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小児科受診のきっかけに
不安や悩みも相談できる乳幼児健診

新城・新作こどもクリニック

(川崎市高津区/武蔵新城駅)

最終更新日:2023/11/06

新城・新作こどもクリニック 小児科受診のきっかけに 不安や悩みも相談できる乳幼児健診 新城・新作こどもクリニック 小児科受診のきっかけに 不安や悩みも相談できる乳幼児健診
  • 自由診療

赤ちゃんがママにもらった免疫は、生後時間とともに減り、同時に風邪などの感染症にかかりやすくなる。離乳食開始時期には、食物アレルギーも発症することも。このような症状に焦らず対処するために、また、水ぼうそう(水痘)や麻疹(はしか)など予防接種で重症化を防げる感染症の対策のためにも、早めに見つけておきたいのが信頼できる小児科だ。定期的な乳幼児健診をきっかけに、小児科と接点を持っておくと安心できるだろう。定期健診は、赤ちゃんの成長度合いを数値で把握して発育や栄養の状態を確かめるほか、子育ての悩みを医師に相談する良い機会でもある。「医療の専門家として、また一人の母親として、一緒に子育てに向き合います」と話す「新城・新作こどもクリニック」の赤尾見春院長に、乳幼児健診の内容や流れについて聞いた。

(取材日2023年7月8日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q乳幼児健診は何のために受けるのでしょう。
A

乳幼児健診は、成長の節目に専門家の目でお子さんの様子を確認し、先天的な病気や発達の問題の早期発見をめざすものです。定期的に行うのは、成長の流れを一貫して見守り、大きな見落としを防ぐため。例えば、周りの子より小さくて心配ということがあっても、継続的に診る中でその子なりに成長していれば、個性の範囲と判断できることもあります。逆に、大きく成長曲線を外れていきそうな場合も、健診を受けることで早期に兆候を見つけ対処することができるでしょう。子どもの成長に関する不安や育児の悩み事の相談の場としても活用していただきたいですね。川崎市は無料で乳幼児健診を行っており、3~4ヵ月健診から当院で受けていただけます。

Q健診ではどんなことを診るのでしょうか?
A

身長、体重、頭囲、胸囲などの一般的な測定のほか、栄養状態、月齢に応じた動きや言葉の出方などを診ます。脳や心臓、骨などの病気の徴候がないかを確認するのも重要な目的の一つですね。普段の診察ではチェックする機会の少ない陰部も、男の子や女の子として異常がないことを確認します。必要なワクチンの接種忘れがないかも母子手帳でチェック。4ヵ月と7ヵ月ではワクチンも一緒に受けることができます。お肌のトラブルがある場合などは、その場で薬の処方をすることもありますので、乳児医療証も忘れずにお持ちくださいね。

Q日頃の子育てで気になることを相談をしても構いませんか?
A

もちろんです。子育ての不安や悩み、お子さんの発達で気になることがあれば、検査が終わった後の診察のタイミングでお話ししましょう。問診票にも記入できるスペースがありますから、書いておいていただければ私のほうからも質問できます。「聞きたいことを忘れてしまいそう」「きちんと言葉にできるか心配」という方は、メモを持ってきていただいても構いません。私も一児の母になり、子どもの成長の素晴らしさと同時に子育ての大変さを実感するようになりました。一緒に解決策を考えていきますので、気軽に声をかけてください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1健診の準備をする
新城・新作こどもクリニック 健診の準備をする

市から送られてきた問診票は、事前に記入しておくと当日の受付がスムーズ。赤ちゃんを長く待たせないためにも、月齢ごとに必要な調査票と併せてあらかじめ記入しておこう。育児の疑問や日頃の悩み、子どもの成長のことなど、医師に質問したい内容はメモして持参すると良い。

2受付をする
新城・新作こどもクリニック 受付をする

乳幼児健診は完全予約制。電話、またはウェブから予約して受診しよう。当日の持ち物は、乳幼児健康診査受診票や調査票、乳児医療証、母子健康手帳、替えのおむつ。お薬手帳がある場合は保険証とともに準備しておきたい。同時にワクチンを接種する場合は、予防接種予診票も記入して持参を。子どもが飽きてしまった時のために、気に入りのおもちゃや絵本があると安心だ。

3身体測定をする
新城・新作こどもクリニック 身体測定をする

乳児の身長計測では、ママやパパに体を支えてもらったり、応援してもらいながら、身長、体重、胸囲、頭囲などを計測する。計測値は母子手帳の成長曲線にプロットして、成長具合を確認。5歳児での健診ではトイレでの採尿のほか、視機能の検査も実施する。近視や遠視、乱視など視力に関する問題の早期発見につながるため、同院では全員を対象に実施しているそう。

4問診・診察を受ける
新城・新作こどもクリニック 問診・診察を受ける

おなかや背中に聴診器を当て、心音・呼吸音を確認。おなかの触診や股の診察も行う。ベッドに座らせたり寝かせたり、抱き上げたりしながら、体の動かし方も観察。泣いたり笑ったり、物に手を伸ばす様子も大事な観察ポイントだ。5歳児になると、1人で椅子に座って先生と話し、その様子も確認していく。医師から日常生活などについて質問があれば、普段の様子を伝えよう。ワクチン接種がある時は、問診・診察の後で接種する。

5育児相談
新城・新作こどもクリニック 育児相談

一通り検査と問診・診察が終わったら、医師と話す時間がある。離乳食に関する質問や、子どもの様子で気になること、困っていることなどがあれば、些細なことでも気後れせずに相談しよう。小児科は、子どものプライマリケアをトータルで担当する診療科。肌トラブルや視力のこと、体の動きのことなど、子どもに関する多様な悩みに対応し、より専門性の高い検査が必要であれば適した医療機関を紹介してくれる。

ドクターからのメッセージ

赤尾 見春院長

子どもの成長は素晴らしいものですが、子育てには悩みがつきものです。「成長曲線に届いていないけど、大丈夫なんだろうか」「周りの子に比べて言葉が遅い気がする」といった不安が拭えないままでは、パパもママも苦しくなってしまうでしょう。乳幼児健診の主な目的は子どもの身体的・心理的発達を見ることですが、同時にパパやママのための相談の場でもあります。子どもの個性として認めて良いものなのか、専門的な検査が必要なのかを知るためにも、心配事があればぜひ相談してください。乳幼児健診から、長くお子さんの成長に並走していけたらうれしいです。

赤尾 見春院長 新城・新作こどもクリニック
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