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大井 雄紀 院長の独自取材記事

大井クリニック

(西宮市/苦楽園口駅)

最終更新日:2026/04/09

大井雄紀院長 大井クリニック main

阪急甲陽線の苦楽園口駅から徒歩5分の場所にある「大井クリニック」では、一人ひとりの患者に合わせた整形外科診療とリハビリテーションを提供している。以前は脳神経外科・整形外科・リハビリテーション科を診療していた同院だが、2021年に大井雄紀(たかのり)院長が継承してからは、一般整形外科からスポーツ整形外科、リハビリテーション科、大井院長の得意とする肩関節の疾患まで幅広く対応。子どもから高齢者、アスリートまで、多くの患者が訪れている。「患者さんによく天然パーマのことをいじられるんですよ」と、患者とのエピソードを楽しげに話す大井院長の様子から、診療時のほほ笑ましい光景が想像できる。取材では同院が実践している専門性の高い診療や医療に込める想いについて話を聞いた。

(取材日2025年10月30日)

整形外科領域の疾患に幅広く対応

クリニックの特徴を教えてください。

大井雄紀院長 大井クリニック1

当院は、整形外科領域に悩むすべての患者さんが安心して来られるクリニックを目標にしています。私自身は肩や肘といった上肢が専門ですが、首や腰、膝など、さまざまな部位の疾患を満遍なく診ていますので、患者さんの層が広いのが特徴です。通常の整形外科と同様、中高年の方は多いのですが、スポーツ整形外科に力を入れていることもあり、午後からはスポーツをしている小学生~大学生までたくさん来られます。1階には診察室、手術室、MRIやエックス線室を集約し、2階はリハビリ専用スペースにして、患者さんが利用しやすいように動線を工夫しました。また、専門性の高い治療が必要な場合は、西宮回生病院や兵庫医科大学病院整形外科と連携した診療が行えることも強みの一つです。

特に得意としている分野はありますか?

私は大学病院で長く肩関節専門の外来を行ってきたこともあり、肩の診療を得意としています。四十肩や五十肩と呼ばれている肩関節周囲炎や、板状の腱が切れてしまう腱板断裂、それによって軟骨がすり減ってくる変形性肩関節症などについてはぜひ相談してほしいです。私はかつて、たつの市にある信原クリニックで働き、肩治療のエキスパートである信原克哉先生のもとで肩関節について学びました。そこで学んだ関節造影という造影剤を使用した検査をもとに診断し、治療を行っています。四十肩などで肩が上がらず悩んでおられる患者さんたちに喜んでいただけるような治療を提供したいと思っています。また、腱板断裂や変形性肩関節症はリハビリをしても改善が見込めず手術が必要になるケースもありますが、その際は連携病院で私が手術を行うようにしています。

リハビリにも注力していると伺いました。

大井雄紀院長 大井クリニック2

機能回復や再発予防のためにも、リハビリは重要だと考えています。そこで当院では理学療法士や作業療法士に常駐してもらい、患者さん一人ひとりに合わせ、患者さんとマンツーマンで行うリハビリを実施。野球やクラシックバレエなど、スタッフそれぞれの得意分野を発揮しながらプランの提案をしてもらっています。より適切な治療とリハビリの提供をめざすために、毎週1回、私とリハビリスタッフ全員でリハビリカンファレンスを実施して、現場状況の確認と、一人ひとりの患者さんに対してどうアプローチをしていくかなどを話し合っているんですよ。スタッフは皆、とても熱心に勉強してくれているので、安心して患者さんを任せられますね。また、通院が難しい患者さんを対象に、介護保険を使った訪問リハビリも開業当初から行っています。3ヵ月に1回の来院は必要ですが、患者さんの通院負担が少しでも軽減できれば幸いです。

患者の思いに寄り添った治療を行いたい

先進機器も積極的に導入されているそうですね。

大井雄紀院長 大井クリニック3

集束型体外衝撃波治療器を導入するなど、常に新しい医療技術の導入に積極的に取り組んでいます。集束型体外衝撃波治療器は、日本ではまだあまり浸透していない先進機器なのですが、欧米では足底腱膜炎の治療の第一選択肢になりつつあるといわれています。ピンポイントで炎症部の治療につなげることができますので、「手術しかない」と思っていた方にも保存的治療に望みを持ってもらえればと考え、導入しました。現在は3台運用していますので、より多くの患者さんにご利用いただけると思います。また、MRIはオープン型のものを使用しています。従来のドーナツ型に比べて圧迫感が少ないので、高齢者や小さなお子さんも落ち着いて検査を受けていただけるのではと、採用を決めました。

診療時に心がけていることはありますか?

