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佐野 麻利子 院長の独自取材記事

フィーカ レディースクリニック

(中央区/日本橋駅)

最終更新日:2022/04/26

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オフィス街の真ん中にありながら、ゆったりとくつろげるカフェのような雰囲気の「フィーカ レディースクリニック」。日本橋駅すぐのオフィスビル10階に、2人の女性医師が診療にあたる婦人科クリニックとして、2018年に開業した。院長の佐野麻利子先生は、数多くの分娩に携わってきた産婦人科の医師。「女性の健康を守りたい」という信念から、患者の思いをくんだ親身な診療を行っている。一般の婦人科診療をはじめ、女性アスリートの診療、助産師による妊娠・出産・育児などの不安や悩み相談、乳がん検診などさまざまな女性の悩みに応える中で、「プレコンセプションケア」の啓発にも注力。妊娠・出産のみならず将来的な健康にも関わるプレコンセプションケアのことをはじめ、特徴的な診療内容なども語ってもらった。

(取材日2022年3月31日)

カフェに行くような気分で受診できる婦人科クリニック

医師もスタッフも、女性のみのクリニックだそうですね。

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はい、副院長の窪麻由美先生と私の2人の女性医師が、女性スタッフとともに女性ならではの目線を大切にして、患者さんの体のお悩みに対応しています。女性医師の婦人科クリニックということが、支持されているポイントの一つだと思います。婦人科というと、どうしても敷居が高く感じられて、緊張してしまう方も多いですよね。そんな緊張する婦人科のイメージを変えて、少しでも気楽に来ていただけるような、居心地の良いクリニックになれるように努めています。院名の「フィーカ」とは、スウェーデン語で「ちょっとお茶でもしていきませんか」という意味です。待合室では、ほうじ茶やハーブティーを自由に飲んでいただけます。

開業の場所を日本橋に選ばれた理由と、内装の特徴を教えてください。

当院では、思春期から老年期まで幅広い年代の女性を診察するのはもちろんのこと、中でも、これからお母さんになりたい方や働く女性たちの力になりたいと考えていました。そのため、働く女性が多い場所を探し、この日本橋に開業することになりました。オフィスビルの10階にクリニックはありますが、ブックカフェのような落ち着ける雰囲気にしたいと、壁一面を本棚にして、ゆっくりくつろげるチェアを配置しています。開業して1年ほどで感染症が流行し始めましたので、院内の対策も徹底しました。もともと備えられているビルの空調システムと併せまして、ウイルス除去の空気清浄機を設置し、衝立も設けています。消毒もこまめに実施していますのでご安心ください。

最近の患者層や主訴など、開業当初から変わったことはありますか?

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以前と変わらず、オフィス街で働いている女性が多くいらっしゃいますが、お母さまとご一緒に10代の方が来ることも増えました。主訴としましては、ピルの相談や生理痛に悩む方、妊娠をご希望の方などが多いです。また、コロナ禍で一時来院数は減少したのですが、最近は自分の体を知りたいと検診にいらっしゃる方が増えてきました。窪副院長が女性アスリートの外来診療を行っているので、スポーツをされている10代の方も増えているように思います。試験があるので生理をずらしたいといった相談も多いです。コロナ禍前からの変化を挙げると、オンライン診療をご希望される方がとても多くなりました。受診の時間がとれない時などに、利用していただきたい方法ですね。

プレコンセプションケアから産後の相談まで幅広く診療

プレコンセプションケアに力を入れているとお聞きしました。

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プレコンセプションケアとは本来、将来の妊娠を考えて、体を健康に整えていくことを目的にしているケアですが、当院では妊娠を望む方だけではなく、将来のために健康な体づくりをしたい方も対象にしています。お母さんになりたい方はもちろん、働く女性にも注目していただきたいケアなんです。私は産婦人科の医師として、これまで主にお産に携わってきましたが、その中で「近年は、小さい赤ちゃんが生まれることが増えてきている」と感じていました。そして「これはもしかしたらお母さんたちの栄養に問題があるのではないか」と思い至るようになり、これからはお産よりもお母さんになりたい女性たちのケアに尽力したいと、開業後はプレコンセプションケアに力を入れようと考えていました。

具体的にはどのようなことをするのでしょうか?

