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患者の生活に合わせた治療法で
糖尿病の悪化・合併症の予防を

草加すぎうら内科クリニック

(草加市/草加駅)

最終更新日:2026/09/03

草加すぎうら内科クリニック 患者の生活に合わせた治療法で 糖尿病の悪化・合併症の予防を 草加すぎうら内科クリニック 患者の生活に合わせた治療法で 糖尿病の悪化・合併症の予防を
  • 保険診療

糖尿病は現代の国民病ともいえる病気。悪化するとさまざまな合併症につながることから、予防・悪化予防が非常に重要だ。ただ、「糖分を控えたほうがいいのはわかるけれど、つい甘いものを食べてしまう」人は多いのではないだろうか。「草加すぎうら内科クリニック」の杉浦立(すぎうら・たつし)院長は、そんな患者心理を理解した上で、管理栄養士による栄養指導を取り入れながら、続けられる治療を患者とともに模索している。「誰でも気軽に来られるクリニック」であることを何より大切に、インスリン注射の説明のために自身で実演することもあるという杉浦院長に、糖尿病の基礎知識や治療法、予防のために大事なことを聞いた。

(取材日2026年7月28日)

糖尿病治療は続けることが大切。患者が続けやすい治療を提案し、モチベーションの維持につなげていく

Q糖尿病とはどんな病気ですか?
A
草加すぎうら内科クリニック 生活習慣病の治療や予防に力を入れている院長

▲生活習慣病の治療や予防に力を入れている院長

血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続き、それによって体にさまざまな悪影響を及ぼす病気です。いくつかのタイプがあり、生活習慣が原因となるものは「2型糖尿病」に分類されます。「血糖値が少し高い」段階では自覚症状はほとんどなく、健康診断や血液検査などを受けなければわかりません。ただ病気が進むと、喉が渇く、だるく感じるなどの症状が出てくるほか、「三大合併症」とも呼ばれる糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害をはじめ、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気を引き起こします。ですので、血糖値が高めだとわかったらできる限り早く治療を始め、合併症を起こさないようにコントロールに努めることが重要です。

Q糖尿病は完治をめざせるのでしょうか?
A
草加すぎうら内科クリニック 診察室では院長が親身な姿勢で診療にあたる

▲診察室では院長が親身な姿勢で診療にあたる

残念ですが、糖尿病は今のところ完治は難しい病気とされています。ただ、治療によって血糖値をコントロールを図れば、合併症を抑え、糖尿病でない人と同じように生活の質を落とさず暮らしていくことも望めます。この「合併症の予防」が、糖尿病治療の最も重要な目標です。基準とされている血糖コントロールの目標値があり、合併症予防は「血中のHbA1c濃度7.0%未満」。これを基準に、患者さんの状態や年齢を考えて一人ひとり目標値を設定し、それに沿った治療を進めていきます。大事なのは継続すること。自覚症状がないために中断してしまう人も多いのですが、その間に血管の傷みが進むと、合併症のリスクが高まってしまいます。

Qどのような治療をしていくのでしょう?
A
草加すぎうら内科クリニック 患者一人ひとりに合った治療を提案

▲患者一人ひとりに合った治療を提案

経口または注射で薬を使いながら、食事習慣・運動習慣を改善していくのが基本です。インスリンの注射やGIP/GLP-1受容体作動薬、GLP-1受容体作動薬など、糖尿病治療では新たな薬が次々と開発されて選択肢が増えています。知識のある医師の管理のもとで適切に使用すれば、いずれもリスクは少ない薬剤です。また当院では、管理栄養士による食生活のアドバイスを取り入れています。糖尿病の患者さんはもちろん、BMIが30以上の方や、高血圧症・脂質異常症・高尿酸血症といった生活習慣病、また慢性腎臓病の患者さんも対象です。初期段階であればあるほど治療の効果も見込めますので、疑わしい場合にはぜひ早めにいらしてください。

Q患者さんと接する上で、先生が大切にされていることは何ですか?
A
草加すぎうら内科クリニック 丁寧なカウンセリングによって治療の方法を決定する

▲丁寧なカウンセリングによって治療の方法を決定する

それぞれの患者さんの事情をくむことでしょうか。これは駄目、あれは駄目では、生活習慣を変えることはできないと思います。行動には理由があるのでその理由を聞きながら、問題点を探りながら、「じゃあどうしようか」と一緒に考えていきます。例えば、お酒は飲んでもいいけど1日おきにしようとか、寝る前だけは甘いものを控えようとかですね。あれこれやろうとしても難しいので、「今月はこれをやりましょう」というふうに一つずつ。そうして出た結果を、もう少し頑張ろうかなという思いにつなげていけるようにしています。患者さんとの間に信頼関係ができてくれば、より良いアドバイスにもつなげていけるので、対話はとても大事ですね。

Q糖尿病にならないためには、何に気をつければいいのでしょう?
A
草加すぎうら内科クリニック 定期健診を推奨する院長。早期発見が重要

▲定期健診を推奨する院長。早期発見が重要

2型糖尿病の原因は多くが不適切な食事と運動不足なので、まずはこの2つに注意すること。具体的に「○○をする!」と決めなくても、普段の生活の中でバランスの良い食事と適度な運動を心がけるだけでも、かなり違うと思います。あとは、40歳以上、理想的には35歳以上になったら、年1回ぐらいは健康診断を受けてもらうといいですね。職場の健診があればそれを受診してほしいですし、自営業の方は市区町村の特定健診などを利用してもらうのがお勧めです。検査の結果、血糖値が高めであれば一度病院やクリニックで相談し、早めに生活習慣を変えていき、糖尿病の予防に努めてほしいです。

ドクターからのメッセージ

杉浦 立院長

糖尿病は、かなり進行しない限り自覚症状がほとんどない病気です。ただ放っておくとさまざまな合併症につながってしまうので、症状が出る前に治療に取り組み、合併症を起こさないようにコントロールをしていくことが大切です。例えば、糖尿病が動脈硬化を引き起こし、そこから脳卒中につながることもあります。そのため当院では週に1日、循環器内科を専門とする医師が、動脈硬化や心臓・血管の症状を専門的に診ています。まずは年に1度は健康診断を受け、「血糖値の高さに注意」との結果であれば、放置せずに医療機関を受診することが悪化予防の第一歩。当院は夜まで診察していますので、お仕事帰りにでも気軽に寄ってみてください。