、横浜市立みなと赤十字病院と横須賀共済病院において、自己末梢血幹細胞移植の立ち上げに関わりました。当時の私はまだ若手でしたので、ベテラン医師とチームを組み、学ぶことはとても多かったですね。勤務医として16年間診療に従事した後、2019年に開業しました。

なぜ開業を選ばれたのですか?

理由は大きく2つあります。1つは「患者さんを直接診療したい」と思ったこと。開業前にいた東京医科歯科大学では、病棟医長の肩書を持ち、若い医師の指導をする立場にありました。後輩の育成も大切な役目ですが、私もまだ現場で診療にあたりたかったんです。もう1つは大学病院側から見て「逆紹介をする先がない」と感じていたことです。大学病院には多くの患者さんが通っていましたが、皆が重症ではありません。受け入れるクリニックがあれば、患者さんにも大学病院側にもメリットとなります。しかし血液内科は専門性の高い分野ゆえ、対応できるクリニックはもともと少ないのです。その中でも埼玉県は、人口に対する血液内科の医療機関数がとても少なく、「ならば私が、埼玉県内に血液内科のクリニックをつくろう」と考えました。

こちらの診療内容を教えてください。

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喘息や風邪、生活習慣病、貧血、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫といった血液のがんや自己免疫疾患など、内科・血液内科に幅広く対応しています。鉄欠乏性貧血には「カルボキシマルトース第二鉄注射液」を用いた点滴治療を提案しています。この治療は点滴を週1回、2~3度するというもの。症状改善に非常に有用で、かつ保険診療となります。また当院は、エックス線検査機器・心電図・ネブライザーを備えており、さいたま市の検査や予防接種も受けられます。大学病院からの逆紹介で転院してくる患者さんもいらっしゃいますし、30~50代では、健康診断で異常値が出て精密検査に来る患者さんが多いですね。保健所と契約を結び、必要と認められた方には新型コロナウイルス感染症のPCR検査も実施しています。

医師と患者の距離が近いのもクリニックの良さ

クリニックで血液内科を受診するメリットは何でしょうか?

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健康診断で血液成分の数値が基準値から外れていた場合、血液内科での受診をお勧めします。他の科よりも多角的に血液の病気の有無を探れますし、血液状態に合わせた薬の処方も行えます。血液内科は特殊な分野ですから、多くの方はまず大学病院での受診を考えるのではないでしょうか。大学病院と、「待ち時間が短い」のもクリニックのメリットです。当院にはいつも私がいて、第1・第3・第5土曜も診療を行っていますから、医師の出勤日にスケジュールを合わせる必要はありません。検査についても、私が大学病院で診察していた際と同じ検査会社と契約し、大学病院と同水準の検査を提供しています。また、医師と患者さんの距離が近いので、検査後の連絡や診察がスムーズです。当院は電話連絡やオンライン診療にも対応していて、これも特徴の一つとなっています。

診療の際に心がけていることはありますか?

患者さんが嫌な思いをしないように心がけています。なぜなら病院は喜んで通う場所ではないからです。私の不用意な言葉で傷つけぬよう、患者さんの話を一方的に否定することはしません。こちらの想像と違う症状を患者さんが訴えたとしても、まれな症状かもしれない、私の勉強不足かもしれないと考え、お話を伺っています。「患者さんの悩みや不安が、当院に来ることで少しでも軽くなってほしい」、これは私だけではなく、全スタッフ共通の思いです。

感染対策についても教えてください。

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院内の待合室に入る人数を制限し、制限を超えた方々は院外でお待ちいただいて、呼び出しベルで中にお呼びしています。診療時間内は換気のために窓を大きく開けて、工業用の換気機材やUV空気清浄機を設置しており、また、私は2つある診察室を行き来して、空気がこもらないようにしています。受付にはアクリル板、診察室にはパーティションを設置しているので、直接患者さんとスタッフが接することがありません。問診に使ったファイルやフェイスガード、白衣も、紫外線照射装置で滅菌しています。マスク着用のお願いは以前から行っていました。これはインフルエンザ対策です。現在は新型コロナウイルス感染症が問題になっていますが、他のウイルスや病気が休んでいるわけではありません。今後もより安全な検査・診療ができるよう、メディカル用クリーンブースも導入しました。

取り組みの3本柱は、水平連携・病診連携・移植の支援

力を入れている取り組みがあると伺いました。

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水平連携・病診連携・移植の支援を3本柱に取り組んでいます。「水平連携」は、近隣のクリニック同士が各専門分野で協力し合うこと。これにより、患者さんは生活範囲内で専門的な治療をより受けやすくなります。「病診連携」では大規模病院の血液内科と、それぞれの良さを生かし合い、手が届かない部分を補い合います。「移植の支援」は骨髄バンク事業関連の取り組みで、ドナー検査や移植後の予防接種など、移植に関わる診療の一部を担っています。これで大学病院側の負担が減り、大学病院でしかできない研究にも時間を割けます。ほかにも、「小児期に白血病治療を終えたものの、定期通院が必要で成人後も小児科に通っている」という方を小児医療センターなどから紹介され、受け入れる、成人診療科への「移行期医療」にも携わっています。地域のクリニックで血液内科を専門とする私の立ち位置だからこそできることを、縦にも横にも生かしていきたいですね。

先生の目標を教えてください。

血液の病気で苦しむ患者さんが悩みから解放されること、血液内科に関わる先生方がより良い研究や診療を行えること。そのために役立つことが目標であり、私のライフワークです。大規模病院・クリニック・患者さんの間で良い流れができれば、医師の労働環境の改善や選択の幅を広げることにもつながるでしょう。血液内科をめざす若い医師の励みにもなりますし、子育てなどライフスタイルが変わった医師もキャリアを生かし続けることができますよね。当院のホームページには埼玉県ほか、東京都、神奈川県、千葉県の血液内科専門の医師がいる医療機関のマップを載せています。新型コロナウイルスの問題から大学病院に通いにくくなった患者さんに向け、最寄りの血液内科を探せるようにと作ったものです。血液内科がもっと身近になり、多くの患者さんが救われることを願っています。

読者へメッセージをお願いします。

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貧血・多血・白血球や血小板の数値に異常がある場合、その理由はさまざまです。女性では貧血のお悩みが多いのですが、それが必ずしも鉄欠乏性貧血とは限りませんし、何らかの病気が潜んでいることも。その他の自覚症状では、リンパ節の腫れや青あざがよく聞かれます。白血病や悪性リンパ腫の可能性も疑われますし、何も異常がないかもしれません。それらの判断は検査をしないとわからないんです。当院では大学病院と同水準の検査を行っており、輸血にも対応しています。困ったら気軽に相談にいらしてください。

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