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森 伊津 院長の独自取材記事

なないろこども歯科

(浦安市/浦安駅)

最終更新日:2021/10/12

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窓に面したカラフルなキッズスペースが子ども心をくすぐる、浦安市北栄の「なないろこども歯科」。2018年の開院以来、小児歯科を専門に手がけており、歯に関することはもちろん、正しい姿勢や食習慣なども含めた総合的なアドバイスに注力する歯科クリニックだ。診療にあたるのは院長の森伊津先生。虫歯や歯並びの悪化を予防することを念頭に、その根本原因にアプローチする診療に力を注いでいる。歯科診療の枠にとらわれず、クリニックを子どもたちが歯の健康について知る「学びの拠点」にしたいと、親子教室の開催などさまざまな取り組みを続ける森院長に、クリニックの特徴や院内のこだわり、子どもたちとのコミュニケーションのあり方など、幅広く話を聞いた。

(取材日2021年6月9日)

子どもたちに達成感を与え、心の成長を促す診療を

開院から丸2年を経て、院内も少しリニューアルされたそうですね。

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開院当初から小児歯科をメインにやってきて、おかげさまで紹介やクチコミなどで患者さんも順調に増えてきました。当院では矯正治療や咬合誘導のためのトレーニングにも力を入れているのですが、そのために従来使用していたスペースが手狭になったため、2021年1月からキッチンを備えた新しいアクティビティールームを増設しました。当院ではこうしたスペースを活用しながら、お子さんたちの日頃の食べ方や飲み方などに着目したアドバイスを積極的に行っていることもあり、保護者の方もそうした点に興味を持って当院を選んでくれているようです。患者さんで特に多いのは2歳から4歳くらいのお子さんたち。1歳半や2歳半で市の健診を受けたり、受診券が郵送されてきたタイミングで通院を始める方が多いですね。

表通りからも広いキッズスペースがよく見えます。

子どもが遊んでいる様子が見えたほうが、通院のハードルが下がって良いのではないかと思って、このような設計にしました。たくさんの患者さんが「前を通りかかった時から気になっていました」と言ってくださいます。院内にできるだけ扉を少なくし、間仕切りにガラスをふんだんに取り入れて見通しを良くしているのは、私やスタッフが診察室からでも待合室での様子を観察しやすくするため。待っている間、お子さんが何をして遊んでいるのか、治療を嫌がって泣いている子はいないか、といったことはもちろん、ぽかんと口を開けて口呼吸の傾向がないかなどもあらかじめチェックして、診療に役立てています。

子どもとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

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治療の説明にあたってうそをついたり、ごまかしたりせず、例えばこの道具は何をするためのものなのか、次は何をするのかといった治療の流れなど、子どもの年齢に応じた話し方でこと細かに説明しています。包み隠さず子どもと1対1のコミュニケーションを大切にしてこそ、互いの信頼関係を築くことができると思っています。その意味でいうと、4歳以上のお子さんであれば、母子分離での診療が望ましいですね。そのくらいの年齢になると本当はもう1人でも大丈夫なのに、お母さんが近くにいるとつい頼ったり、甘えたりしてしまいがちで、自分で判断できなくなってしまう子も多いんです。診療のプロセス一つ一つに対しての「1人でできたね」「すごいね」といった声がけに達成感を得ながら、子どもたちがだんだんと自信をつけていく。そうした心の成長を促せるようなコミュニケーションを意識しています。

歯や顎周りの筋肉の状態を整えるトレーニングにも注力

先生が歯科医師を志したきっかけは?

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親の知り合いに歯科医師の方がいらしたことと、私自身が子どもの頃に受けた矯正治療の経験がきっかけで、歯科医師の仕事に興味を持つようになりました。大学卒業後は大学病院やクリニックの勤務医として幅広い世代の診療を手がけていたのですが、娘の出産をきっかけに子どもを診たいという気持ちが強くなっていきました。私もかつて経験した昔の矯正治療では、歯を抜いたり、目立つ矯正装置を着けることが当たり前でした。同様の経験をした親御さんと話をすると、「自分の子どもには同じ経験をさせたくない」といった思いを口にされる方が大半です。だからこそ、今の子どもたちには虫歯や歯並びの悪化をできるだけ早い段階から予防し、ストレスを感じずに歯の健康を保っていってもらいたい。そうした思いが当院の現在の取り組みにつながっています。

子どもたちの歯を取り巻く現状をどのように捉えて、診療にあたっていますか?

