伊藤 秀憲 院長の独自取材記事
ビクアスクリニック
(大田区/京急蒲田駅)
最終更新日:2026/07/21
JR京浜東北線蒲田駅および京急本線京急蒲田駅より徒歩5分の場所にある「ビクアスクリニック」。院長の伊藤秀憲先生は、研修医時代に乳がん治療後の乳房再建や顎変形症の治療を経験して、患者を笑顔にするための医療があることを知り、審美面にも配慮する形成外科治療の道へ進んだという。中でも眼瞼下垂については、医療面と美容面の観点から多様な研鑽を深め、同院を開業した。見た目に関わる診療では、保険診療、自由診療を含めてさまざまな選択肢を用意し、患者が納得するまで丁寧なカウンセリングを行う。経過観察やアフターフォローも重視し、「患者さんとの信頼関係を何よりも大切にしています」と、話す伊藤院長に、診療の特徴や見た目に配慮した治療への思いを聞いた。
(取材日2026年6月9日)
眼瞼下垂をはじめ高い専門性を生かし幅広い診療を行う
こちらではどのような治療を行われているのですか?

当院は形成外科、皮膚科、美容皮膚科の幅広い診療を行い、皮膚全体の問題や外見のお悩みに対応する「見た目のかかりつけ医」をめざすクリニックです。具体的には、眼瞼下垂をはじめ、粉瘤やワキガなどの形成外科全般、また、ニキビや湿疹、アトピー性皮膚炎などの一般皮膚科、そして、美容皮膚科としてしみなどのお悩みや医療脱毛にも対応しています。中学生ぐらいからご高齢の方まで幅広い世代の患者さんが来られます。開業から8年目を迎えて、僕の専門とする眼瞼下垂や目元の治療を求めて遠方からも患者さんが来られるようになり、「過去に美容外科的な処置を受けたが、修正したい」というようなご相談も増えました。以前当院を訪れた方が「しみについても相談したい」といらっしゃることも多く、信頼してくださっているのだなとうれしく思っています。
保険診療と自由診療のどちらにも対応されているのですね。
そうです。形成外科の場合、基本的に欠損や変形などの異常やその異常による症状に対して治療を行う場合は保険が適応されますが、医学的に正常な部位に対して何らかの処置を施す治療は自由診療となります。当院では、お困りの症状に対して保険診療が適用できるかどうかを慎重に見極め、適用されない部分についてもきちんと説明して、患者さんが納得できるような方法を検討しています。保険診療、自由診療に関係なく予約制で、いずれもじっくりと時間をかけて説明や治療を行います。また、自由診療の場合、費用について不安に思われる方も多いかと思いますが、当院ではホームページにも明確に費用を提示し、カウンセリングの際にも詳しくご説明をして必ず見積もりを提示しますので、安心して治療や施術を受けていただけると思います。
眼瞼下垂など目元の治療に力を入れているそうですね。

はい。目元の治療、特に眼瞼下垂に対しては専門性を持って対応しており、近隣の眼科医院からの紹介で来院される方も多くなっています。手術では、皮膚のたるみが強い場合は余分な部分を切除しますが、眼瞼下垂の多くはまぶたと筋肉をつなぐ部分、つまり挙筋腱膜に緩みが生じて起こるため、緩んだ部分を見つけて短縮し、固定することで治療を行います。ただ患者さんによって皮膚の厚みや筋肉も異なり、ちょっとしたことで不自然な仕上がりになるため、症状と状態を見て慎重に治療方針を決めています。また、治療前には、実際に患者さんのまぶたを持ち上げて鏡で見てもらいながら説明するようにするなど、治療後のイメージを共有し、事前によくお話しして納得していただくことを心がけています。
原因を見極め適切な治療を提案、経過観察も慎重に
先生の診療方針をお聞かせください。

