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川口歯科クリニック

川口歯科クリニック

川口哲矢院長

マウスピース型装置を使った
幼児期から始める歯列矯正

川口歯科クリニック

保険診療

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やわらかい食べ物が多い食生活などの影響で、顎の骨が未発達な子どもが増えている。小さな顎には歯がきれいに並びきらず、矯正が必要となるケースも多いそうだ。歯並びに問題があると、見た目に気になるだけでなく、きちんと噛むことができない。汚れが落としにくいので虫歯になりやすく、不自然な力がかかって歯にダメージを与えるおそれもある。矯正が必要なら、適した時期に必要な対策を行いたい。とはいえ、いつ頃から始めればいいのか、期間や費用はどれくらいなのかなど、疑問や不安を持っている保護者は多い。大切な子どもの口腔が健やかに成長できるよう、「川口歯科クリニック」の川口哲矢院長に、子どもの矯正について保護者が知りたいこと、知っておきたいことについて話を聞いた。 (取材日2019年6月28日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

いつごろから矯正を始めればいいのでしょう?

お子さんが4、5歳になると、その先、歯並びがどうなるのかある程度予想することができるようになります。この時期が、矯正を行うかどうか判断できる最初のポイントになります。その後、6歳くらいになると永久歯への生え変わりが始まります。永久歯が生えるようになると、より具体的に歯並びが予想でき、矯正の必要性がさらに判断しやすくなるんです。ただし、小さな子どもさんが矯正を行うためには、保護者のご協力はもちろん、本人の頑張りも必要なので、一概にベストなタイミングは決められません。お子さんの歯並びが気になるという場合は、まずは歯科医師に相談して、矯正が必要かどうかをチェックしてもらうことをお勧めしています。

子どものときに矯正を行うとどんなメリットがありますか。

矯正には時間的なリミットはなく、乳歯と永久歯が混在した状態でも、すべて永久歯に生え変わってからでも、さらに大人になってからでも始められます。ただし、永久歯への生え変わりが終わり、顎の骨の成長も完了すると、顎のサイズが確定します。こうなると、すべての歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないときには、歯を抜かなければならない可能性があります。乳歯と永久歯が混在する成長期の間なら、顎の大きさを広げていくことが可能なので、歯を抜くリスクが少なくなるんです。また、矯正にかかる期間が短くて済み、場合によっては、永久歯が生えそろった後でさらに矯正をする必要がないというメリットも期待できますね。

費用や期間について教えてください。

当院ではお子さんの矯正については、基本的にマウスピース型の装置を使用します。就寝時と昼間に1〜2時間、この装置を着用することで、噛み合わせの癖や舌の位置を改善し、口周りの筋肉のバランスを整えることで、歯がきれいに並ぶ状態をめざします。国内では近年になって普及してきましたが、欧米ではお子さんの矯正として一般的な方法です。期間は個人差がありますが、平均で2年程度で、費用はすべてを自由診療で行うと30〜40万円が相場です。ただし、当院は矯正を専門的に行っているわけではなく、さまざまな歯科治療やメンテナンスの一環として矯正を行っていますので、そこまで金額がかからないことが多いですよ。

検診・治療START!ステップで紹介します

カウンセリング

子どもの歯並びについて、どんなことを気にしているのかなどについて聞き取りが行われ、口腔内の様子が確認される。簡単な検査が行われることもある。その結果、矯正が必要と考えられれば、検査をして資料が集められる。一方、すぐに矯正を開始する必要がないというときは、様子を見ながら、気になることがある際に再度相談する。メンテナンスに通うようにすれば、矯正開始の時期などをアドバイスしてもらえる。

検査・データ収集

聞き取りと簡単なチェックを行った結果、矯正を行ったほうが良いと考えられ、なおかつ保護者も矯正を希望しているときは、正確な診断を出すために必要な検査が行われる。通常は、口腔内の写真、カウンセリング時に未撮影ならパノラマのレントゲンが撮影され、必要と判断されれば歯の型採りが行われることもある。こうした検査の結果、さらに詳細な画像診断を行う必要があるというケースでは、歯科用CTで撮影する場合もある。

診断・矯正の説明

カウンセリングと検査の結果を総合して診断が出される。矯正が必要で、開始すべき時期と診断されたときには、具体的な流れについての説明が行われる。使用する装置の説明はもちろん、きちんと装置を装着した場合の期間の目安、費用などについても聞くことができる。また、口呼吸など歯並びの形成に悪影響を与える癖がないか確認され、改善法や注意すべき点についてのアドバイスも受けられる。

矯正をスタート

マウスピース型装置を使った子どもの矯正では、適切な作用を得るためには規定通りに装置を装着することがとても大切になる。装置は就寝時と昼間の1〜2時間装着すればよく、幼稚園や学校に行っている昼間は外したままで過ごせる。ただし、特に小さな子どもの場合は、きちんと装着できているか、保護者が毎日チェックすることが大切だ。きちんと装着していないと、当初予想されていたよりも期間が長引いてしまうこともある。

メンテナンス

矯正開始後のメンテナンスは初期段階では月1回が基本。より頻度の高いケアが必要と判断されると、2〜3週間ごとに行われることもある。状態が安定すれば、その後は2〜3ヵ月に1回を目安にメンテナンスを続ける。きちんとマウスピースを装着できているか、矯正の進み具合がどうか確認されるとともに、虫歯がないかなど口腔内の状態が総合的にチェックされる。虫歯の治療などが必要なときは日を改めて治療が行われる。

料金の目安

幼児期に行うマウスピース型の装置を用いた矯正/10万円(税別)

ドクターからのメッセージ

川口 哲矢院長

僕自身、歯並びが悪く、歯列矯正を受けた経験があります。ワイヤー矯正という方法で、常に口の中に金属の装置が入っているのが煩わしく、痛みがあったり、食事が取りにくかったりして、「嫌だな」と思っていました。マウスピース型の装置を使った矯正を手がけるようになったのは、子どもたちに自分のような思いをさせたくないという思いからです。近年は良い装置が開発され、自信を持ってお勧めできるようになりました。大人になってからの歯列矯正は、長い期間が必要で費用も大きくなります。将来的に矯正が必要となる可能性が高いなら、早い段階でもっと楽に歯並びを整えられる矯正を検討してあげてください。

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