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森 伊津 院長の独自取材記事

なないろこども歯科

(浦安市/浦安駅)

最終更新日:2020/09/23

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通りを歩いていると、広々としていてカラフルなキッズスペースが思わず目に留まる。ガラス張りの壁が印象的な「なないろこども歯科」は、子どもがリラックスして過ごせる雰囲気にあふれた、小児歯科専門のクリニックだ。2018年12月に浦安市に開院し、早期の予防を呼びかける森伊津院長は0歳からの虫歯予防の相談にも対応。虫歯にならないために、歯並びが悪くならないために、症状の根本原因から改善していくことに重きを置いた診療に取り組んでいる。過剰に子ども扱いすることなく一対一のコミュニケーションを大切にし、治療の説明をする際は決してうそをつかない。それが自らのスタンスだと話す森院長に、開院の経緯や同院で力を入れている診療、今後の展望などをたっぷりと聞いた。
(取材日2019年5月20日)

子どもの歯と体を悪くする原因に着目する歯科医院

開院から現在までで、患者さんの特徴など、日々の診療で感じることはありますか?

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患者さんの数は少しずつ増えていて、2歳~4歳くらいの小さなお子さんが特に多いです。浦安市は小児歯科を専門にしているところが少なく、その中で当院のクリニック名には「こども」が入っているため目を引くのかもしれないですね。当院の診療は小児歯科がメインですが、子どもの範囲をはっきり決めているわけではありません。早ければ0歳の歯が生えてきた段階で、お母さんから「自分の虫歯を移さないようにするにはどうしたらいいか」と相談を受けたり、1歳半で受けられる市の検診をきっかけにいらっしゃったりすることもあります。全体的に歯の健康への意識が高く、ちゃんと診てほしいという気持ちが強い患者さんが多い印象です。

外から広いキッズスペースがよく見えますね。

子どもが遊んでいる様子が見えたほうが、通院のハードルが下がって良いと思ってこのような設計にしました。院内にいる私にとってはもはや当たり前の光景ですが、たくさんの患者さんが「前を通りかかった時から気になっていた」と言ってくださいます。ガラス張りの箇所を多くし、扉の数を少なくしたのは、診察室から待合室を観察するためです。お子さんが何をして遊んでいるのか、治療を嫌がって暴れていないかなどがわかりやすいですからね。あとは、最近は口がぽかんと開いている子が本当に多いので、口が開いていないかもチェックします。口呼吸の子どもは風邪をひきやすくなりますし、舌が本来の位置から下がってしまい、うまく飲み込めなくなってしまう恐れがあります。さらに、これらが原因で上顎が十分に発達せず、歯並びが悪くなることもありますので、症状によっては口腔筋機能訓練装置を用いた咬合誘導をお勧めしています。

森先生はどのような思いで診療されているのですか?

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当院の理念は「未来を担う子どもたちの健康をサポートする」です。現代はやわらかい食べ物が多く、以前に比べてアレルギー物質が増え、運動不足によって姿勢が悪くなりがちで、歯だけでなく全身の健康において注意すべき点が多くあります。そんな時代だからこそ、この理念を掲げました。虫歯自体の数は昔より減ったものの、虫歯のある子とない子の二極化が進み、今生えている歯を虫歯にしないように予防を必須とするのには変わりありません。虫歯ができてしまった子には器具を見せながら丁寧に治療の説明を行い、恐怖心がなくなるまで練習をして、治療後は二度と虫歯ができないようにサポートします。また、先ほど口が開いていることのデメリットをお話ししましたが、子どもの健やかな成長のために、当院では歯並びが悪くなる原因の根本を解消するための診療にも取り組んでいます。

小児に特化した環境で口腔に悪影響を与える癖の改善を

歯並びが悪くなる原因の根本を解消するために、どんなことを行うのですか?

