全国のドクター9,327人の想いを取材
クリニック・病院 160,990件の情報を掲載(2020年11月24日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市福島区
  4. 野田駅
  5. 阪神野田駅前ファミリークリニック
  6. 医療の窓口として気軽に相談かかりつけ医を持つことの重要性

医療の窓口として気軽に相談
かかりつけ医を持つことの重要性

阪神野田駅前ファミリークリニック

(大阪市福島区/野田駅)

最終更新日:2020/03/05

20200305 main 20200305 main

体調が優れないとき、病院に行くべきか、地域のクリニックに相談すべきか、あるいはどの診療科を受診すべきか悩んだことはないだろうか? 医療機関には規模や科目によって特徴があり、得意とする診療内容も違う。しかし、それぞれの特徴や違いを正しく理解して、使い分けるのはそう簡単なことではない。そんな時、頼もしい存在となってくるのが身近にある「かかりつけ」の医療機関だ。どんなことでも相談できる医師がいれば、その病院やクリニックを窓口として適切な医療へとつながっていくだろう。かかりつけ医の重要性と活用法について、「病気ではなく、病人を診る」をモットーに、患者のさまざまな相談に耳を傾ける「阪神野田駅前ファミリークリニック」の衣畑成紀(きぬはた・しげき)院長に聞いた。 (取材日2019年9月4日)

気軽に相談でき、親身に話を聞いてくれる医師、 患者の背景まで診てくれる医師を「かかりつけ」にする

Q病院とクリニックの違いについて教えてください。
A
1

▲地域のかかりつけ医として患者の話にじっくり耳を傾ける衣畑院長

大学病院など大規模病院、中小規模の病院、クリニックにはそれぞれ役割があります。大規模病院は専門的な検査設備を整え、診療科ごとの専門家も多く、クリニックや中小規模の病院では対応が難しい症例や難病などに対応します。一方、クリニックは身近で受診しやすく、いろいろなことを相談できる「かかりつけ」として地域に根差した診療を行うことが多いです。患者の家族構成や生活環境なども含む実生活を考慮した診療を行えるのがメリットであり、役割でもあると考えます。中小規模の病院は、24時間体制の救急に対応しているところも多く、大規模病院とクリニックの中間にあり、かかりつけ的側面も含め両者の橋渡し的な役割も担っています。

Q病院とクリニックはどう使い分ければいいですか。
A
2

▲まずは地域のクリニックを窓口に症状の相談をしよう

まずはかかりつけ医を受診して、必要に応じて他の医療機関を紹介してもらうようにしてください。医療機関がそれぞれの特徴と役割を明確にすることは国の方針でもあり、クリニックにはかかりつけ医として地域の医療の窓口となることが求められています。また、大規模病院に患者さんが集中して、本当に必要としている人が診療を受けられないという事態は避けなければなりません。このため、400床以上の病院は外来診療に任意の特別料金を設定できるので、特別料金をかけないためにはクリニックや他の病院からの紹介状が必要です。ただし総合診療科のように原因がわからない症例を扱う部門では、紹介状が必要ない場合もあります。

Qどの診療科を受診すべきかわからない時はどうすればいいですか。
A
3

▲早期の受診・検査が病気の早期発見につながる

例えば、風邪のようだという時に、鼻の症状が強い場合は耳鼻咽喉科、咳が続くなら呼吸器内科など、目立つ症状をもとに判断するのは一つの方法です。ただし、近くにその診療科を掲げている医療機関がないことも考えられるので、まずはかかりつけ医を受診すればいいと思います。他の医療機関の受診が必要と判断されれば、適した医療機関を紹介してもらうこともできます。総合診療を専門とする医師が近くにいれば、相談しても良いでしょう。さまざまな症例に対応して、診断・治療、他の医師との連携を行います。また、すぐに受診すべき状態かを24時間365日相談できる「救急安心センター」が利用できる地域では、ぜひ積極的に利用してください。

Q検査ばかりに頼る診療が問題になることもあります。
A
4

▲検査と問診、患者とのコミュニケーションによる診断を重視する

私は、一般的な病気の7割は問診で診断がつき、2割は診察、残った1割が検査で診断すると教えられました。問診がとても大切だということです。検査には、きちんと問診と診察を行った上で、何か問題がありそうな場合に行うことで診断を裏づける役割があります。しかし、十分な問診と診察をせず検査のみで診断を下そうとすると、その人の持つ体質や検査を受けるべきタイミングを加味していないため、誤った診断につながる場合もあります。そのため、きちんと問診と診察を行い、必要な検査を提案してくれるかかりつけ医を見つけて、何でも相談できる関係を築くことが重要だと思います。

Q病気やクリニックの情報はどのように入手すればいいですか。
A
5

▲院内での啓発にも力を入れている同院

インターネット上の情報については、病院やクリニックのほか発信者の氏名や資格を明らかにしているもの以外は、うのみにしないように注意してください。特に病気については自己判断で受診を控えてしまうことや市販薬でのその場しのぎを避けるため、専門的な知識を持った医師などに相談すべきです。また、医療費が一定額を超えた場合に助成を受けられる高額療養費制度などについても、病院やクリニックで相談して、正しい情報を得ておくことをお勧めします。さらに、休診日や時間帯によっては追加で加算料金が発生してしまい、実際の支払い金額より多くの医療費がかかってしまうこともあるので、確認しておくと良いと思います。

ドクターからのメッセージ

衣畑 成紀院長

日頃から、何でも相談できるようなかかりつけ医を見つけておくことをお勧めします。受診する科で迷ったら、まずはそのかかりつけ医に相談されると良いでしょう。私の場合は、何でも診る総合診療を専門とする医師として「病気ではなく、病人を診る」ことを肝に命じて診療にあたっています。おなかが痛いという場合、心配事がストレスになっていないかなど、背景にある精神的、社会的な面も考えて患者さん全体を診ていきます。医師が思う「病気を治すために、ここを治せばよい」という考えと、患者さんの思う「本当はこっちを相談したい」というすれ違いを埋めるため、コミュニケーションを重視し信頼関係を築けるよう努力し続けていきます。

Access