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入院不要で一人での受診が可能
日帰りで行う白内障手術

けい眼科クリニック

(堺市西区/鳳駅)

最終更新日:2019/11/14

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  • 保険診療
  • 自由診療

中高年を過ぎて「目がかすむ」「まぶしい」などの症状が気になるようであれば、まず疑われるのが白内障。加齢によって誰もがかかる可能性のある、眼科ではポピュラーな疾患だが、根本的な治療は手術しかないというのが現状だ。その中で注目されているのが、日帰りで受けられる白内障手術。「もともと短期間の入院で行える手術ではありましたが、日帰りで行えるようになりました」と話すのは、大学病院や地域の基幹病院で約20年間、数多くの白内障手術を行ってきた「けい眼科クリニック」の松原敬忠(まつばら・けいちゅう)院長。今回は、日帰りでの手術のメリットや注意点、検査の内容、手術当日の様子など、松原院長に教えてもらった。 (取材日2019年10月15日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qそもそも白内障とはどのような病気ですか?
A

目の中のレンズの役割をしている水晶体が混濁する、それが白内障という病気です。原因は主に加齢によるもので、例外的に糖尿病やアトピー性皮膚炎などの病気や、放射線、紫外線、ステロイドなどの影響で起こる場合もあります。性別や遺伝などは特に関係ありません。初期の症状としては、視力は良くても白っぽくかすんで見えたり、羞明(しゅうめい)といって眩しく感じたり、ピントがうまく合わないといった自覚症状が現れます。そのうちに視力自体も低下していきますので、当然、日常生活に支障を来します。点眼薬を用いる場合もありますが、点眼薬の場合は進行を抑える程度となり、根本的に治療するには手術を受けるしかありません。

Q白内障手術について教えてください。
A

白内障と診断されれば、以前は入院して手術を受けるのが普通でした。手術では極細のメスで目に小さな穴を開け、そこから濁った水晶体の中身を吸い出します。その切開創から雑菌が入って感染症を起こすのを防ぐために、傷が治るまで入院する必要があったわけですね。その後、技術が進んで切開創がどんどん小さくなり、感染症のリスクが大幅に下がったおかげで日帰り手術が可能になりました。水晶体の中身を吸い取るとレンズとして機能しなくなりますから、代わりに眼内レンズという人工のレンズを挿入することでレンズ機能を復活させます。眼内レンズには一般的に単焦点と多焦点のレンズがあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。

Q手術後に気をつけることはありますか?
A

手術当日はガーゼや眼帯をつけて保護していただきますが、白内障だけの手術であれば翌日から手術した目で見ていただくことが可能です。気をつけたいのは感染症で、清潔ではない水やホコリが目に入ることを避けるため、少なくとも当日の入浴や洗髪などは控え、洗顔に関しても手術後5日間ぐらいは目をつぶって濡れたタオルなどで拭く程度にとどめていただきます。あと、手術の翌日は医師による診察を必ず受けてください。状態によりますが、術後2~3日は引き続いて検診を続け、その後も間隔を空けながら慎重に観察を行います。特に多焦点レンズを入れた場合は見え方に多少の慣れが必要ですから、しばらくは無理のない生活を心がけてください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診や基本検査から、白内障手術の要否を診断

初診の場合は問診票を記入し、視力検査や眼圧検査などの基本的な検査を受ける。次は診察室にて医師による診察を受け、目にかすみがあるか、まぶしくないか、視力が下がっていないかなどを聞かれるので、自覚症状があればはっきりと伝えること。また、外傷や他の病気などの影響で白内障になることもあるため、外傷歴や既往歴の有無なども尋ねられる。これらの問診や検査の結果から、白内障手術が必要かどうかの診断が行われる。

2手術に先立って追加検査や説明を受ける

手術が決まれば、新たに日程を決めて追加検査を実施。白内障の進行度や他の病気の有無などを確認するために、散瞳という瞳孔を開いての眼底検査や、採血による全身状態のチェックも行われる。もし併発している病気が見つかれば、その後の治療の進め方が変わっていく場合もあるという。例えば白内障と緑内障が併発している場合は同時に手術を受けたほうが患者の負担が少ないなど、医師の説明をよく聞いて理解しておきたい。

3眼内レンズの選択

白内障手術で重要なのは、眼内レンズの選択。現在は単焦点レンズと多焦点レンズがあり、それぞれにメリットとデメリットがある。単焦点の焦点が一箇所なのに対し、多焦点は遠近の両方に焦点が合うのが特徴。ただし、見える像のコントラストが下がり、夜間の運転がしづらくなる、光を見るとギラついたり光源の周囲に輪がかかるなど、不快な現象が出やすい傾向もある。選択時は自分の生活環境などを踏まえ、慎重に決める必要がある。

4手術当日

手術当日は、まず前準備となる薬の点眼から。同院では、術後の炎症を抑える薬や麻酔薬、瞳孔を広げる薬などを5〜7分おきに十数回点眼。前開きなどの服装であれば服はそのままでもOK。心電図用の電極がつけにくい場合は手術ガウンに着替えて手術に臨む。手術台に横たわり、目の部分に穴の空いたドレープを顔にかければ、いよいよ手術開始。意識ははっきりしているが、麻酔の効果で痛みはほとんどなく、15分程度で終了。

5手術後の検診

手術が終われば眼帯をしてリカバリー室へ。リクライニングソファーでゆっくりと休んでもいいが、そのまますぐに歩いて帰っていくことも可能なのだとか。当日は仕事などを控えて自宅で安静に過ごすこと。また、翌朝には必ず来院し、医師による術後検診を受ける必要がある。その後の経過観察は次第に間隔を空けていくことになるが、感染症や合併症などを起こさないように、医師の指示をしっかり守っていくことが大切だ。

ドクターからのメッセージ

松原 敬忠院長

以前の白内障手術は入院が前提でしたが、現在は感染症のリスクが大幅に減り、日帰りで受けていただける便利な時代になりました。一人で手術を受けて自力で帰ることができますし、事務作業や家事程度であれば翌日からすぐに復帰することも可能です。ただし、手術をするかしないか、どの眼内レンズを選ぶかは、必ずご自分の意思で決めてください。ご自身の大切な目、大切な生活のための治療ですからね。当クリニックでは安全第一はもちろんのこと、患者さんのさまざまなニーズに応えられるような丁寧な説明を心がけています。疑問や不安があれば、どんなことでもためらわずにご相談ください。納得できるまで、しっかりサポートさせていただきます。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズ:片眼20万円〜(今後金額を変更する可能性があります。詳細はクリニックにご確認ください)※先進医療提供施設ではないため、費用は全額自己負担となります

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