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菊田 千明 院長の独自取材記事

ホワイトリーフデンタルクリニック

(さいたま市岩槻区/浦和美園駅)

最終更新日:2020/04/01

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埼玉高速鉄道線の浦和美園駅から車で5分、住宅地の一角にある「ホワイトリーフデンタルクリニック」。歯科医院然としていない住宅のような印象の外観と、木目を多用した優しい雰囲気の院内で、構えず通えるようなクリニックだ。菊田千明院長は大学病院の歯科補綴科での勤務医を経て、2016年6月に開院。治療前後のメンテナンスを重要視し、子どもの虫歯を予防するフッ素塗布、成人・妊婦への歯科検診、高齢患者の入れ歯調整などを通じて、定期的な通院を促している。患者への接し方を「少しフレンドリー過ぎるかもしれません」と語るほど話しやすい人柄の菊田院長に、注力する予防歯科のことや歯科医師になるまでの経緯、クリニックの今後の話まで幅広く語ってもらった。(取材日2019年11月9日)

スタッフには保育士も。子育て世代に優しい工夫

このエリアに開院した理由と患者層を教えてください。

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子どもが小学校に入学する頃に開院したいと、以前から考えていました。主人の実家が岩槻ということもあって、この辺りで準備を進め、街づくりが本格化した2016年6月に開院しました。当時は今より空き地が多かったですが、今は商業施設や新しい住宅が増えて、街ができてきましたね。もともと歯科医院が少ない地域だったので、小さいお子さんからご高齢の方まで幅広くお越しいただいています。私の専門とする補綴科領域の全顎的な治療が必要な方、入れ歯やブリッジ治療などが必要な方、小さいお子さんのいるご家族などさまざまです。妊産婦の歯科検診もしているので、妊婦さんも多いですね。

保育士がいらっしゃるんですね。

はい。広めのキッズスペースや、おむつ替えベッドなど、子ども連れに配慮した設備を整えています。それに保育士以外のスタッフも子育て経験者ばかりで、子どもと接するのが上手なんですよ。最初は泣いていた子も、3~4回で慣れてくれるでしょうか。スタッフが少ない日もあるので、ご予約の際に小さいお子さん連れだとお伝えいただけると、より安心ですね。子どもの虫歯予防は離乳食を開始する頃に始めると効果的に進められますので、ぜひご相談ください。その際、ご家族に虫歯がないことがとても大事だというお話もさせていただきます。

他にこだわっていることはありますか?

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徹底した滅菌です。私が長く勤めた大学病院では、何もかもすべて滅菌されたものを使用する環境でした。当院でも可能な限り使い捨てのものを使い、世界でも厳しいとされるヨーロッパ基準・クラスB(class big)をクリアした滅菌器を導入しています。口腔外バキュームを各診療台に設置し、見えない粉塵を吸い取ることで院内感染を防いだり、歯科特有のにおいに配慮し室内の換気も十分に行っています。また患者さんのプライバシー確保のため、院内の動線を患者さんとスタッフとで分けて、診療スペースは完全個室1つ、半個室2つをご用意しました。他にも、カフェ風待合室にはUSBコンセントを設置しているので待ち時間に利用いただき、ご好評いただいています。

診療時間が朝8時30分からと早いですね。

近隣の歯科医院の診療時間を参考にこの時間にしました。一般的に歯科医院は11時、12時に混みますが、当院は朝9時、10時台が混んでいます。仕事前や外出前に診療を終えたい方も多く、午前中はご年配の方やお母さん世代の方、午後は4時を過ぎると放課後の子どもたちが増えますね。私自身、子どもがまだ小さく夜遅くまで診療できないので、代わりに朝を早くしたというのも理由です。

リセットできたら、今度はメンテナンス

どのような症状の患者さんが多いですか?

