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山口 大輔 院長の独自取材記事

たまプラーザやまぐち眼科

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2019/07/01

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たまプラーザ駅から徒歩3分。マンションの1階にある「たまプラーザやまぐち眼科」の院内に入ると爽やかな香りに包まれる。木材を多く使用した待合室は広々としていて、まるでおしゃれなカフェにいるかのようだ。同院では日帰り白内障手術ができるほか、通常は大きな病院で入院して受けるといわれる硝子体手術も、日帰りで受けられる。「途中でどこかに紹介され、入院して手術を受けるのは患者さんにとって負担が大きい。少しでも患者さんが楽に、最後まで同じ場所で受けられる医療を提供したかった」と語るのは山口大輔院長。患者一人ひとりを「自分の大切な人」として接することを信条としている院長に話を聞いた。
(取材日2019年6月17日)

日帰り白内障手術と硝子体手術に対応可能

とても居心地の良いクリニックですね。

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設計段階で、あまりクリニックっぽくないようにしつつ、外から中が見えるようにしてほしいとリクエストしました。中で待っている患者さんも外が見えたほうが良いですし、初めて来られる方も中の様子がわかれば不安が減ります。僕自身、どのようなクリニックだったら初めてでも怖くなく入れるかという面を重視しました。それから、ゆったり待てるように、できるだけ待合室を広くしました。

以前は消化器外科を専門とされていたそうですね。なぜ眼科に転向されたのですか?

もともと手術がしたいと考えていたのと、なるべくいろいろなものを診られる医師になりたいと考えて外科に進みました。しかし、外科で開業すると自分のクリニックで手術をすることが難しいという問題がありました。一方で眼科なら、開業後も設備を整えれば大学病院と同じレベルの手術・治療が行えます。来てくださった患者さんをできるだけ病気が治るまで責任を持って自分で診療したいと思う気持ちから眼科に転向しました。

たまプラーザで開業した理由を教えてください。

もともと藤が丘の昭和大学に勤務していたので、田園都市線の患者さんがとても多かったのです。この辺りの患者さんに育てていただいた恩返しがしたいという気持ちがありました。また、たまプラーザ駅周辺や、鷺沼やあざみ野、さらにその先のエリアには、日帰り白内障手術をしている眼科クリニックが少なかったことも理由の一つです。大学病院が近くにあるのでクリニックで手術をする必要がないのかもしれませんが、今やクリニックでの白内障日帰り手術が受けられるのは当たり前となりつつある時代。その「当たり前」を提供したいという気持ちもあり、日帰り白内障手術が提供できる眼科医院を開業しました。

白内障手術のほか、硝子体手術も日帰りで受けられるとお聞きしました。

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田園都市線沿線全体で見ると、白内障の手術をしているクリニックはありますが、硝子体手術まで対応しているクリニックはとても少ないです。これは目の奥の網膜に関する病気に必要な手術で、白内障手術の難しい症状でも、硝子体手術が必要になる場合があります。自分のクリニックでこの手術ができないと大きな病院を紹介するしかなくなってしまいます。硝子体手術自体は日帰りでできる手術ですが、大学病院でこの手術を受けようとすると1週間ほど入院しなくてはいけません。患者さんの生活を重視しながら治療をすることを考えると、クリニックで日帰りの硝子体手術を受けられるのが理想だと考え、硝子体手術ができる設備を整えました。また、僕が患者なら途中でどこかに紹介されるのではなく、最後まで同じところで診てもらいたいと思っているのも、硝子体手術を行っている理由です。

一人ひとりを「大切な人」として接する

どのような患者さんが多く来院されていますか?

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たまプラーザに住んでいる方が中心ですが、たまプラーザと新百合ヶ丘の中間エリアなど、バスを使ってアクセスするような離れた地域からも来られる方が多いです。患者さんの年齢も幅広く、赤ちゃん、お子さん、若い方、ご高齢の方までさまざまな世代がバランス良く来院されています。このエリアの皆さんは、気になることがあると早めに受診してくださいます。そのため予防的な話をよくしていますね。病院に行くというとき、治療や薬が嫌だったり、苦しかったり不安があったり、ネガティブな感情があると思います。そんな気持ちを抱えつつも来てくださったからには、何かしらポジティブな気持ちを持って帰ってもらえればと考えています。検査結果をただ伝えるのではなく、それにプラスして前向きになれる言葉をかけたいですし、手術の後の結果を伝えるだけでなく、患者さんのその後の生活のお話もお聞きしたい。そう考えて診療を行っています。

そのように考えるようになったのには、何かきっかけがあったのでしょうか。

中学生の時に陸上部だったのですが、ケガをして1年間走れない時期があり、整形外科に通っていました。その時に担当の医師に「走れないのがつらい」という話をしたところ、「それは僕には関係ない」と言われてしまったのです。当時から将来は医師になりたいと考えていたこともあり、「僕は患者さんが何に困っているかを聞ける医師になろう」と強く思いました。反面教師ですね。医師になろうと思ったのは、中学生の時に祖父が膵臓がんで他界したことがきっかけです。子どもなりに「近くにいたのになぜ気づかなかったのだろう」と悔しく思い、近くにいる大切な人を救えるようになろうと医師をめざしました。患者さんが当院を選んで来てくださるということに縁を感じますし、皆さんが「大切な患者さん」です。皆さんに良くなっていただきたいと思いながら診療にあたっています。

患者さんに接する際、先生が心がけていることを教えてください。

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なるべく患者さんのお話をたくさんお聞きし、それを踏まえた上での治療方針を決めていきたいと考えています。趣味や仕事のことなど、一見診療とは関係ないような話も含めて話をお聞きします。例えば白内障は患者さんによって手術のタイミングが違います。視力が0.1まで下がっていても寝たきりのような方だと手術をしないこともありますし、若くても視力が落ちていれば手術をします。趣味でプールや海を楽しむ方だと、コンタクトレンズをしているのは少し怖いですが、手術で眼鏡もコンタクトレンズも不要になれば安心して快適に趣味を楽しめるでしょうし、人生の質が上がると思うんです。そういうタイミングを知るためにも、いろいろなお話を伺うことを大切にしています。

視力が上がらない人に向けたロービジョンケアを実施

こちらのクリニックではロービジョンケアも行っているとお聞きしました。

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手術を受けても視力が上がらない場合、これまでは諦めざるを得ませんでした。しかし患者さんはその後も生活していかなくてはいけません。患者さんが少しでも見やすい環境で生活するためのケアを行っています。具体的には特別な眼鏡の着用や、携帯型の読書機の使用、家庭の中で使用する雑貨の色の工夫などです。こうすることでだいぶ暮らしやすくなると思います。視力が上がらず困っている方がいればご相談いただきたいです。

休日はどのようにお過ごしでしょうか。

休診日もほかの病院へ行って診療や手術をしていることが多く、休みらしい休みはあまりないのですが、先日野球をしたんです。東京都眼科医会の野球大会に参加し、ホームランを打ちました(笑)。あと最近でいうと、医療支援で東ティモールを訪れ、3日ほど地元の方々の診療に携わりました。とても良い国で、毎年行きたいと思っています。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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先端の技術をどんどん取り入れ、地域の皆さんに還元していきたいです。例えば、白内障の手術をする際、レーザーで切る手法があります。しかし現状では都内まで出かけなくては受けられないので、田園都市線沿線でそういう進んだ医療を受けられるようにしていきたいと思っています。治療に来るのはもちろん、わからないことや気になることがあれば、気軽に来ていただければうれしいです。「雑談しに来る」くらいの気持ちでご来院ください。

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