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服部 泰輔 院長の独自取材記事

アスクレピオス診療院

(名古屋市名東区/星ヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/27

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名古屋市営地下鉄東山線の星ヶ丘駅から車で5分ほど、医療モールの2階に入る「アスクレピオス診療院」。2019年6月に開業したばかりの院内は、白と木目を基調とした内装で統一され、きれいで広々としている。院長の服部泰輔先生は日本糖尿病学会の糖尿病専門医。同院では一般的な内科疾患の治療に加え、専門を生かし、糖尿病や高血圧、高脂血症など生活習慣病の治療に力を入れている。「患者さんに良質な医療サービスを提供することを日頃から心がけています。」と語る服部院長。そのために、患者の訴えをよく聞いて丁寧に説明。一人ひとりに合った治療方針を提案するようにしているそうだ。明るく快活な服部院長に、クリニック名の由来や診療方針、めざす医療など幅広く聞いた。
(取材日2019年7月17日)

生活習慣病や糖尿病などを専門とし、地域医療に尽力

カフェのような雰囲気の素敵なクリニックですね。

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もともとクリニックだった物件をリフォームして、今年の6月に開業しました。開業にあたってこのエリアを選んだのは、近隣に内科が少ないとともに、比較的若い世代の方が多いからです。クリニックの名称は、ギリシャ神話に出てくる名医「アスクレピオス」に由来しています。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、蛇が巻きついたアスクレピオスのつえは、世界各地の医療機関のシンボルマークとして使用されています。皆さんに覚えていただけるような特徴的な名称にしたかったのです。また、地域の診療所と中核病院の中間施設をイメージして、「診療院」と名づけました。

診療内容について教えていただけますか?

一般的な内科疾患とともに、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病を専門に診療しています。私は勤務医時代、糖尿病内科などで糖尿病を専門に診てきました。糖尿病は初期の段階では自覚症状があまり現れないため、来院される頃にはかなり進んでいることも多い疾患です。例えば、病院を受診したり健康診断を受けたりする機会があまりない専業主婦の方などの場合、肺炎などを患って初めてクリニックに来られることも多いんです。血糖値をコントロールできていないと、合併症を起こすリスクも高まります。気づいたときには糖尿病網膜症で失明寸前ということもありえますよ。当院は、土曜・日曜も診療していて、お仕事や学校が休みの日にしかクリニックに通えない方にも来ていただきやすいと思います。

なぜ糖尿病を専門にしようと思われたのですか?

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糖尿病を患う方が非常に多いというのも理由の一つですね。また、医薬品の開発にも興味を持っていました。化学的に生成する薬の場合、数百万種類もの化合物をスクリーニングします。加えて、副作用についても調べなければならないため、とても医師1人の力で開発できるようなものではありません。ところが、インスリンのような生体内の物質を原料とする薬の場合、もともと人体の中にある物質を使うため、取り組みやすく、副作用も少ないといった特徴があります。それで大学卒業後に大学院に入学しました。修了後に、生体内の蛋白を精製し、各疾患のモデル動物に投与して、病気が改善するかをみる実験をしたかったのですが、システムを構築した段階で、市民病院に転勤となりました。その後、市民病院では、西洋医学の限界は、原因の一つに対してアプローチして治療することにあるのではないかと考え、複数の薬を組み合わせた治療にも取り組みました。

患者一人ひとりの状態に応じたアプローチを心がける

クリニックの診療方針をお聞かせください。

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患者さんに良質な医療サービスを提供することを心がけています。そのために、まずは患者さんの訴えをよくお聞きし、「どんな疾患が考えられるか」をわかりやすくご説明。さらに、「どんな検査を受けたらよいか」「どんな治療法があるか」などお話しした上で、その方に合った治療方針を提案するようにしていますね。また当院では、内科医師2名による二診体制で診療にあたっています。土日も診療していると、急患の方が来られることもあります。仮に重症の方が来院された場合、治療にかなりの時間を要するため、他の患者さんをお待たせすることにもなりかねません。二診体制で診療することで、そうした事態を避け、スムーズに診療を行うことができるのです。

診療の際にはどんなことを心がけていますか?

