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患者の生活に合わせた治療法で
糖尿病の悪化、合併症の予防を

草加すぎうら内科クリニック

(草加市/草加駅)

最終更新日:2022/06/10

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  • 保険診療

糖尿病は、国内の患者数1000万人以上、発症に至らない予備群1000万人とも推測され、現代の国民病ともいえる病気。悪化するとさまざまな合併症につながることから、予防・悪化予防が非常に重要だ。ただ、「糖分を控えたほうがいいのはわかるけれど、つい甘いものを食べてしまう」という人は多いのではないだろうか。2019年4月に東武伊勢崎線の草加駅前に開業した「草加すぎうら内科クリニック」は、そんな患者心理を理解した上で、続けられる治療を一緒に考えていくのが特徴だ。院長は「誰でも気軽に来られるクリニック」であることを何より大切にする杉浦立(たつし)先生。インスリン注射の説明のために自身で実演することもあるという杉浦院長に、糖尿病の基礎知識や治療、予防のために大事なことを聞いた。

(取材日2019年8月7日)

糖尿病治療は続けることが大切。患者が続けやすい治療を提案し、モチベーションの維持につなげていく

Q糖尿病とはどんな病気ですか?
A
1

▲生活習慣病の治療・予防に力を入れている院長

血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続き、それによって体にさまざまな悪影響を及ぼす病気です。いくつかのタイプがあり、生活習慣が原因となるものは「2型糖尿病」に分類されます。「血糖値が少し高い」段階では自覚症状はほとんどなく、健康診断や血液検査などを受けなければわかりません。ただ病気が進むと、喉が渇く、だるく感じるなどの症状が出てくるほか、「3大合併症」とも呼ばれる網膜症、腎症、神経症をはじめ、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気を引き起こします。ですので、血糖値が高めだとわかったらできる限り早く治療を始め、合併症を起こさないようにコントロールしていくことが大切になります。

Q糖尿病は完治をめざせるのでしょうか?
A
2

▲診察室では院長が親身な姿勢で診療にあたる

残念ですが、糖尿病は今のところ完治は難しい病気とされています。ただ、治療によって血糖値をコントロールすれば、合併症を抑え、糖尿病でない人と同じように生活の質を落とさず暮らしていくことも望めます。この「合併症の予防」が、糖尿病治療の最も重要な目標です。基準とされている血糖コントロールの目標値があり、合併症予防は「血中のHbA1c濃度7.0%未満」。これを基準に、患者さんの状態や年齢を考えて一人ひとり目標値を設定し、それに沿った治療を進めていきます。大事なのは継続すること。自覚症状がないために中断してしまう人も多いのですが、中断中に血管の傷みが進むと、合併症のリスクが高まってしまいます。

Qどのような治療をしていくのでしょう?
A
3

▲患者一人ひとりに合った治療法を提案している

経口または注射でお薬を使いながら、食事習慣・運動習慣を改善していくのが基本です。インスリン注射は最後の手段というイメージが強く、「一度始めたらやめられないから絶対嫌」と言う人もいますが、これは誤解です。インスリン注射によって血糖コントロールが図れれば経口薬に変えることも可能です。インスリン注射にも食前に打つもの、1日1回でいいものといろいろなタイプがあります。また、週1回打つGLP-1注射、週1回服用する経口薬などもあるので、患者さんと話し合いながら、それぞれの生活スタイルに合った方法を提案しています。

Q患者さんと接する上で、先生が大切にされていることは何ですか?
A
4

▲丁寧なカウンセリングによって治療の方法を決定する

それぞれの患者さんの事情をくむことでしょうか。これは駄目、あれは駄目では、生活習慣を変えることはできないと思います。行動には理由があるのでその理由を聞きながら、問題点を探りながら、「じゃあどうしようか」と一緒に考えていきます。例えば、お酒は飲んでもいいけど1日おきにしようとか、寝る前だけは甘いものを控えようとかですね。あれこれやろうとしても難しいので、「今月はこれをやりましょう」というふうに一つずつ。そうして出た結果を、もう少し頑張ろうかなという思いにつなげていけるようにしています。患者さんとの間に信頼関係ができてくれば、より良いアドバイスにもつなげていけるので、対話はとても大事ですね。

Q糖尿病にならないためには、何に気をつければよいのでしょう?
A
5

▲定期検診を推奨する院長。早期発見が重要

2型糖尿病の原因は多くが食事と運動不足なので、まずはこの2つに注意すること。具体的に「○○をする!」と決めなくても、普段の生活の中でバランスの良い食事と適度な運動を心がけるだけでも、かなり違うと思います。後は、40歳以上、理想的には35歳以上になったら、年1回ぐらいは健康診断を受けてもらうといいですね。職場の健診があればそれを受診してほしいですし、自営業の方は市区町村の特定健診などを利用してもらうのがお勧めです。検査の結果、血糖値が高めであれば一度病院やクリニックで相談し、早めに生活習慣を変えていき、糖尿病の予防に努めてほしいです。

ドクターからのメッセージ

杉浦 立院長

糖尿病は、かなり進行しない限り自覚症状がほとんどない病気です。ただ放っておくとさまざまな合併症につながってしまうので、症状が出る前に治療に取り組み、合併症を起こさないようにコントロールをしていくことが大切です。年に一度は健康診断を受け、「血糖値の高さに注意」との結果であれば、まずは一度病院やクリニックを訪れてみてください。医療機関はなかなか気軽には行きづらいところだと思いますが、本当にちょっとしたことでも、心配なことや不安なことがあれば相談してもらえればと思います。当院は19時まで診察していますので、早く帰れた日のお仕事帰りにでも気軽に寄ってみてください。

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