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金子 彰 院長の独自取材記事

かねこ脳神経外科リハビリクリニック

(伊丹市/伊丹駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪神バスの昆陽里南停留所より徒歩3分の薬局2階にある「かねこ脳神経外科リハビリクリニック」。院長の金子彰先生は、脳外科の医師として10年、リハビリ専門の医師として10年病院に勤務した経験があるベテラン医師だ。ウッド調の落ち着いた雰囲気の院内には、MRIやエックス線撮影装置などの設備がそろう。患者との距離感を大切にしている金子院長は、笑顔を絶やさず、気さくに取材に応じてくれる姿が印象的だった。「脳卒中予防や専門的なリハビリを、患者さんの身近な場で提供できたら」と語る金子院長に、診療への思いや今後の展望などを聞いた。
(取材日2019年5月14日)

隠れた病気を早期発見できるようにMRI検査にも対応

まず、脳神経外科クリニックとは、どんなところなのでしょうか。

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当院に来院される患者さんの中にも「私が行ってもいいんだろうかと思った」とおっしゃる方がいます。ふらつきやめまい、記憶力の低下など、脳に関連しそうなことで心配なことはあるけれど、「脳神経外科」という名前は、少し尻込みしてしまうのかもしれません。ですが、当院は内科も標榜していますので、熱が出た、咳が出るというような内科的疾患の患者さんの診療もしています。実際には脳の手術が必要な疾患の患者さんは割合的には少ない。それよりも高血圧やコレステロール値の管理をして脳に関する疾患になるのを防ぐための予防的な内容や、手術後のリハビリテーションが増えてきています。幸いこの阪神間には脳外科手術を担ってくれる先生方がたくさんいらっしゃいますからね。当院では予防的な対応とリハビリテーションを中心にして、手術が必要だと判断した患者さんには近隣の病院を紹介するという形をとっています。

クリニックの特徴や注力しているところを教えてください。

当院では頭痛やケガなどで来院したけれど、「ひょっとしたら脳の疾患が隠れているかもしれない」という場合に備えてMRIを設置しています。また、リハビリテーションも力を入れている内容の一つです。リハビリ機器を使い、待ち時間をうまく利用して進められるように設備を整えています。もちろん理学療法士もいますので、人の手でのリハビリにも対応可能です。そのほか、地域貢献の一環として言語聴覚士の無料相談会も実施しています。「脳神経外科はどんなところか」「言語聴覚士はどんな仕事をしているか」など、そういったことを知ってもらって患者さんが気軽に来院しやすくなるようなきっかけになればうれしいですね。患者さんだけでなく、地域のケアマネジャーさんが相談に来られることもあるので、これからも地域貢献の一つとして続けていけたらと思っています。

先生が診療時に心がけていることは何ですか?

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スマイルですね(笑)。患者さんにリラックスしていただいて、話しやすい雰囲気をつくらないと、診療時に聞き出したいことを患者さんから引き出せません。初診の患者さんがいきなり私を信用してくださるのは難しいでしょうから、何回か通う中で、少しずつ患者さんとの関係性を深めていけたらと思っています。それが診療のときにも役立つと思うので、なるべく患者さんの心の中に入っていけるように対話することを心がけていますね。女性には“愛”をもって、男性には“礼儀”をもって接すること。「私は医者だぞ」という姿勢ではなく、「教えてください」という姿勢で患者さんと向き合うように気をつけています。

「自分の目で見たものしか信じない」がモットー

先生はさまざまな病院で勤務医として働かれた経験があると伺っています。

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最初に研修医として勤務した小倉記念病院脳神経外科では、手術、手術の毎日でした。脳卒中の患者さんが多かったため、いわゆる脳血管障害に興味を持ち始めたのも、この病院での勤務の経験が大きかったと思います。リハビリテーション専門の医師を志したのは、さくら会病院での勤務がきっかけです。救急医療の脳外科の医師として毎晩手術に呼ばれていたんですが、そこにはリハビリ病棟もあったんです。患者さんを診るためにそこに行くと、リハビリのスタッフには「○○さん」と呼びかける、にこにことした表情の患者さんがいる。だけど、私が声をかけると少し顔が強張るんですよ。その患者さんとの距離感に寂しさを覚えることもありましたし、「やっぱり自分が手術した患者さんのその後を診ていくことも大切なんだな」と改めて感じました。そんな思いもあって、現在はリハビリテーションの医師としても患者さんを診るようになったんです。

そんな勤務医時代で、印象に残っていることはありますか?

