全国のドクター12,714人の想いを取材
クリニック・病院 158,428件の情報を掲載(2024年7月27日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市鶴見区
  4. 横堤駅
  5. つるみ通り まつだ歯科クリニック
  6. 「噛める歯」をめざして周囲の歯も守るためのインプラント治療

「噛める歯」をめざして
周囲の歯も守るためのインプラント治療

つるみ通り まつだ歯科クリニック

(大阪市鶴見区/横堤駅)

最終更新日:2022/12/28

つるみ通り まつだ歯科クリニック 「噛める歯」をめざして 周囲の歯も守るためのインプラント治療 つるみ通り まつだ歯科クリニック 「噛める歯」をめざして 周囲の歯も守るためのインプラント治療
  • 自由診療

失われた歯の治療には「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」と3つの選択肢がある。このうち自費診療かつ手術が必要なインプラント治療は、費用面でも肉体面でもハードルが高いと考える人は多いだろう。しかしインプラントは構造上、入れ歯やブリッジとは異なり周囲の歯に影響を与えづらいというメリットがあり、失った歯を補うだけでなく、周りの健康な歯を守り得るという側面もある。「つるみ通り まつだ歯科クリニック」の松田賢太院長は、3つの選択肢それぞれのメリット・デメリットをしっかりと患者に伝え、納得した上で治療に進めるようカウンセリングに注力。「インプラント治療は私の家族にも勧めたい治療の一つ」と話す松田院長に、インプラント治療に関する疑問、同院のインプラント治療の流れや特徴などを聞いた。

(取材日2022年12月20日)

年齢を重ねても「噛める」を実現するために。周りの歯を傷めず失った歯を補うことを図るインプラント治療

Q歯を失った際の治療には、どのような選択肢がありますか?
A
つるみ通り まつだ歯科クリニック インプラント治療は他の歯への負担が少ないと話す松田院長

▲インプラント治療は他の歯への負担が少ないと話す松田院長

虫歯や歯周病の進行、ケガなどの理由で歯を失った際の治療の選択肢は、入れ歯・ブリッジ・インプラント治療です。入れ歯は費用を抑えて製作できる点がメリットである一方、残った隣の歯に金具をかけるため周囲の歯への負担が避けられないのがデメリットです。ブリッジは失った歯の両隣にある歯を削って連結したかぶせ物を装着する方法で、支える歯が強く健康でなければ治療が長持ちしません。しかし健康な天然歯を削らなければならないため、ブリッジを選択する際には慎重にご検討いただく必要があるでしょう。インプラント治療は自費治療になるものの、周囲の歯への影響を抑えながら噛める口腔環境をめざしていく治療です。

Qインプラント治療とはどのような治療ですか?
A
つるみ通り まつだ歯科クリニック インプラント治療は他の治療に比べ、強く噛める点もメリット

▲インプラント治療は他の治療に比べ、強く噛める点もメリット

インプラント治療は、人工歯根と呼ばれるインプラント体を顎の骨の中に埋入・固着させ、そこに人工歯を装着する方法です。歯根があるため、入れ歯やブリッジよりも噛む力が強くなることが見込め、周囲の歯を削る必要がないという視点から考えれば、口腔内全体の健康を長く維持することが期待できる治療法であるといえます。ただし見た目は天然歯に近くても、歯にかかる力を吸収するクッションの役目を果たす「歯根膜」という天然歯特有の組織はありません。天然歯と似ていても機能的には異なるものとして、強い力がかからないよう、上下で対合する歯との噛み合わせを調整するなどして、インプラント治療に適した管理を行っていくことが重要です。

Qインプラント治療はどのような方にお勧めですか?
A
つるみ通り まつだ歯科クリニック 年齢問わず適した方であればインプラント治療は可能である

▲年齢問わず適した方であればインプラント治療は可能である

糖尿病・骨粗しょう症・リウマチなどの既往歴がない方ですね。しかし、これらの病気にかかっている方でも内科的にコントロールできていれば、医科と連携しながらインプラント治療を行うことは可能です。インプラント治療に対する価値観は人それぞれ異なるため、当院では入れ歯・ブリッジ・インプラント治療の3つの選択肢を偏りなくご説明し、ご検討していただきます。10代の方など、よほどお若い方でない限り、年齢で推奨度合いを変えることはないですね。ただ、顎の骨が薄くインプラント体埋入のために骨造成が必要な場合は治療期間や費用、体への負担が変わるため、きちんと説明してご納得いただいてから治療を開始するようにしています。

Qインプラント治療の流れについて教えてください。
A
つるみ通り まつだ歯科クリニック 患者が納得した上で治療を進めてくれる

▲患者が納得した上で治療を進めてくれる

まずはカウンセリングで3つの選択肢のメリット・デメリットをご説明しますが、悩んでおられる患者さんであれば、こちらで患者さんに適していると考える2つに絞って解説することも。患者さんの意思が固まったら、すでに撮影済みまたは新たに撮影したCT画像などを用いてより細かな診断を行い、日取りを決めて手術へ進みます。手術後には抜糸をし、痛みや腫れが落ち着いていれば、定期検診としてご来院いただくのは1回程度。埋入から約2ヵ月後には土台となる箇所を出す「頭出し」を行い、実際にかぶせ物を装着するまでにかかる期間は、下の歯で3ヵ月、上の歯だと4ヵ月程度が一般的です。なお顎の骨造成が必要な方は治療期間が長くなります。

Qこちらで行っているインプラント治療の特徴は何ですか?
A
つるみ通り まつだ歯科クリニック 患者の不安を和らげるためにさまざまな工夫をしている

▲患者の不安を和らげるためにさまざまな工夫をしている

基本的なインプラント治療については、なるべく痛みが出ないようスピーディーに行い、歯肉の切開線もできる限り小さくして、患者さんの負担軽減に努めています。処置時間が長くなれば、痛みも出やすくなってしまうため、なるべく早く手術を終わらせることが肝心です。そのために歯科衛生士らスタッフとは手術前にしっかり情報を共有し、クリニック全体でインプラント治療に取り組んでいます。骨造成が必要な患者さんや不安感が強い方の場合は、眠ったような状態で手術を受けるための静脈内鎮静法を用いたり、既往症のある方の場合は麻酔科医師の立ち会いのもと全身管理をしながら手術を行ったりと、精神面・安全面にもしっかり配慮しています。

ドクターからのメッセージ

松田 賢太院長

入れ歯やブリッジにもそれぞれメリットはあります。しかし、それを支える健康な歯が傷んでしまえば欠損箇所が広がり、そこから何本もインプラント治療を行えば、その分、高額な費用がかかります。そのためにも最初からインプラント治療を選択しておくことは、今後の生活の幅を広げることにもつながるのではないでしょうか。インプラント治療は生活の質を上げてくれる治療法だと私は考えています。現状に満足しておらず「もっと噛めるようになりたい」「生活を変えたい」という気持ちがある方には、インプラント治療をお勧めしたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~、骨造成/5万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access