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伊藤 敬志 院長の独自取材記事

いちかわ内科脳神経内科

(市川市/菅野駅)

最終更新日:2021/04/02

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京成菅野駅から徒歩3分。千葉街道沿いにあるのが「いちかわ内科脳神経内科」だ。ここは脳神経内科を専門とする伊藤敬志院長が、長く暮らしている市川市に医療貢献したいと2019年に開業。伊藤院長は日本神経学会神経内科専門医および日本内科学会総合内科専門医の資格を有し、内科疾患はじめ頭痛や物忘れ、めまいなど脳の神経と深く関わる疾患を診療している。同院ではマルチスライスCTを導入し、迅速で精密な診査診断を行っているのも大きな特徴。「診療は困っている患者さんがすぐに検査を受けられるよう予約制をとらずに『スピード感』を重視しています」と優しい笑顔で話す伊藤院長。2021年4月からは完全二診制にする方針で、よりスムーズな診療をめざしているという。診療の特徴などについて話を聞いた。
(取材日2021年3月10日)

家族を育んでくれる市川市に医療貢献したいと開業

この場所に開業されたきっかけを教えてください。

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開業したのは子どもや家族が一つのきっかけです。今、子どもは4歳と8歳で、ちょうど下の子どもが生まれた頃から少しずつ開業を考えるようになりました。というのも、子どもはよく風邪をひくのですが、そんな時、当時勤務していた松戸市立総合医療センターに連れて行けませんし、もし連れて行ったとしても自分は脳神経内科専門ですから対応できません。そんな経験が重なるうち、もっと地元に根づいた診療をしていきたいと思うようになったのです。市川にはもう10年以上暮らしていますし、子どもたちも市川市の保育園や小学校に通っています。ですので、私たち家族を育んでくれている市川市に地域貢献できればと思ったのです。松戸市立総合医療センターでの経験から、先進的な医療も大切ですが、医療はそれだけではない、地域の人々に密着した診療、重篤な疾患にならないための医療も重要だと考えたことも理由です。

クリニックの造りなどこだわったことはございますか?

脳神経という言葉に対して、重い、怖いといったイメージを抱きがちですので、そんなイメージを払拭できるよう、クリニックは明るく温かい雰囲気になるよう工夫しました。優しい色合いのグリーンとイエローをメインカラーにして、ロゴのキャラクターもかわいいフクロウにしています。フクロウは知恵の象徴といわれているそうで、脳神経内科にも合っているかなと思っています。待合室も比較的広くして、院内はバリアフリーとなっています。

そもそも脳神経内科というのはどんな診療科なのでしょうか。

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脳神経内科は、脳と神経が原因となる疾患を診察する科で、頭痛、めまい、手足のしびれ、物忘れなどが代表的な症状です。ただ、それらの症状は、心療内科、脳神経外科、整形外科などと重なっている場合が多いのです。例えば頭痛。片頭痛や緊張型頭痛であれば脳神経内科、くも膜下出血による頭痛であれば脳神経外科の領域になります。手足のしびれは、腰椎や頸椎のヘルニアが原因であれば整形外科、末梢神経のトラブルが原因であれば脳神経内科が治療します。このように症状の根本的原因を探って適切な治療への道筋をつけることも脳神経内科の一つの役割であると考えています。神経は全身の臓器にネットワークが張り巡らされているので、内科とも深く関わっています。ですので、当院では全人的な視点で総合的な診療を行っています。

CT画像は副院長とのダブルチェックで診断

診療の際、大切にしているのはどんなことですか?