「外科医は自分の目で見たものしか信じちゃいけない」と言われたことでしょうか。「見えないことは信じるな」と言われ、手術をするときも「ここに、これがあるだろう」と勝手なイメージを持って治療をしてはいけないと教えられました。実際に自分が目にして、「ここに、これがあるから、こうしよう」というふうに手術をするということですね。これはどんなことに対してもいえることで、今も「周りの人がこう言ってたから」「テレビでそう言っていたから」ではなく、自分の目できちんと見たものを信じることを大切にしています。

開業しようと思ったのは、何かきっかけがあったんでしょうか?

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私がもともと医師をめざすきっかけとなったのは、子どもの頃に通っていた小児科の先生でした。かなりご高齢でしたが、いつも柔和な表情で優しく診察してくれる先生で、「あの先生みたいになりたい」と思ったんですよね。その夢を応援してくれていた父が闘病の末、昨年亡くなりました。父の死に接しながら、「患者さんが苦しんでいるときに、いつも近くで優しく接してあげられる医師になりたい」という子どもの頃に抱いていた感情が蘇ってきたんです。勤務医は退院後の患者さんの状態を的確に把握して、再発予防やリハビリ指導を行うことができません。でも、今の私なら積極的な脳卒中予防や専門的なリハビリを、患者さんの身近な場で提供できるのではないかと思い、開業することになりました。

今後はクリニックの発展、後継者育成に注力したい

先生の趣味や休日の過ごし方を教えてください。

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日頃は波乗りに行ったり、スノーボードに行ったり、体を動かしたりすることが好きなんですが、ここ最近は忙しくて休みの日には寝ていることが多いですね(笑)。本来ならアウトドアで、出かけるのが好きなタイプ。趣味のウィンドサーフィンは、暇があれば大阪まで車を走らせて楽しんでいました。あとは、音楽も好きです。脳外科からリハビリに専門を変えた頃に本格的にサックスを習い始めましたが、何曲か吹けるようになったところで忙しくなってしまって。今はカホンという打楽器を叩いたり、ウクレレを弾いてみたり、家でやっても外に響かないもので我慢しています(笑)。

今後の展望を教えてください。

まだ開院したばかりのクリニックですが、今後同じようなクリニックを増やしていけたらと思っています。やはり20年も医師をしていると、次は後継者の育成に興味が出てくるんですよね。ドクターだけでなく、看護師や理学療法士など、同じベクトルをもった人を育てていけたらと思っています。まず伊丹に拠点をつくりましたが、これから阪神間に広げていけたらいいですね。当院のオープニングスタッフにも、「このクリニックで終わるつもりはない」と伝えています。今いるメンバーはそのコアメンバーなので、先につながるように研鑽を積んでいきたいです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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頭痛に悩まれる方がたくさんいらっしゃると思いますが、中でも片頭痛は放っておくと、症状がひどくなってしまう場合もあります。わずらわしい片頭痛ですが、これは辺縁系といって頭の深い部分に痛みが強く記憶されている証拠。よく雨が降ったら頭痛になるという話を聞きますが、これは「雨が降るから逃げないと」というような人間が本能的に感じる危険を敏感に察知しているということです。決してほかと違うから悪いというわけではないんですね。とはいえ、生活に支障を来すことがあるのなら、薬を処方して痛みを緩和させるための処置を行うことも可能です。そういうときは我慢せずに、ぜひ脳の専門クリニックに相談してみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック:2万5000円~

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