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原田 修次 院長の独自取材記事

鶴見駅前リウマチ・内科クリニック

(横浜市鶴見区/鶴見駅)

最終更新日:2020/04/01

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鶴見駅から徒歩1分と便利な立地の「鶴見駅前リウマチ・内科クリニック」。原田修次院長は日本リウマチ学会リウマチ専門医として、また日本内科学会総合内科専門医として、リウマチ・膠原病の専門診療と、生活習慣病を中心とした総合内科診療、2つの領域を柱にした「全人的医療」を実践している。幅広い年代のさまざまな悩みを解決へと導く中、診断が困難な状況でも、その解明にやりがいを感じ、原動力にもなるという。こうした考えの原点ともいうべき資質や、医師としての今につながる経験、同院の特徴など、時に幼少期を回顧しながらたっぷり語ってもらった。(取材日2019年12月5日)

リウマチ専門診療、総合内科診療の両輪で地域を支える

温かな雰囲気の院内ですね。

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全体のイメージは「市中の山居」、つまり山の中にある家のようにくつろげる空間をめざしました。看板代わりに設置したのぼりは「三玄」をテーマに作ったものです。三玄とは「言葉における真理」「修行による真理」「真理の中の真理」のこと。私の場合は「医療人として医療の真理を追究してこの地域に貢献していきたい」という思いを込めています。

患者層を教えてください。

駅から近い立地のため、働き盛りの幅広い世代の方にご来院いただいています。リウマチ・膠原病の相談だけでなく、呼吸器疾患、橋本病などの甲状腺疾患、糖尿病や高血圧をはじめとする生活習慣病、風邪やインフルエンザなど、内科全般の相談が寄せられています。駅に近く、昼は13時、夜は19時まで診療しているため、お勤めの方にも昼休みや仕事帰りにご来院いただいています。身近な場所に、専門医療と一般内科を同時に診てくれる医院があって便利だというお声をたくさん頂いており、この地に開業して良かったと思います。

リウマチはどんなきっかけで受診されますか?

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多くが関節の痛みや手のこわばりを心配して相談に来られます。長引く関節の痛みにはやはり何か問題が潜んでいますので、必ず一度検査を受けていただきたいですね。不安だから念のため、という理由でももちろん結構です。私は勤務医時代から、早期に関節超音波を導入しており、当院でも滑膜炎の状況をリアルタイムに確認し、診断の精度を高めています。リウマチは早期診断が重要ですが、骨に異常が見られない初期段階では診断が難しい病気です。当院では超音波やMRIを通して、そうした初期の段階は特に、ウイルス感染に伴う関節炎や腫瘍随伴症候群、全身性エリテマトーデスなどの膠原病、シェーグレン症候群といった難病など、他の病気の可能性も視野に入れながら注意深く診ていきます。高齢者では、リウマチに似た症状からがんが見つかることもまれではありません。

病院との「2重主治医制」を実現、難病患者に安心を

リウマチ治療について教えてください。

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薬物療法が基本です。近年は薬の発展が目覚ましく、早期から投与すれば痛みや腫れが引き、いつもどおりの生活を送ることも望めます。完治の困難だった関節リウマチも、一部ですが休薬できる患者さんが出てくる時代。中でも生物学的製剤は、骨破壊抑制の効果が期待できる画期的な薬剤です。高価ですが、それ以上の価値があると思いますね。当院ではまずメトトレキサートでの治療を検討し、効果が十分でない場合は生物学的製剤の導入も考慮します。リウマチ薬は間質性肺炎などの副作用のリスクを負うので、診断がはっきりするまでは対症療法で様子を見ることもあります。また、合併症があるとリウマチ薬が使えない場合があり、例えば生物学的製剤を使う場合、陳旧性肺結核があれば3~4週間前に抗結核薬の予防投与を行い、B型肝炎があればまず専門家のもとでの治療を優先する、など個々の患者さんに合わせて対応します。

リウマチを専門にしつつ、糖尿病をはじめ内科全般も診療できるのはなぜですか?

