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痛みや負担、不安を軽減
安心のための胃と大腸の内視鏡検査

りつの内視鏡クリニック

(相模原市緑区/橋本駅)

最終更新日:2023/12/21

りつの内視鏡クリニック 痛みや負担、不安を軽減 安心のための胃と大腸の内視鏡検査 りつの内視鏡クリニック 痛みや負担、不安を軽減 安心のための胃と大腸の内視鏡検査
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胃がんや大腸がんをはじめ、 胃ポリープ、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎といった消化器疾患の早期発見に役立つのが内視鏡検査。しかし、「痛みが心配」「苦しそう」「恥ずかしい」などの印象から、なかなか検査を受けられない人も少なくないようだ。そうしたイメージを払拭して、多くの人に気軽に受けてもらえる内視鏡検査を広めて、胃がんや大腸がんの早期発見に結びつけたいと努力しているのが、相模原市の「りつの内視鏡クリニック」立之英明院長だ。より多くの人が安心して内視鏡検査を受けられるよう機器や設備を整え、また、麻酔を使って痛みやつらさを軽減できるよう工夫を重ねる、同院の内視鏡検査のプロセスを紹介しよう。

(取材日2023年5月1日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような人が内視鏡検査を受けるべきですか。
A

がん検診が始まる35歳〜40歳以上が、内視鏡検査を受けるべき年齢の目安です。また年齢にかかわらず、胃がんリスク検診(ABC検診)でピロリ菌陽性、便潜血検査で陽性となった方は、必ず一度内視鏡検査を受けてください。胃がんの原因のほとんどはピロリ菌陽性との報告もあり、20歳以上の人がピロリ菌除菌を行えば、胃がんは大幅に減少すると私は思います。若いうちほど効果が期待できるので、ピロリ菌陽性だった場合は、検査を受けてください。また胃内視鏡検査は食道から十二指腸まで検査できます。胃痛や胃もたれはもちろん、胸やけ、喉のつかえなどの症状も検査の対象です。大腸では、血便の場合はすぐに検査を受けるべきでしょう。

Q痛みやつらさなどが知りたいです。
A

内視鏡検査は、以前は痛みや苦しさを感じる方が非常に多かったのですが、最近では、麻酔の使用と技術の進化で、負担を軽減することができるようになりました。当院では、痛みやつらさを感じることなく検査を受けていただけるように鎮静剤と鎮痛剤を使っています。また、胃の内視鏡検査では経鼻内視鏡検査もありますが、感じ方には個人差があり、鼻からのほうがつらいという方もいらっしゃいます。がんかどうかを精査するための拡大内視鏡は経口タイプでしか対応できません。当院では経口タイプを選択される方がほとんどです。

Qクリニック選びのポイントを教えてください。
A

一概には言えませんが、消化器内科として内視鏡検査・治療を専門に、10年前後手がけてきた医師ならば、経験としては十分でしょうか。消化器内科でも、胃、大腸、膵臓など専門分野が異なることもあるのでクリニックの得意分野を確認してみてください。特に大腸内視鏡検査は、医療者の検査技術の差が如実に出ることが多いとされていますので、検査経験が豊富か、腺腫発見率にこだわりがあるかなど確認すると安心でしょう。また、設備としては最新の内視鏡システムであることはもちろん、リカバリー室までこだわりがあるか確認してみてください。当院は壁に仕切られた完全個室ですから、女性の方も、着替えや休息を安心して行っていただけます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1受付、問診
りつの内視鏡クリニック 受付、問診

問診では、アレルギーの確認が重要。喉にスプレーする麻酔でアレルギーを起こした人や、卵や大豆のアレルギーがある人は、麻酔は使えないとのこと。また、心疾患の予防などで血液をサラサラにするための抗血小板薬や抗凝固薬を服用している人は出血が止まりにくいので、必ず、検査前に確認することが必要。80歳以上の高齢者は、内視鏡検査により誤嚥や脱水が起こる可能性もあるので、注意が必要とのこと。

2医師の診察
りつの内視鏡クリニック 医師の診察

胃や大腸のがん検診で要精密検査となった場合に加え、内視鏡検査を受けたほうが良い症状は、胃の痛みや胃のもたれ、胸やけ、ゲップ・吐き気、腹部の張り、腹痛、便秘や下痢、喉のつかえ、喉の違和感、食欲の低下、体重減少、黒い便が出る、便に血が混じる(血便)など。特に、黒い便や血便の場合、1ヵ月に5キログラム以上の体重減少、市販薬を服用しても症状が改善しないケースなどは速やかな内視鏡検査が必要とのこと。

3検査当日の準備
りつの内視鏡クリニック 検査当日の準備

検査では麻酔を使い、検査後も少し眠い状態が続くことがあるので、当日は、自分で車を運転しての来院はできない。自転車も乗らないこと。また、同院では、大腸の内視鏡検査のための下剤(腸内の洗浄液)は自宅で服用して、腸内の洗浄が完了したタイミングで来院して検査を受ける。ただし、下剤を500cc服用しても排便がない場合は、腸閉塞のリスクがあるので追加で服用せず、クリニックに連絡して指示を受ける。

4内視鏡検査
りつの内視鏡クリニック 内視鏡検査

リカバリールームで着替え、鎮静剤の注射を受けてストレッチャーで横になって眠る。そのまま、検査室に運ばれて内視鏡検査が行われ、検査後も、眠ったままリカバリー室に運ばれて、休息となる。ウトウトと眠っているうちに検査が終わるので、痛みやつらさ、恥ずかしさなどを感じることはほとんどない。また、大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合は、ポリープの種類や大きさ、個数を見極めた上で、その場で切除が行われる。

5検査後の説明
りつの内視鏡クリニック 検査後の説明

問いかけに応答できるか、立ち上がってふらつきがないかなどを確認してから、リカバリールームを退室して、診察室で検査の結果説明や今後の説明を聞く。ポリープを除去した場合には、食事の注意事項、運動制限、行動制限などについても説明される。また、ポリープを除去した場合、病理検査の結果について後日説明を受ける。同院では、検査当日に、不安にならないよう配慮しながら、おおまかな検査結果を伝えるとのこと。

ドクターからのメッセージ

立之 英明院長

私は、がんの早期発見、早期治療に貢献したいと考え当院を開業しました。安心して内視鏡検査を受けていただけるように、検査機器を整備し、鎮静剤や鎮痛剤も使い低侵襲な検査を行っています。最近、大腸がんがとても増えており、30代の若い世代でも腺腫性ポリープが見つかることがあります。当院では、拡大内視鏡や狭帯域光観察内視鏡も使用し、がん化しやすい大腸の腺腫性ポリープを発見する大腸腺腫検出率(ADR)を重視し、確実に除去しようと努めています。内視鏡検査は、ご自身の健康を保つための合理的な方法です。検査は、麻酔を使用し安全に行うことをモットーにしております。定期的に、あるいは症状があったらぜひご相談ください。

 立之 英明院長 りつの内視鏡クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

大腸カメラ検査/7500円程度、胃カメラ検査/6000円程度

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