虫歯や歯周病予防にも役立つ
生涯健康な歯を守るための小児矯正
新座きりん歯科クリニック
(新座市/新座駅)
最終更新日:2023/12/08


- 自由診療
多くの親が興味を持ちながらも、なかなか最初の一歩が踏み出しにくいであろう“小児矯正治療”。治療にかかる期間や金額、小児のうちの治療だけで終わるのか、どんな治療を行うのか、そもそもどんな時に矯正の相談を行うべきなのか、歯並びを整えることにどんなメリットがあるのか、わからないことは多岐にわたる。そして小児のうちから矯正治療を行うことのメリットへの認知度は高まりつつも、歯の健康が将来の全身の健康を守ることにもつながるということはまだあまり知られていないという。多くの親が知りたいであろう素朴な疑問に、新座で小児から成人まで幅広い矯正治療を行い、虫歯や歯周病などの一般歯科診療も行っている「新座きりん歯科クリニック」の深町和宏院長に答えてもらった。
(取材日2019年12月26日/情報更新日2023年11月1日)
目次
生涯にわたり歯の健康を守ることにも役立つ小児矯正治療
- Qどんな子どもに矯正治療が必要ですか?
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A
▲子どもに人気のキッズスペース。親子での通院でも安心
例えば子どもは前歯の隙間が大きいのですが、その隙間があまりなく大人のようにきれいに並んでいたり、下顎が上顎より前に出ている、明らかに奥歯の噛み合わせがずれている、などの場合はご相談いただくほうがよいでしょう。特に顎など骨格に関わってきそうな場合は、早めに対応したいところです。早ければ3歳ぐらいから矯正の対象になりますのでいつでもご相談ください。定期検診がてら最初のご相談をいただくのも良いですね。時々親の歯並びが遺伝するかというご質問を受けますが、親御さんのお顔立ちが遺伝する傾向がありますので、顎などの骨格が遺伝する影響で歯並びも似てくることがあり得ます。不安な場合はご相談ください。
- Q小児期から矯正治療を受けるとどんな良いことがありますか?
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A
▲模型などを用いて、わかりやすい診療説明を心がけている
小児矯正のポイントは、歯が並ぶスペースをある程度コントロールできるということです。前歯が生えてきて、そして奥歯が生えると、お口の中で歯が生えることのできるスペースが決まってしまいます。そこで成長を利用するなどしてその間隔を広げることを促したり、床矯正(しょうきょうせい)といって顎にアプローチしたり、骨格に影響を及ぼすことで、歯が生えるスペースをある程度作り出すことが期待できます。それが成人矯正との大きな違いです。成人矯正の場合は歯を並べるスペースを作りだすために抜歯が必要な場合もありますから。
- Q歯並びが整うと、どんな良いことがありますか?
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A
▲丁寧な説明なので安心して処置を受けることができる
矯正治療というと見た目の美しさのほうに意識が行きがちですが、歯並びを整うことで得られる機能面のメリットがかなり大きいのです。歯並びが良いと日々のセルフケアが格段にしやすくなるでしょう。磨きにくい部分が少なくなりますので、磨き残しが出にくくなります。ということは虫歯や歯周病になりにくく、お口の中の健康が保ちやすくなるということです。結果的に歯を失うリスクにつながりにくくなり、生涯にわたって自分の歯でおいしく食事を取ることもめざせるでしょう。お口は全身の健康の入り口ですし、自分で食事が取れるということは生活の質の向上にも結びつき、ひいては健康寿命を延ばすことにもつながると考えています。
- Q小児の矯正治療とはどのようなことをするのですか?
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A
▲長期的な目線で一人ひとりに合った治療法を見極めている
当クリニックでは複数の治療方法を用意しています。大人もそうですが、お子さんのお口の状況は千差万別で一人として同じ子はいません。それぞれの問題点にあった治療法を適切に選択することが求められます。ですので、本格的に治療をスタートさせる前の審査・診断が重要です。エックス線を撮り、歯の型採りをして模型を作り、実際にお口の中を見せていただいてどんな方法が良いか検討します。装置の色を選ぶことができるものもあります。骨格自体の問題が大きく歯科医院では対応しきれない場合があることや、小児期の治療では足りず、成人期の治療に移行する可能性があることなどもきちんとお話しします。
- Qこちらのクリニックでの治療の特徴を教えてください。
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A
▲要望に合った選択肢を提示し、納得して治療に進んでほしいという
例えば、矯正治療の専門家が非常勤の場合、通院日が曜日で限定されたり、器具のずれによる痛みなどのトラブルが生じた場合、適切な処置がすぐに行えないこともありますが、当院は、院長の私が虫歯や歯周病から矯正治療、定期検診まで担当していますので、矯正治療中のトラブルにも迅速に対応します。そして、どんな年代の方の矯正治療も行っていますので、小児矯正から成人矯正への移行もスムーズですし、親子で一緒に矯正治療に取り組むこともできます。また、矯正以外の解決方法の方がいいと判断した場合は、そちらを提案させていただく事も可能です。
自由診療費用の目安
自由診療とは審査・診断料/3万円、小児矯正治療/33万円~、成人矯正治療/69万3000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。