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動脈硬化につながる生活習慣病
予防の鍵は定期受診と継続治療

しゅろのき内科クリニック

(久喜市/久喜駅)

最終更新日:2020/09/23

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  • 保険診療

会社で行う健康診断や市区町村での特定健診で、血圧やコレステロール値の異常を指摘された場合、医療機関を受診する人はどれほどいるだろう。自覚症状がないため、受診や再検査を後回しにしている人もいるのではないだろうか。しかし、放置しておくと脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患につながってしまう可能性があるのだ。そこで、生活習慣病の予防や早期治療に力を入れている「しゅろのき内科クリニック」の松本延介院長に話を聞いた。「症状がないため、気づかないうちに重篤な病気の原因となってしまいます。だからこそ、できるだけ多くの方に知っていただきたいのです」という松本院長の解説を参考にして、生活習慣病への意識を高めてほしい。(取材日2020年3月13日)

症状がないからといって油断は禁物。発症と進行を抑えるための、生活習慣病との向き合い方とは

Q生活習慣病とは、どのような病気なのでしょうか。
A
1

▲穏やかな口調で丁寧に説明してくれる松本院長

読んで字のごとく、生活習慣が深く関与している病気です。代表的な疾患に高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症があります。それぞれ病態は異なりますが、将来的に心筋梗塞や脳梗塞といった、命に関わる大きな病気を引き起こす原因になる可能性があります。ところが病気を発症するまではほとんど症状がないので、皆さん、軽く考えているんですね。残念ながら検診などで指摘されても、受診しない方が少なくありません。ですから生活習慣病について知識を持っていただき、治療を受ける大切さを知っていただきたいのです。

Q生活習慣病の原因を教えてください。
A
2

▲定期検診を推奨している。早期発見が重要

基本的には、遺伝的な素因と加齢です。しかし発症と進行には日常の生活習慣、特に食習慣と運動の習慣が深く関わっています。ですから、バランスの良い食事と適度な運動を心がけていれば、発症を防ぐことにつながりますし、進行を抑制することも期待できるのです。一定の年齢になると、市区町村から特定健診の案内が届きますよね。これは公費で病気を見つけられる、絶好のチャンスなのです。ですから面倒だと思わずに、このチャンスを存分に利用してほしいですね。

Q生活習慣病を放置しておくと、どのような危険があるのですか。
A
3

▲診察室では院長が親身な姿勢で診療にあたる

個々の疾患には重篤な合併症があります。例えば高血圧を放置すれば解離性大動脈瘤や心不全が起きますし、糖尿病は失明したり腎臓が悪くなって透析が必要になったりすることもあるのです。高尿酸血症は尿酸値が高過ぎたり変動したりすると、足の指のつけ根が痛くなる痛風発作が起こります。また脂質異常症は、重篤になって動脈硬化の病気が発症するまで症状が生じません。いずれの病気も、共通しているのは最終的に心筋梗塞や脳梗塞といった、重大な疾患を引き起こす可能性があるということ。ですから、そうならないように、生活習慣の改善と管理が必要なのです。

Q生活習慣病と診断されると、どんな治療が必要なのですか。
A
4

▲患者一人ひとりに合った治療法を提案する

採血検査などで患者さんの病状を把握し、食事と運動を主軸とした生活習慣の見直しを行い、必要に応じてお薬を処方します。治療には、病気に対してどう向き合うかという、ご本人の姿勢が大事だと思いますが、お仕事やご家庭の事情など、やむを得ない理由で生活習慣が乱れてしまっているという方もいらっしゃいます。また症状がない方の将来的な予防としては、その方のライフスタイルを急激に大きく変えることなく、少しずつ医療と病気を受け入れていただくようにしていかないと、どうしてもドロップアウトしてしまうのです。ですから患者さんに合わせた、オーダーメイドの治療をするように心がけています。

Q患者さんと接する上で先生が大切にされていることは何ですか。
A
5

▲定期的な受診と改善した生活習慣を継続することが重要

開業医は医学的知識を駆使しながら、患者さん一人ひとりの希望に沿える形で、その方が望むような生活が送れる工夫をしていくべきだと思っています。ですから常に最新の知見を身につけるように心がけています。また、患者さんのご了解がいただければ、基本的には3ヵ月に1回は採血、採尿を、半年に1回は胸部エックス線撮影と心電図を取らせていただいています。細かくチェックすることで生活習慣病のコントロールだけでなく、がんなどの他の病気を予防したり、早期発見、早期治療につながることもあるからです。生活習慣病に限らず病気を未然に防ぐために先回りをして検査する。それも地域のかかりつけ医である、開業医の役割だと思っています。

ドクターからのメッセージ

松本 延介院長

生活習慣病は誰でもかかる可能性がある病気で、年齢を重ねればリスクも高くなります。「症状がないから検診はしない」「数値が改善したから治療はもういいや」という考え方は早計です。定期的に受診し、改善した生活習慣を継続することで、合併症の発症や進行を抑えることにつながるのです。高齢化社会になり、人生100年時代が現実となりつつあります。健康寿命を延ばして元気で楽しく暮らすためにも、検診とクリニックを存分に利用してください。昔と違って医師は怖い存在ではありませんし、デジタル化に伴うエックス線被ばく量の減少など以前と比べ検査リスクも大幅に下がっていますので、安心して受診していただきたいですね。

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