まずは患者さんが何でお困りなのかを症状を診ながら判断し、患者さんの生活背景まで見据えた、一人ひとりに合う治療を行うことを大切にしています。また、一見整形外科領域の症状であっても、胆石や脳疾患が原因である場合もあります。そうした疾患を素早く鑑別し、適切な専門医療機関へつなげることも重要な役割だと考えています。適切な診断と治療を行うには、患者さんを治療するためのツールが多いに越したことはありません。当院が先進設備やリハビリ設備にこだわっているのはそのためです。そして、そのツールを最大限に生かすのは人の力。検査の際には、診療放射線技師が私とは異なる視点で異常を発見して意見を出してくれることもあり、とても心強く感じています。

スポーツ障害の診療も専門的に行っているそうですね。

大井雄紀院長 大井クリニック4

一般的な学校にはトレーナーがいないので、整形外科の領域で悩んだ時は近場のクリニックに相談という方がほとんどでしょう。そこで、当院では野球やバレーボール、サッカーなど、さまざまなスポーツによる悩みに幅広く対応しています。診療では競技レベルに関係なく、必ず初めに試合や大会のことを聞くようにしています。しばらく休んで治療をするのも選択肢の一つですが、患者さんによっては最後のチャンスかもしれません。例えば、「次が高校最後の試合。選手生命が終わってもいいからどうしても出たい」という言葉を聞いたとしたら、多少無理してでもなんとか治療してあげたくなるもの。もちろん無茶なことはできませんが、患者さんの気持ちを受け止めて、間に合うものなら間に合うよう治療してあげたいですし、そんな治療を考えるのも私の役割だと思っています。

皆で支え合い、地域の健康寿命を延ばしていきたい

先生もスポーツマンだとお聞きしました。ご経験が診療に生かされているのでしょうか?

大井雄紀院長 大井クリニック5

学生時代から今もずっと野球を続けています。全国の大学の整形外科が行う大学対抗親善野球大会で近畿地区予選7連覇をし、2016年には全国優勝も果たしました。ずっと全国1位に憧れていましたから、優勝した時はうれしかったですね。私はずっと投手をしてきましたので、ケガの苦労は知っています。最近は野球選手ばかりでなく、足の障害などのサッカー選手を診る機会も増えてきたので、足の疾患にも強い環境をつくりたいと考えています。その一つが靴の中に入れるインソール。インソールをオーダーメイドしている企業と提携し、足に障害のある方の診療に活用することを始めました。インソールのほんの少しの違いによって、荷重や姿勢などに影響を与えることが期待できます。診療も19時までやっていますので、興味があればぜひ一度ご相談ください。

後進の育成にも尽力されているそうですね。

兵庫医科大学や宝塚医療大学などの学生を受け入れ、現場実習の場所として当院を活用してもらったりしています。私自身も長く兵庫医科大学に在籍してきたので、自分がこれまで培ってきた経験が役立つのであれば、協力できることはして、地域医療の向上に貢献したいと思っています。また、患者さんに健康になっていただければと、SNSを活用して情報を発信したり、スタッフによる動画を配信したりもしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大井雄紀院長 大井クリニック6

平均寿命がどんどん延びる今、ただ漫然と生きているだけなんてもったいないので、健康寿命を延ばすことをめざし、やりたいことができるようにサポートするのが私たちの使命です。もし「夫婦でウォーキングやテニスがしたい。でも膝が痛くてできない」といったように諦めていることがあれば、ぜひ私たちにご相談ください。「痛みがあるなら治療してからやりましょう」ではなく、やりながら痛みを取っていくことをめざします。少年時代は治療を受ける側だった自分が、今は治療を提供する側。病気やケガによる不安や悔しさを知っているからこそ、他のクリニックとも連携を取りながら、それぞれの得意分野で存在意義を高めつつ皆で地域を支えていきたい。そんな思いで今後も診療を続けていきます。