血液検査の結果を見て、「糖尿病ですので治療しましょう」と薬を処方するだけでは不十分です。同じ糖尿病でも、人によって原因はさまざま。「その方がなぜ糖尿病になったのか」を見極めなくてはなりません。その上で、「こういう理由で糖尿病になっていますので、ここを改善しましょう」と丁寧に説明する必要があります。患者さんに説明する際には、できる限り簡単な言葉でわかりやすくお話しするようにも努めていますね。なぜなら、症状を改善するには、患者さん本人に糖尿病になった原因を自覚してもらうことが欠かせないからです。若い頃スポーツをしていた方が仕事を始めて運動しなくなったにも関わらず、以前と同じぐらいの量の食事を摂取し続けることで糖尿病を発症する、といったケースも多いですね。

近隣に老人介護施設もありますが、ご高齢の方にはどのようなことを意識されていますか?

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ご高齢の患者さんの場合、その方の年齢や全身状態を考慮に入れて治療していくことが大切です。それで、「今おいくつなのか」「どういう病気に対するリスクが高いのか」といったことを考え、適切な薬などを使用するよう努めていますね。今まであまり薬を使用していなかったご高齢の方に、急に強い薬を処方することは避けたいですよね。高齢になると薬が体に蓄積しやすくなったり副作用が強く出たりする傾向があるため、過剰に投与しないよう注意しなくてはなりません。常に全身のバランスを考えて治療することが重要。高齢者の場合、1つの身体機能が低下することで、急に状態が悪くなることもあるからです。悪くなった部分を補いつつ、全身のバランスを保ちながら治療するように努めています。

早期発見・早期治療で、病気の発症や進行を遅らせたい

こちらには医師がもう1人いるとお聞きしました。

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2人の医師に加えて、常勤と非常勤の看護師が1人ずつ、常勤と非常勤の受付事務が1人ずつ在籍しています。さらに土曜日と日曜日には、それぞれ臨床検査技師が1人ずついます。どのクリニックもそうかもしれませんが、当院では平日に比べ、皆さんのお仕事が休みの土日のほうが多くの患者さんがおみえになられます。そのため、土日はより多くのマンパワーが必要になるのです。臨床検査技師が1人いてくれることで大きな助けになっていますね。また、スタッフたちが働きやすい職場環境をつくるようにも心がけています。例えば、朝早く診療を始めることでお昼休みの時間が長くなると、スタッフたちの負担も大きくなりますよね。診療の開始時間を朝10時からにしているのは、そのためなんです。

先生がめざす医療とはどのようなものですか?

病気の予防に努めていても、年齢を重ねるにつれ病気になるリスクは高まってきます。糖尿病などの生活習慣病の場合、病気の発症や進行をできる限り遅らせることが大切。それで、早期発見・早期治療、つまり、できる限り症状が軽い段階から介入して、それ以上病態を進行させないようにすることをめざしています。そのために、血液検査機器やエックス線検査機、心電計など早期発見に必要な医療機器も幅広く取りそろえています。例えば、不整脈をよりしっかりと診断していくためには、24時間心電図を測るホルター心電計が必要。「おそらく不整脈と思われます」と言われても不安になりますよね。患者さんに納得して治療を受けていただくためにも、必要な検査機器を備えるよう努めているのです。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

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糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病について、責任を持って治療にあたらせていただきます。生活習慣病を治療せずに放置していると、狭心症や心筋梗塞など命に関わる疾患を引き起こすことにもなりかねません。もし健康診断で異常があると指摘されたなら、そのままにせず早めにクリニックを受診していただければ幸いです。また専業主婦の方など、健康診断を受ける機会があまりない場合は、自分の体の状態をよく把握するよう努めてほしいですね。たとえ同じ病気であっても、人それぞれ原因や治療法は異なっています。自分で判断するのではなく、一度ご来院いただき、専門の医師のもとで指導を受けることをお勧めいたします。

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