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大野 芳弘 院長の独自取材記事

刈谷おおの歯科

(刈谷市/刈谷駅)

最終更新日:2020/04/01

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子どもが自由に動き回ることのできるキッズスペースや保育士による託児サービスを設置している「刈谷おおの歯科」は、愛知県刈谷市のJR東海道本線の刈谷駅から徒歩約10分のところにある。2019年4月に開業したばかりで、2児の父親でもある大野芳弘院長夫妻のこまやかな気遣いが随所にちりばめられている。患者が納得した上で治療するため、口腔内カメラで歯の様子を映し出して説明。歯科用CTやレーザー治療など新しい機器も積極的に導入。「おなかの中のお子さまからご高齢の方まで」をモットーに予防から入れ歯治療まで幅広く診療する大野院長は、和やかな表情で相手の目をしっかり見て話す姿が印象的だ。開業の経緯から診療でのこだわり、これから力を入れていきたい分野などについて大野院長に聞いた。
(取材日2019年5月31日)

子育て経験をもとに子どもや保護者をサポート

まず、こちらで開業した理由をお聞かせください。

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以前から刈谷に隣接する東浦町に勤務していましたので刈谷で食事をすることも多く、活気のある市だと感じていました。開業するなら名古屋の都心よりも郊外が良いと思っていたところに、こちらの場所が見つかりました。刈谷駅から遠くないことに加え、見晴らしが良く、遊園地に隣接している点が決め手です。遊園地には子ども向けのコースターやゴーカートがあり、土日には家族連れでにぎわいますので、お子さんに来院してもらうため院内にキッズスペースを設けました。遊園地で遊んでいる時にけがをしたお子さんがすぐに治療を受けられるよう、土曜日は遊園地の開園時間に合わせて診療しています。

キッズスペースにはかなりこだわられたそうですね。

お子さんが自由に動き回れる広さをめざしました。わいわい遊ぶ姿を見ると他のお子さんが入りやすくなるので、ガラス張りで外から見えるようにしています。キッズスペースからそのまま診療室に入れますし、中には小さな窓もついています。この窓は治療中のお母さんがお子さんの様子を見られる一方で、お子さんが遊びながら治療を見る目的もあるんです。例えば、兄弟で来院された場合、お兄ちゃんが治療を受ける姿を弟が窓から見て、治療の雰囲気を知ることができますよね。このほかに、トイレにはおむつ替えシートを設置し、通路はベビーカーや車いすが通れる広さにしました。保育士が常勤しているので、託児も可能です。妊産婦はホルモンバランスが崩れて歯周病が進行しやすくなることがあるので、出産後の早い段階で治療が必要です。診療予約の際に託児希望と伝えるだけで利用できますので、ぜひ活用していただきたいです。

子どもや保護者へのサポートが手厚いですね。

2

私にも6歳と3歳の子どもがいます。2人ともやんちゃで動き回るのでキッズスペースは広いほうが良いとか、小さい子どもを連れて行くなら託児サービスがあると良いとか、子育ての経験があるのでイメージがしやすかったですね。とはいえ、育児は妻に頼っている部分も大きいのですが……。妻は受付を担当していますが、開業にあたって女性や母親目線での意見をもらい反映しました。院内には診療室が3つあって、最初はそれぞれに番号をふっていましたが、妻のアイデアで番号ではなく動物の名前に変更しました。診療室を仕切る壁の上にぬいぐるみを置いてアイコンにしています。

患者が納得して治療できる環境をめざして

診療でこだわっていることはありますか?

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患者さんに納得してもらった上で治療にあたるということです。そのために診療台の椅子すべてに小型カメラを設置しました。カメラで口の中を映して見せながら、虫歯がどのような状態なのか、削った後がどういうふうになっていて、どのような詰め物をしたかを説明するようにしています。従来の歯科治療は、「虫歯があったので取りました」で終わってしまうことが多かったので、治療後に「初めて見ました」「こういうふうに治療していたんですね」と言われることも少なくありません。これからの時代は患者さんが十分な情報を得た上で治療に同意する「インフォームドコンセント」が重要になってきますので、患者さんに納得した上で治療を受けてもらうための環境づくりには気を配っています。

小型カメラのほかにマイクロスコープや歯科用CTも導入しているそうですね。

はい。でも、すべての治療にマイクロスコープや歯科用CTが必要というわけではありません。歯が薄く剥がれている場合や肉眼では見えないほどの傷が原因で歯が痛む場合、エックス線を撮っても原因がわからないことがあり、そういう時の最後の一手としてマイクロスコープやCTが役に立っています。原因はわからなくても痛む歯に詰め物をすることはできますが、それでは先ほどお話ししたように患者さんに納得して治療を受けてもらうことはできませんので、マイクロスコープやCTを使って患者さんに歯の状況を説明できるよう努力したいと思っています。設備面では、ヨーロッパの基準をクリアした滅菌器を導入して衛生面にも配慮していますし、痛みの少ないレーザー治療も導入しています。

大学院で入れ歯について専門的に学ばれたそうですね。

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歯科は技術を習得するのが大変ですが、練習を重ねると奥が深く面白さがあります。中でも入れ歯は治療の自由度が高く、選択肢もたくさんあります。部分入れ歯の場合、どの歯にひっかけるのか、どういうひっかけ方が良いのか、歯の大きさはどうするのか、さまざまな方法を学ぶのが楽しくて大学院へ進みました。診療では「今後、歯を残すためには入れ歯は大きいほうが良いですよ」とか「使いにくいなら小さいほうにしましょう」「金属のばねをつけるので目立たないようにしましょうか」というように患者さんにメリットとデメリットを説明しながら、どういう入れ歯にするかを決めています。

「おなかの中のお子さまから高齢者まで」をモットーに

入れ歯以外の診療でも会話を重視しているそうですね。

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はい。診療中はずっと話していますね。こちらから治療の方針を説明するためというのもありますが、患者さんの思いを知るためでもあります。漠然と歯が痛くて来院された方でも、最終的に自分の歯をどのようにしたいかというイメージはあるはずですから、そういったものを知った上で治療にあたりたいと思っています。例えば、自分の歯を残したいと考えている方であれば、予防の重要性を説明するといった具合です。お子さんにもあえて子ども扱いはせず、しっかり会話をするようにしています。診療の際に「何か希望はありますか」と聞くようにしていますが、患者さんからも聞きたいことやわからないことがあれば遠慮なく質問してほしいですね。

これから力を入れたい分野はありますか?

予防です。刈谷は意識の高い方が多く、予防目的に来院される方が多いように思います。お子さんであれば永久歯に生え変わるタイミングで虫歯になりやすいので、フッ素を取り入れたり、大人の歯周病対策に細かな粉で歯の汚れなどを落とすための「パウダーメンテナンス」を実施したりしています。もちろん歯や歯を守ることの大切さを啓発することが一番ですので、私自身も勉強して新しい情報を提供したいです。また、刈谷は自動車産業を中心に企業が多く立地していますので、企業の歯科検診を通じて地域の健康づくりにも貢献したいですね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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小さなお子さんが成長するまでを見守ることができれば、歯科医師としてこれほど幸せなことはありません。当院では「おなかの中のお子さまからご高齢の方まで」をモットーにどのような方でも診療していますので、お気軽にご来院ください。とはいえ、歯科医院に行くのは怖いと思っている方も多いと思います。患者さんの痛みを軽減するため、痛みが少なく歯を削る音も小さいレーザーを導入しています。患者さんに納得いただいた上で治療を進めることにしていますので、診療時に不安や疑問があれば気軽にご質問ください。

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