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楚良 繁雄 院長の独自取材記事

大倉山脳神経外科クリニック

(横浜市港北区/大倉山駅)

最終更新日:2019/09/04

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大倉山駅西口から続くエルム通りを歩くこと2分。1階にコンビニエンスストアが入るメディカルモールの3階で、頭痛やめまい、しびれ、頭部外傷といった頭や脳に関する病気やけがの診療に専門的に取り組むのが「大倉山脳神経外科クリニック」だ。2019年3月に開院した同院の楚良繁雄(そら・しげお)院長は、これまで約30年にわたって脳神経外科の診療一筋に取り組み、基幹病院の脳神経外科部長も務めたベテラン医師。同院でもその豊富な知識と経験を生かしながら、頭や脳に関するさまざまな心配や不安に対応している。「大切な人を安心して紹介できるクリニックにしたいですね」と語る楚良院長に、同院のことや地域医療にかける思いを聞いた。
(取材日2019年5月11日)

頭や脳に関する病気や悩みに対応

クリニックを紹介していただけますか?

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当院は、今年の3月1日に開院した脳神経外科のクリニックです。私はこれまで、28年間脳神経外科を専門とする医師として経験を積んできました。当院でもその経験を生かして、頭痛やめまい、しびれ、認知症、頭部打撲や外傷、脳卒中や脳腫瘍の診断、治療、フォローアップなど、頭や脳に関するさまざまな病気や不安に対応しています。また、脳の病気に関係する高血圧や脂質異常症といった生活習慣病など、内科的な診療も行います。当院には、大きな病院でもあまり見られないといわれる32チャンネルのヘッドコイルつきの3.0テスラのMRIやマルチスライスCTがあります。簡単に言うと、通常の半分程度の時間で撮影できて画像解像度も向上します。初診の当日にそれらの検査を行い、診断して方針を決めて、治療を開始できるようにしています。ほかに、頭部などの外傷の縫合といった外科的な処置や、不眠の治療にも対応しています。

すてきな院内ですが、こだわったところを教えてください。

清潔感がありオーセンティックで上質な空間をイメージにしました。当院を利用なさる患者さんは比較的高齢の方が多くなりますので、落ち着けるような雰囲気にしたかったんです。デザイナーが最初に考えてくれたのは、もっとモダンで都会的な感じだったのですが、私は近代建築の巨匠といわれるアメリカの建築家の作品が好きで、照明から彼の作品のイメージにどんどん変えていき、できあがったら、別物のようになっちゃいました(笑)。もう一つこだわったのは、トイレです。男性用と女性用、そして多目的トイレの3つがあって、自動で便座の蓋が上がる温水洗浄便座やセンサーライトもついていますし、清潔感にも気をつけていますので、女性の患者さんにも快適に過ごしてもらえると思います。車いすの方でも安全に移動できるように院内は完全バリアフリーにしてあります。

どのような患者さんが訪れていますか?

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20代、30代など比較的若い人では頭痛やめまいを訴える方、60歳くらいからは脳梗塞などの脳卒中、もっと高齢になると物忘れを心配される方が多いですね。お子さんの外傷も多いです。1ヵ月の新生児や乳児から小学生、クラブ活動でけがをしてしまった中学生などもよく来ます。本人の苦痛だけでなく、お母さんの不安も取り除くことを心がけています。当院が開院する前は、傷を縫合してくれるクリニックがこの辺りになくて、大きな病院に送っていたそうなのですが、当院で対応できるので、重宝されているようです。脳腫瘍や脳梗塞が見つかることも多く、開頭術や血管内治療、ガンマナイフなどの定位放射線治療などそれぞれエキスパートの先生方にご紹介しています。

MRIを駆使し、隠れた脳の病気の早期発見をめざす

力を入れていることは何ですか?