現代はやわらかい食べ物が多く、以前に比べてアレルギーを持つお子さんも増えてきました。また運動不足で姿勢が悪くなりがちで、歯だけでなく全身の健康において注意すべき点が多くあると感じています。虫歯を例に挙げると、その数自体は昔より減ったものの、虫歯のある子とない子の二極化が進み、今生えている歯を虫歯にしないための予防が必須であることに変わりはありません。虫歯ができてしまったお子さんに対しては器具を見せながら丁寧に治療の説明を行って、恐怖心がなくなるまで練習しながら治療に移行し、二度と虫歯ができないようにサポートしていきます。虫歯、歯並び、姿勢などそのすべてを形作る日々の生活習慣を早い段階で見つめ直し、正しい方向に誘導することで子どもたちの健康を支えていきたいと考えています。

アクティビティールームで行うトレーニングについても詳しく教えてください。

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主に矯正治療中のお子さん向けに行っています。歯や顎の周りの筋肉の状態を整えることを念頭に、舌で音を鳴らしたり、口を閉じる筋肉をつけるためのトレーニング、寝転がった状態での腹式呼吸の練習などを行っています。広いスペースで全身を動かしたり、タイムを計ったりしてゲーム感覚を取り入れることによって、子どもたちも楽しみながら取り組めているようです。鼻呼吸や舌の正しい位置など、無意識にできるようになるまで根気よくトレーニングを続ける必要があり、慣れるまでがなかなか大変で、中には続かない子もいます。子どもたちがトレーニングに対するモチベーションを維持できるように、できたことを一つ一つ褒めたり励ましたりする声がけを大切にしています。

親子教室を開催し、口腔の健康に関する学びの場も提供

親子参加型の体験教室も行っているそうですね。

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0歳から3歳くらいのお子さんたちの口の中を診ていると、矯正治療は必要ないまでも、今後歯並びが悪くなるリスクが高いと思われるお子さんがたくさんいます。当院で開催している「なないろ親子教室」では、そうした低年齢のお子さんとその保護者の方を対象に、虫歯予防や歯並びに関する知識、正しい歯磨きの仕方、食べ方や飲み方で気をつけるべきポイントなどを、テーマ別に実践を交えてお伝えしています。基本的に、子どもたちが食べ方、飲み方を身につけていくのは離乳食のタイミングから。その過程で間違った癖が一度身についてしまうと、直そうと思っても簡単には直りません。無意識の癖がついてしまう前に、虫歯や歯並びの悪化を防ぐため正しい習慣を知っておくことが大切なのです。教室では、保育士による読み聞かせや手遊びなどの時間も取りつつ、お口に関することを親子で楽しく学んでもらっています。

歯科衛生士以外に、保育士資格を持つスタッフも活躍しているのですね。

口の中を診るのは歯科衛生士ですが、治療に付随するトレーニングやアクティビティーは保育士資格のあるスタッフが担当しています。幼稚園などでの指導経験がありますから、子どもたちの注意をうまく引きつけたり、やる気を出させるすべをよくわかっていて、とても頼れる存在です。また、今年からは子どもたちの姿勢のチェックや調整に精通する専門家の方にも来ていただいたりと、多彩な専門知識を持った人材が関わってくれています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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治療しなくていい状態が理想ですから、今後も引き続き、虫歯ができない子、矯正治療の必要がない子に育てるためのお手伝いができればと思っています。最近は当院にも、将来のお子さんの通院を念頭に来院される妊婦さんが少しずつ増えてきました。今後は妊婦さんを対象にした教室も開催したいと思っていますし、食育の観点から管理栄養士の方にも来ていただくことが決まっていて、アクティビティールームのキッチンを活用したイベントも準備中です。診療やトレーニング、親子教室などのイベントを通じて、より多くの子どもたちのお口の健康づくりを応援していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/4400円、口腔筋機能訓練装置を用いた咬合誘導/46万2000円〜、小児矯正/46万2000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/46万2000円~
※症例によって組み合わせて使用。詳しくはクリニックまで。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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