まずは血液検査と身体測定をして、体のチェックをします。その結果をもとに、必要な治療、定期的な生活習慣の指導、栄養アドバイスなどを行います。血液検査のデータなどをもとに、食事指導や栄養指導を行い、体を変えていくためにそれらを実践していただきます。血液検査のデータ次第ですが、患者さんには月に1回、もしくは2~3ヵ月に1回くらい通院をしていただき、チェックをしながら体づくりをして、ご自身でメンテナンスができるようになれば卒業という形をとっています。ブライダルチェックと同じ目的で取り組まれたり、不妊治療を始める前に行ったりする方も多いです。栄養バランスが乱れていると、卵胞の状態に影響するのはもちろんのこと、肌など体全体の調子も悪くなってしまいます。妊娠しやすい体づくりのためだけではなく、将来の健康な体づくりのためにも、とても有用だと思います。

そのほか、特徴的な診療内容はありますか?

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窪副院長が担当する女性アスリートの外来診療では、体組成測定・骨密度測定・貧血検査・骨質検査などを行い、スポーツに関わる女性の健康をサポートしていきますが、管理栄養士からの栄養指導も行います。また、当院では産科の診察は行っていませんが、助産師が2人在籍しており、妊娠・出産・産後の悩み相談、おっぱい相談、離乳食の相談を受けています。オフィス街にあるクリニックということもあり、働くお母さんにご利用いただくことが多いです。この助産師相談や管理栄養士による栄養相談は、お仕事や子育てでお忙しい方のために、オンラインでの相談にも対応しています。スマートフォンやパソコンの画面を通して相談できますので、ぜひご利用いただきたいです。そのほか、2021年より乳腺外科の先生に週に1度来ていただけるようになり、当院で乳がん検診も行えるようになりました。

自分の体を知り、将来を健康に過ごせるようにサポート

先生が日々の診療の中で、やりがいを感じるのはどんなときでしょう?

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婦人科の診察には、皆さんさまざまな思いを持って来院されます。思いを持って来てくださる患者さんに対して、その思いに応えてあげられるような、整った設備とフォローができるスタッフがそろっています。院内の勉強会ではスタッフにも一から学んでもらい、クリニックとしてめざす方向性と知識を共有しています。医師だけなく、助産師や栄養士もいて、患者さんに医療面・精神面・栄養面をサポートできる。医師もスタッフも一つのチームになって、患者さんをフォローできていることに、私はとてもやりがいを感じています。

今後の展望をお聞かせください。

土地柄、働く女性たちの健康管理を引き続き担っていきたいと思います。その中で、プレコンセプションケアが必要となる年代の女性たちに、しっかりと情報を伝えていきたいです。当院では情報発信となるセミナーも行っています。以前はクリニック内で行う有料のものでしたが、現在はオンラインで気軽にご参加いただけます。できれば20代の前半、妊娠前から自分の体に向き合い、リスクがあれば早めのケアを心がけることが大切です。また、妊娠を望んでいない方でもケアをしていくことで、将来の健康や生活の質を高めていくことができると考えています。プレコンセプションケアの大切さを多くの方に知っていただけるように、SNSなども利用して情報発信していきたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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私は患者さんの思いを受け止めて、どうしたらいいのかを伝えてあげたいと思っています。ちょっとした体の悩みでも、自分だけで解決せず、また我慢できると思わずに、私たちに打ち明けるつもりでいらしてください。来ていただいたら、患者さんの体について話し合うことができますし、それによりもっとご自分の体を知ることができるようになります。受診を躊躇してしまう方が多い婦人科ですが、オフィスビルの一角にある隠れ家的なクリニックですので、カフェに行くような気軽な気持ちで来ていただけたらうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

プレコンセプションケア/初回(検査・測定)、2回目(結果説明・栄養相談を含む)計6万6000円、3回目(栄養相談のみ)3300円
アスリートチェック/2万900円
乳がん検診(超音波+視触診)/7000円
助産師相談(30分)/2200円
栄養相談(30分)/3300円

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