何よりも、患者さんと信頼関係を築くことを大切にしています。保険診療も自由診療も医療行為をするわけですから、そこに違いはありません。治療も施術も納得をしてから、安心して受けていただけるように、カウンセリングにはかなり時間をかけています。また、スタッフにも、患者さんにストレスを感じさせず、笑顔で帰っていただくことを意識してほしいと伝えています。治療によっては数回かかることもありますし、気持ち良く通い続けていただけるような雰囲気づくりを心がけています。
しみに対して、解析ソフトを使って原因を探ると伺いました。
そうです。しみが発生する原因は紫外線や摩擦、あるいは生まれつきのものなどさまざまで、原因ごとに適切な対処法は異なります。肌の表面を見ているだけでは原因がわからないので、当院では解析ソフトを使用して肌の診断を行い、客観的な判断をしています。患者さんにも画像をお見せしながら原因や状態をお伝えし、適切な治療法をご提案しています。原因にアプローチすることを重視しているわけです。また、見た目だけでなく機能面の改善を図ることも重視しており、例えば、眼瞼下垂の治療では、目を開くために負担のかかる額の筋肉の状態の改善も図ります。眼瞼下垂から頭痛や肩凝りになっていることもありますからね。
治療後の経過観察も重視されているそうですね。

審美面に配慮した治療も医療行為ですから、経過に責任を持つことは当たり前のことだと考えています。例えば、レーザーを用いてしみのケアを行った場合、やけどの後のように、水ぶくれができて色が濃くなることがあります。しみが再発したのではなく、施術に伴う症状なのですが、こうした変化は患者さんを不安にさせます。ですから経過観察をしながら、患者さんの不安の解消に努めています。そして、術後1年以内は、必要であればアフターフォローを行います。僕にできることはワンストップで完結したいと思っていますし、経過を診ることで技術を磨くこともでき、自分のためにもなります。これは恩師からの教えなのですが、自分の治療や施術が正解だったのか、技術をより高めるためにはどうすれば良いのか、気づきを教えてくれるのは患者さんなんですね。
見た目のかかりつけ医として患者の笑顔をめざしたい
ところで、開業までの経緯についても教えてください。

研修医時代に、乳がん治療後の乳房再建や顎変形症の治療を経験して、病気やケガの治療に携わるだけでなく、患者さんを笑顔にするための医療があることを知り形成外科に進むことを決意しました。見た目の悩みというのはとても根深いものです。恩師である教授から、形成外科の治療と美容面に配慮した施術は別々に考えるのではなく、両輪のように取り組むべきだと教えられました。きれいな見た目をめざすことは、患者さんが明るく前向きになられることや、生活の質を改善することにもつながると思いますし、「孫と温泉に入りたいから乳房を再建したい」というような患者さんの切実な思いを知り、形成外科は必要な診療科であると思いました。その後、開業を視野に、特に眼瞼下垂については医療面と美容面の観点から多様な研鑽を積みました。蒲田を選んだのは、見た目の診療に幅広く対応するクリニックがなかったからです。
今後に向けての展望を聞かせてください。
保険診療と自由診療の両方からお悩みにアプローチし、「見た目のかかりつけ医」として皮膚や外見のことを何でも安心して相談できるような存在でありたいです。自分の手と目が動くうちは、患者さんが心からの笑顔になれるよう、経験や診療技術を生かしたいと思っています。最近、若い方にも眼瞼下垂が増えている印象があり、アトピー性皮膚炎やアイメイクによるまぶたのこすれが影響しているのではないかと危惧しています。目元の治療には専門性を持って取り組んでいますので、ぜひ、悩まれている方のお役に立ちたいですね。また、新型コロナウイルスの流行中は「マスクが外れやすい」という方に耳の軟骨の手術を行いました。その時々のニーズや個々の患者さんのお悩みにも柔軟にお応えしたいと思っています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院は「見た目のかかりつけ医として、患者さんにとって、笑顔あふれる未来をつくることをめざす」という理念を実践するクリニックです。見た目の治療は保険診療だけでは対応できないこともあり、自由診療は受診のハードルが高いと感じられる方もいらっしゃると思いますが、当院は丁寧なカウンセリングや経過観察を行い、信頼関係を築くことを重視しています。保険診療、自由診療に関わらず、内容や費用に必ず納得していただいてから、治療や施術を受けていただきます。多様な施術を行うため、専門性の高いスタッフも集まっています。目元の悩みやお肌のトラブルなど、何か気になるところやお悩みがあれば、どうぞお気軽に相談にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とは医療脱毛/2750円~、しみのケア/3300円~、レーザーを用いたしみのケア/2200円~、ピアスによる耳垂裂/1箇所につき5万5000円(別途お薬代3300円)