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当院で実施しているのは、歯並びを悪化させる原因を解消するための咬合誘導です。専用の装置を口の中に入れて、口呼吸から鼻呼吸へのシフト、舌を本来の位置に戻すための習慣づけ、正しい飲み込みの練習などを行い、開いていた口が自然に閉じるようにトレーニングを重ねます。多くの矯正治療は、永久歯をきれいに並べるために行われます。一方でこの咬合誘導は、歯並びはもちろん子どもの健康そのものに悪影響を与える要因を早期に取り除くことが目的です。それにより歯並びの改善をめざします。場合により別の装置を用いることもあります。

トレーニング内容について、もう少し教えてください。

トレーニングは院内にあるアクティビティー専用ルームで行っており、決められた項目に沿ってスタッフがお子さんに指導します。習い事のような感覚で1ヵ月に1度通ってもらい、「口を閉じて、正しい姿勢で2分間腹式呼吸をする」「舌を1日30回鳴らす」などの宿題も出して、次回の来院時にできたかどうかをチェックするといった感じですね。毎日同じことを根気よく続ける必要があり、慣れるまでが大変でなかなか続かない子もいます。そんなときはできたことを褒めたり励ましたりとうまくコミュニケーションを取り、トレーニングに対するモチベーションを維持できるように努めています。

もともと子どもの診療を専門にされていたのですか?

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専門というより、子どもを診るのが好きというのはあります。お子さんの診療が中心ですが、予防にあたっては親御さんの口の中も診る必要がありますので、親子で受診することも可能です。親御さんの治療中は、保育士の資格を持ったスタッフがお子さんを見守りますのでご安心ください。他にも「なないろ親子教室」という親子参加型の体験教室を開いています。食べ方や飲み方について普段から気をつけるべきことや正しい歯磨きの仕方など、毎回何か題材を1つ決め、歯科医師としての立場からアドバイスをしています。それ以外にも、保育士によるご家庭でもできる遊びや絵本の読み聞かせなども行っています。前々からお子さんとお母さんと一緒に、楽しみながらお口に関して学べる場をつくっていきたいと考えていたので、このような場をつくれてとてもうれしく思います。

子どもと信頼関係を結び、治療が不要な状態にしたい

子どもとのコミュニケーションの面で心がけていることはありますか?

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治療の説明をする際は一切うそをつかず、この道具は何をするためのものなのか、次に何をするのかなどをこと細かにお話ししています。包み隠さず一対一のコミュニケーションを取ってこそ、子どもとの信頼関係が築けると考えています。その意味では、4歳以上のお子さんの場合は母子分離の診療が望ましいですね。お母さんが近くにいると、ついお母さんに頼ったり甘えたりしがちで、自分で判断できなくなってしまうことも多いんです。きちんと説明をして、お子さん自身が理解・納得できれば、その子の中で「これは大丈夫」というものが増えてだんだんと自信がついていきます。頑張って治療を受けられるようになった子が誇らしげに帰っていく姿を見ると、子どもは本当に素直でかわいいなと思います。

森先生が歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

親の知り合いに歯科医師がいたことと、私自身が昔に受けた矯正治療の経験から、この仕事を知って興味を持ちました。大学卒業後は大学病院やクリニックで研鑽し、娘が生まれてからは子どもを診たいという気持ちが強くなっていきました。親御さんの中にも、私と同じように歯を抜いたり目立つ矯正装置をつけたりした経験を持つ方がいて、自分の子どもには同じ思いをさせたくないとおっしゃいますね。そういったお話を聞くと、「今の技術が当時あったら……」という気持ちになると同時に、改めて虫歯や歯並びの悪化を早期に予防することの大切さを実感します。現在は診療時に予防についてのアドバイスを行っている程度ですが、今後はスタッフを増員し、院外での情報発信などもっと大きなことに取り組んでいきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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治療しなくていい状態であることが理想ですので、虫歯ができない子、矯正治療の必要がない子に育てるお手伝いができれば幸いです。その第一歩として、ぜひ当院の唾液検査を受けていただきたいと思っています。唾液検査では虫歯になりやすさ・なりにくさや、唾液の量と虫歯菌の量との関係性などを調べることができます。そして、口腔内の全体像を把握した上で、その方に合った予防のカリキュラムを作成しています。お子さんや親御さんにとって、小さなうちから予防が身近な存在になればいいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/4000円、小児矯正/40万円~、口腔筋機能訓練装置を用いた咬合誘導/40万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/42万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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