私が入局した富山大学第一内科では、全人的医療を行うのが原則でした。つまりさまざまな科の知識を、その分野の専門家ほどではなくとも、広く浅く求められるのです。中でも糖尿病は、糖尿病治療の研究者として知られる故・小林正教授に師事し、インスリン療法を含めた糖尿病診療全般の経験を積みました。大学院に進む際にリウマチ・膠原病科を選んだのですが、それらは症状の全身管理が要求されるため、そこでも糖尿病や高血圧、間質性肺炎などを同時に診ていました。全身管理をする上で幅広く身につけてきた知識や経験を今、大いに生かすことができています。

開業医としてやりがいを感じた瞬間は?

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以前、大学病院にかかっている患者さんが来院されました。大学病院での診療予約がなかなか取れず不安になり、相談に来てくださったのです。そこで緊急時に迅速に連携できるよう、私から大学病院の主治医にお願いして半年に1度は病院で、その他は当院で定期的に診るという「難病の2重主治医制」を行いました。患者さんにも心強いと喜んでいただけてうれしかったです。最近多くの大学病院で導入していますが、常に多くの患者さんを抱えている大きな病院では、症状が落ち着いたら次回の診察は3ヵ月後、ということがどうしても起きてしまいます。開業医に相談しても、膠原病は専門性の高さから診療を断られてしまうケースは多い。難病の本格的な診療に対応できる私がその受け皿になることには、大きな意味があると感じています。患者さんの通院にかかる時間や費用が削減でき、私にとっても難しい症例を診るのはやりがいですから、積極的に推進していきたいです。

「難しい症例を診るやりがい」とは?

リウマチ・膠原病をはじめ、当院に相談に来られる患者さんには診断が困難な状況の方が少なくありません。問診もあらゆる病気を想定して行う必要があります。しかしその分、解明できたときの喜びは大きく、医師としての原動力にもなっています。もともと私は探求が好きで、子どもの頃は、自然や科学をテーマにした漫画図鑑がお気に入りで、全部そろえたほどです。今も知識欲、好奇心は健在ですね。調べものがあって文献を開くとつい夢中になり、気づけば深夜。年に数回、大学で全身性エリテマトーデスの講義を行っていますが、その準備も大変で。最近は体力のほうが追いつきません(笑)。

患者との対話、思いやりが先立つ接遇を心がける

診療ポリシーを教えてください。

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やはり、一人の患者さんを全人的に診ることです。医局員時代から多彩な病気、全身的な症状を診てきたので、「自分の専門外だから関係ない」という発想自体がないんですよね。それに地域で開業した以上、患者さんの悩みに対して「できない」とは言いたくない、という思いも強くあります。ただでさえリウマチ・膠原病は全身管理にきめ細かさと時間とを要します。つまり手間暇をかけて行うべきものなのですが、スペシャリストの多くは多忙のためそこにためらいがあるようです。私は患者さんのためなら手間暇も惜しみません。

心がけていることはありますか?

一つは対話です。ある患者さんに肺がんの告知をした翌日、その方に「先生、私は何の病気でしたっけ?」と聞かれたことがあります。ショックで一時的に忘れてしまったのかもしれませんが、当時はあれだけインパクトのある告知が伝わっていなかった?と衝撃でした。理解してほしいと思うあまり、理路整然と話してしまうことはあります。患者さんもその時は納得していても、後で何の話をされたかを忘れてしまうことがあるようです。この一件以来、話を聞くことに加えて、伝えることにも意識を置き、質問はないかをこまめに聞くようになりました。もう一つは、患者さんに寄り添う診療です。お勧めする治療の情報は丁寧にお伝えし、患者さんの意思決定を尊重します。また、何か困っているなと思えばこちらから声をかけるなど、忙しくても思いやりが先に立つような接遇を医院全体で大切にしています。

読者に一言お願いします。

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リウマチ・膠原病の専門診療、および総合内科の診療を通じて、幅広い年代のどんなお悩みにも対応する、「総合診療所」に近い役割を担っていきたいと考えています。そのためにも検査機器を充実させ、さまざまな症状に対してスクリーニング検査を行える環境を整えています。希少疾患の診療の経験もあり、ここでの対応が難しいケースは専門の医療機関への橋渡しが可能です。糖尿病のインスリン管理や食事指導も得意としています。具体的な症状はないが健康診断などで血糖値が高くて不安、というだけでも構いません。そうした不安を取り除くことも私たち医師の仕事。何か困ったことがあればまずは気軽にお越しください。

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