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患者さんは同じ症状を訴えていても、一人ひとり診療に求めているものが異なり、受診した理由もそれぞれ異なります。それをしっかり見極めて患者さんのご要望に沿うよう努めています。例えば頭痛を訴えてきた時、その患者さんは、脳の中がどうなっているのか心配だから詳細な検査をしてほしいと思っているのか、あるいは検査よりもとりあえず頭痛を何とかしたい、鎮痛剤を早く出してほしいと願っているのか。何を本当に求めているのかをしっかりつかむよう、患者さんの話によく耳を傾けることを大切にしています。ただそうなると時間もかかりますので、難しいところです。一日の診療時間は限られていますから、患者さんをお待たせすることも多くなってしまいます。当院は予約制をとっていませんから、どうしても午前中やお天気の良い日に集中してしまうことが多かったのです。

スムーズな診療のために医療体制の拡充をめざしているそうですね。

これまでも私と父である副院長、非常勤の医師らで、できるだけ二診で診察するようにしてきました。4月からは非常勤の医師を増員して、完全二診体制となります。担当する医師が受診ごとに変わらないよう、初診1回の診察で終わる場合は非常勤の医師、認知症のように継続的医療が必要な場合は私や副院長が診察するなど、非常勤の医師や看護師などと連携をとりながら診察にあたっています。

CT検査ができる点も大きな特徴ですね。

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より精密で専門的な診査診断を行うため、CT検査を行っています。大きな病院ですと受診後予約をとって別の日に検査となることも多いですが、当院ではその日にすぐ検査を受けられます。開院当初予約制だった時期もありましたが、今は予約制をやめて、頭痛などの症状で困っている方がすぐに検査を受けることができるような体制をとっています。検査によって病気を発見し、迅速に適切な医療への道筋をつけられるという点がクリニックで受けるCT検査の利点だと考えています。先日も単なる頭痛だと思って受診した患者さんをCT検査したら脳卒中が見つかり、病院に紹介しました。また、いくらスペックの良いCT機器をそろえても、画像を診断する読影力がとても重要です。私の父は、日本医学放射線学会放射線科専門医であり、これまでがんなどの診断を数多く行ってきています。当院では見逃しのないよう私と父とで必要に応じてダブルチェックをしています。

ほかにも特徴的な検査を行っているそうですね。

神経伝導速度検査と脳波検査を行っています。神経伝導速度検査は手足にしびれが起きている場合など、手足の神経に電気を流して末梢神経に障害が出ているかを確認する検査です。しびれがある時、脳神経外科でCT検査して異常がなく、整形外科に行って首や腰に何も問題はないと診断され、それでもしびれがあるという方は一度この神経伝導速度検査を受けてみてはいかがでしょうか。脳波検査は、脳波の揺らぎを調べる検査で、てんかんや意識の混濁が起きているときなどに行います。当院ではMRIこそありませんが、CT検査、神経伝導速度検査、脳波検査によって大きな病院と遜色ない診断が可能であると自負しています。

人とのつながりを大切に地域に信頼されるクリニックに

医師をめざされたのはお父さまの影響でしょうか。脳神経内科を専門にした理由も教えてください。

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やはり父の影響が大きかったのでしょうね。何か困っている人を助けたいという気持ちもありました。中学生の頃にはもう医師をめざそうと考えていたと思います。脳神経内科を選んだ理由は、これはなかなか難しいですね(笑)。他にも魅力的な科はありましたが、一番の理由は全人的なケアが重要な領域だと思ったからです。神経疾患は難病が多く、単に病気の治療だけでなく生活全般をサポートすることが大切になります。人と人とのつながりがとても重要な医療領域だと考えたのです。ただ、それはどんな医療領域でも同じですが。

ところで、プライベートはどのようにお過ごしですか?

お休みの日は子どもたちと一緒に過ごしています。子どものスイミングスクールの送り迎えをしたり、水泳の練習を見ていたりしています。2ヵ月に1回くらい、江戸川河川敷を走るマラソン大会が開かれていますので、親子マラソン大会に上の子どもと一緒に参加したりしています。外来にいますと運動不足になってしまいますので、子どものためもありますが、むしろ自分自身の運動不足解消という面が大きいかもしれません。以前はよくテニスをしていたので、また少し落ち着いたらテニスを再開したいですね。

今後の展望をお願いいたします。

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これからも地元に根差した診療を行い、地域の方々から信頼されるクリニックでありたいと思います。いざ何かあった時に頼っていただける、そんなクリニックになれるようさらに努力していきます。地域の中には、一人暮らしのご高齢の方で、認知症を発症していても行政のサポートを受けていない方もおられるようです。そのような方々に対しても地域包括支援センターと連携しながら随時サポートしていければと考えています。

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