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脳の病気の早期発見と治療、予防に力を入れています。MRIとCTを導入したのもそのためです。診察時に問診や身体所見を取ることで、8割ほどは診断がつきますが、中には自覚症状が何もない未破裂脳動脈瘤が隠れていることもあります。MRI検査をすれば動脈瘤が破裂する前に見つかる可能性が高まりますし、適切に処置をすることでくも膜下出血を予防できます。磁気を利用するMRIは被ばくの問題もありませんから、何かしらの症状があるのならMRI検査をして、その原因や隠れている病気を見つけ出します。脳の異常がなければ、MRI画像を十分に説明して安心していただいた上で、苦痛を緩和する薬剤などの治療を受けてもらえるようにします。脳卒中は寝たきりになってしまう原因の1位ですし、後遺症も残ることが多いです。そうなる前に対処して、寝たきりになる人を一人でも減らしたいと願っています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

説明です。症状がいつ頃改善するかという治療期間の見通しを伝えることで不安を解消し、患者さんが安心と納得を得られるように心がけています。そのためには、私が診察でしっかりと説明することはもちろん、看護師や受付スタッフにもフォローしてもらっています。患者さんは医師に対して、質問したいことを自分の中で制限をしてしまうこともありますし、説明をしてわかったような反応をしていても、実際に十分に理解するのは難しいこともあると思います。そのため、看護師や受付スタッフに思いを引き出してもらったり、理解しきれなかったところを説明してもらうなど、不安や心配を持ち帰らないように、スタッフにサポートしてもらう体制も整えています。

地域連携にも力を入れていると伺いました。

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お話ししたように、当院では、高性能のMRI検査に大学病院よりも素早く対応できます。撮影当日にCDで画像情報を持ち帰っていただけますし、放射線科のエキスパートの先生による読影レポートも3営業日以内にお渡しできます。それを地域の先生方にも利用していただく「画像センター」の役目も担っていきたいと考えています。当院ならご依頼当日に検査ができますので、先生方と患者さんの双方に大きなメリットがあると思います。同じビル内には内科や周辺にも整形外科のクリニックがあって、少しずつ利用していただいていますが、もっと連携を強めていきたいと思います。

満足できる診療を体感しに来てほしい

先生は、なぜ医師を志したのですか?

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私はこれまでに2回、死にかけています。最初は腹部に腫瘍が見つかった生後2週間のときです。講義の題材になるくらい大学病院でも珍しいものだったらしく、出血のリスクが高く危険な状態でしたが、摘出手術でなんとか一命をとりとめました。次は6歳の時です。煮えたぎったお風呂に落ちて全身をやけどし、3日ほど意識不明の状態でした。ガーゼ交換がものすごくつらかったのですが、ドクターや看護師さんが少しでも痛くないようにと配慮してくださるのが伝わってきました。その経験から、16歳頃、将来のことを考えた時に、自分以外の人々に与えるものの質と量が最も大きい仕事である医師になろうと思いました。脳神経外科を選んだのは、脳や神経の複雑さと神秘性に興味があったことと、体力と集中力には自信があったので、手術で患者さんを治したいと思ったからです。

オフタイムのリフレッシュ方法は何ですか?

車を運転することです。今は代々木に住んでいまして、通勤の往復で第三京浜を運転するのが良いリフレッシュになっています。車の運転が好きになったのは医師になってからですね。脳神経外科の医師はいつ呼ばれるかわからないので、集団スポーツや旅行の予定も立てらないですし、お酒も少ししか飲めないんです。当院を開院する前は都内の基幹病院の脳神経外科部長をしていたのですが、脳卒中などで大きな手術が必要な患者さんが来たときに備えて、長期の休みもほとんど取ったことがありませんでした。 そんな中で唯一リフレッシュできるのが車の運転でした。今は第三京浜を走れるのが楽しくてしょうがないです(笑)。

今後の展望とメッセージをお願いします。

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脳の病気の早期発見と治療に加えて、これからは予防的なことにも本格的に取り組んでいく時代になったと考えています。そして先ほども話しましたが、当院ではしっかりと説明して、患者さんに理解をしてもらうことを大切にしていて、それが患者さんの満足度にもつながると考えています。「来て良かった」と言う言葉を多くの患者さんから聞きたいですね。脳神経外科は、どんなときにかかれば良いのかわからないと言われることもありますが、頭に関係することであれば、どんなことでもご相談ください。大切な人を安心して紹介できるクリニックとなるよう努めていきたいと思います。お気軽にいらしてください。よろしくお願いします。

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