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「咬むと歯が痛い」という方が、虫歯を疑われ来院されますが、咬み合わせが原因の場合が多いんです。だから初診時から削って詰めてという治療はせず、まず口腔内の状況を確認し、適正な咬み合わせへと調整します。例えば奥歯を咬んだとき、本来なら当たらない部分が過度に接触していると、どうしても過重負担になって痛みが出てしまうので、その歯を少しなだらかにするんです。削るというより研磨に近いですね。また咬み合わせが悪いと肩凝りや頭痛の原因になり得るので、咬み合わせの調整はとても重要です。スポーツをする方、歯ぎしりやくいしばりがある方にも、定期的に咬み合わせのチェックやマウスピースの装着をお勧めしています。

診療内容に小児と成人の矯正歯科も掲げておられますね。

大学病院の矯正歯科で長く経験を積んだ歯科医師を招いて、特別に診療日を設けています。矯正用のレントゲン設備も導入しました。現代の子どもは顎が小さく、本来その子が持っている顎の大きさまで広がっていないケースが多いんです。適齢期までに本来のサイズに広がっていないと、永久歯が入るスペースを確保できず、歯が重なったり、ねじれたりします。ですから小さい頃からきれいな歯並びになるように準備を進めてあげたいと考えています。でも、まずは虫歯予防。生後半年になって歯が生えてきたら虫歯予防のスタートと考えてください。

診療で大事にしていることは?

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なるべく痛くない治療を心がけています。麻酔もまず表面麻酔をしますし、緊張を和らげるために話しやすい雰囲気づくりをしています。皆さん、歯科医院にはなかなか足が向かないようですが、一度すべての治療を終えてリセットしたら、今度は悪くしないようメンテナンスで定期的に通っていただきたいと考えています。そのために定期的なメンテンナンスの大切さを伝えていきたいです。

薬剤師から歯科医師に転身。そして町のかかりつけ医に

先生はもともと薬剤師だったそうですね。

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城西大学薬学部を出てから薬剤師として働いていました。薬剤師はドクターからの依頼がないとできることが少なく、「この患者さんにはこの薬の組み合わせのほうがいいのでは?」と思うことも多々あり、ジレンマを抱えていたんです。ちょうどその頃、明海大学歯学部で編入募集があり、改めて勉強して歯科医師になりました。薬剤師の経験や知識は今も役立っています。持病がある方、歯茎や顎骨に副作用が出る薬を服用中の方など、かかりつけの病院と連携して対応できますので、お薬を飲まれている方はご相談ください。

開院までどんな経験を積まれましたか?

2004年に明海大学歯学部を卒業後、明海大学病院歯科補綴科に約13年勤めました。補綴科は冠をかぶせたり、入れ歯やブリッジによる欠損補綴などの全顎治療を行う分野で、咬み合わせを含めお口の中を全体的に診て、不具合を治していきます。補綴科が「治療できない」と言ってしまうと次に行く科はなく、まさに「最後の砦」です。補綴治療は時間がかかります。長い時間をかけてだんだん悪くなったのなら、元の健康な状態に戻すのにも同じくらいの時間がかかるのです。患者さんには、悪くなった歯を補うだけではなく、ちゃんと噛めるようになっておいしく食事ができるようになるまでがゴールですよ、とお伝えしています。

印象に残っている患者さんはいますか?

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何年も歯科医院にかからず、意を決して来られた方がいました。定期的に受診していたら、ここまで悪くならなかっただろうなという状態でした。なるべく小さい入れ歯を使い、元の歯を最大限生かした治療を約2年かけて行いました。治療の最後に、「何でも食べられるようになって最近太っちゃたよ。ここを選んで良かった」「心を入れ替えてメンテナンスに通います」と笑顔で言っていただけたのがうれしかったですね。他にも「先生の言うことを聞いて、よく噛んで食べて、運動もして減量したら、健康診断の判定がDからAに改善した」と言っていただけたり、大学病院時代の患者さんにも遠くからご来院いただいています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

日本ではまだ、かかりつけ歯科医を持つという意識が多くないと感じます。しかし私は、歯科医院を「治療を受けるだけの場所」でなく、「口の中が健康かどうかを診てもらうメンテナンスの場所」として定期的に通っていただきたく、予防に力を入れています。健全なお口の環境は、全身の健康にもつながります。子どもは定期的にフッ素塗布することで虫歯になりにくい強い歯を形成していきます。成人の方は歯周病予防、ご高齢の方で入れ歯をされている方は、入れたらそれっきりではなく、3ヵ月に1回は咬み合わせの調整が必要です。不具合が出る前に定期的に来てほしいですね。この地域の皆さんの歯のかかりつけ歯科医になれるよう、そして雑談などをしに気軽に立ち寄ってもらえるようなクリニックにしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/35万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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