発達障害、肥満、小児糖尿病など
各分野の小児科医師が複数在籍
にこにこクリニック
(尼崎市/尼崎駅)
最終更新日:2025/02/13


- 保険診療
一般小児科診療から発達障害、アレルギー、肥満、小児糖尿病、低身長などの内分泌領域まで幅広い診療を行う「にこにこクリニック」。それぞれ専門分野を持った複数の医師が在籍し、小児医療の幅広い領域をカバーしながら、2019年の開業以来、尼崎の子どもたちの心身の健康を守り続けている。「目の前の人を笑顔に、幸せにする」を理念に診療を行う同院の北村容一郎院長にクリニックの特色や診療体制、今後の展望を、また北山称(きたやま・かな)先生には診療で大切にしていることや小児科医としてのやりがいなどをそれぞれ聞いた。
(取材日2025年1月23日)
目次
専門領域の異なる4人の小児科医師が、一般小児科から発達障害、アレルギー、肥満、小児糖尿病まで広く診療
- Qクリニックの特徴を教えてください。
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A
▲「目の前の人を笑顔に、幸せにする」を理念に診療を行う北村院長
【容一郎院長】小児科とアレルギー科を標榜する当院では現在、発達障害やアレルギーのほか、小児の肥満や糖尿病、低身長などを診る内分泌などそれぞれ専門領域を持つ医師が、私を含め4人在籍し診療しています。各種アレルギー検査、心理士を交えての発達検査、療育支援なども行っているのが特徴です。クリニックとして大切にしているのは、目の前の人を笑顔に、幸せにすること。先生たちは皆、説明も含め非常に丁寧に患者さんに接してくれていて、とても頼りにしています。また、診断結果を患者さんにお伝えする際に参考となるドクター向け資料を作成しており、当院のどの医師が担当しても均一で質の高い医療が提供できていると考えています。
- Q称先生が診療で一番大切にされていることを教えてください。
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A
▲同院ではそれぞれ専門領域を持つ医師が複数人在籍している
【称先生】お悩みや心配事に真摯に耳を傾け、私が主訴を正確に捉えたことを伝えた上で解決法の有無、選択肢やそれぞれのメリットを提示し、保護者や患者さんご自身に選んでいただくことを大切にしています。お子さんに接する際には恐怖心やストレスを与えないよう笑顔を心がけていますね。治療の必要性が理解できる年齢の患者さんであれば病気や治療の内容をきちんと伝え、例えば肥満指導など慢性疾患の治療であればお子さんのモチベーションを引き出し維持できるように、まだ言葉がわからない小さなお子さんに対しては、お子さんが将来振り返ったときに「してもらって良かった」と思える治療を、保護者のご協力を得ながら提供しています。
- Qなぜ医師を志し、小児科を選択したのでしょうか。
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A
▲靴を脱いでくつろげるキッズスペースも完備
【称先生】もともと勉強が大好きで、数ある科目の中でも特に生物に興味があり、最も専門的に学べる医学部に進学しました。大学では得意な理系科目ばかりで、細胞生物学をはじめとした基礎医学が特に楽しかったですね。小児科を選んだのは、臨床の場面で初めて自分は子どもが好きで、子どもほど美しくて尊さを感じる存在はないと気がついたからです。臨床研修先だった三次救急医療機関は、当直時には常に救急搬送があり、当直明けも続けて深夜まで働くという極めてハードな職場でした。そのようなきつい労働環境は「好き」でなければ務まらないため、患者さんに最も愛情が湧く小児科を選択し、特に内分泌領域に専門的に取り組んできました。
- Qどんなときにやりがいを感じますか?
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A
▲患者と誠実に向き合うことを大切に、日々診療に努めている
【称先生】お子さんや保護者の笑顔や喜ぶ姿は、この仕事をする上でとても大きなやりがいです。内分泌領域は肥満や小児糖尿病のお子さんが多く、放置すれば30代でも命に関わることがあります。そのような可能性のあるお子さんの治療では、体重の減少や血液データの改善など、将来の予後に少しでもプラスにつながる結果をめざし、根気よく取り組んでいるのでなおさらです。また、お子さんからお手紙という形で言葉をいただいた時や、2歳から通っていた子が幼稚園を卒業するなど、成長する様子を見られることも、やりがいにつながっています。患者さんと誠実に向き合うことを大切に、日々診療していますので、どんなことでもご相談ください。
- Q今後の展望を教えてください。
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A
▲気になる症状があれば、抱え込まずにすぐに相談を
【容一郎院長】現在、医師だけでなく看護師や事務、心理士ら専門職を増員しており、近い将来の目標として、365日年中無休の診療を行うことをめざしています。当院の強みの一つである発達障害の診療をより充実させると同時に、さまざまなことにチャレンジしていきたいという思いがあってのことです。年中無休の診療は東京では珍しくないのですが、このエリアではまだまだないことから、ぜひ実現したいですね。現時点では発達障害の検査など予約が取りづらい時期もあるため、より多くの方にお越しいただけるような体制を整えられるといいなと考えています。そしてその先には分院展開も視野に入れています。