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長谷川 真作 院長の独自取材記事

さやま脳神経クリニック

(狭山市/狭山市駅)

最終更新日:2021/10/12

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のどかな風景を楽しめる広々とした敷地に、2018年11月、開業したばかりの「さやま脳神経クリニック」。数々の病院で研鑽を積んだ日本脳神経外科学会脳神経外科専門医である長谷川真作院長がオープンした同院は、きめ細かな接遇と、MRIやCTを駆使した検査で、精度の高い地域医療の提供をめざしている。誰もが快適な時間を過ごせるように「広々とした空間づくり」をコンセプトした院内は、車いすの患者が周りを気にすることなくスムーズに移動でき、駐車場は1台ずつ間隔も広く取っているため、駐車や車の乗り降りも安心だ。大きな病院とクリニックの役割分担を考え、患者に必要な診療を見極め、時には連携することも大切にしている。地域の一生の健康維持をめざす長谷川院長に、クリニックの魅力を聞いた。

(取材日2019年6月24日)

ゆとりをもった空間で、誰もが通いやすいクリニックに

とてもすてきなクリニックですが、どのようなコンセプトがあるのでしょうか?

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ありがとうございます。基本的に体が不自由な患者さんがいらっしゃるので、車いすを使用する方や、つえをついた方が気兼ねなく過ごせる「広々とした空間づくり」をコンセプトにしました。例えば、通路の幅も90cm以上を目安に、可能な部分は1m以上の幅を設けて、患者さん同士が周りを気にすることなく、スムーズに移動していただけるような空間に仕上げました。患者さんが受付後に座る待合室には、プライベートに配慮したシートの配置と、お名前ではなく番号呼び出しシステムを導入。また、呼び出し後に診察を待つ中待合室も、一人の患者さんが足を出して座っていても、その前を足を避けずに車いすの方が通れるようにしました。もちろん、身体障害者用トイレを用意し、車いすのままはもちろんのこと、ベビーカーのまま入ることも可能です。

細部まで配慮されていますね。この土地を選んだ理由ではなんでしょうか?

先ほどもお話ししたとおり、お体が不自由な患者さんにも安心して通っていただくためには、広い空間と広い駐車場が必要でした。そのため、広い敷地を確保できるこの土地に決めたのです。当院の駐車場は1台ずつ間隔を広く取っているため、車を停めやすいですし、乗り降りする際にドアを思いっきり開けても、隣の車を気にする必要がありません。また、正面玄関の直前まで車づけもできますし、入口には雨よけのついたスロープも設置しました。ほかにも、待合室の日照の良い方角には大きな窓を設けて、のどかな風景を眺めながらリラックスした時間を過ごせるように工夫。また、この土地になじみがあったのも選んだ理由ですね。もともと私は勤務医時代に埼玉石心会病院脳神経外科で8年半ほど勤務し、この地域で家族とともに生活の基盤を築きました。その中で、狭山の地域住民の方々の温かいお人柄に触れたのも、開業の地に決めた理由の一つですね。

もともと先生が脳外科をご専門にされたのはなぜですか?

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どの診療科も魅力的でしたが、中でも脳外科は特に厳しい分野として有名でした。私はもともと厳しい環境でトレーニングを積むアスリートを格好良いと感じるように、厳しい環境で自身の能力をストイックに磨き続ける医師への憧れがあったのです。それからお世話になっている教授からのお話もあり、脳外科の道を志すようになりました。評判どおりとても厳しく、最初はとてもつらい修業の日々を送りましたが、10年くらいたった頃、他の科の医師にも頼られるようになり「この仕事は自分にしかできない」と、自信がつくようになったのです。今では本当にこの道を選んで良かったと思っています。

丁寧な接遇で、CTとMRIを駆使した診療を

患者さんの主訴やご年代について教えてください。

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まず症状としては頭痛、認知症などの脳に関する症状、まひ、しびれのご相談が多いですね。患者さんのご年代として、頭痛であれば若い女性が多く、特に子育て世代のお母さんたちが悩んでいらっしゃいます。認知症については高齢の方が多いですね。認知症の方が安心して通院できるクリニックというものが少なく、専門外の医師が対応していることも多いので、しっかり診察できる施設が必要だと以前から思っていました。また、頭痛の専門クリニックも少ないので、認知症と併せてしっかりと取り組んで行きたいですね。

患者さんと接する際に、心がけていることは何でしょうか?

私はいつも患者さんに、ご自身の健康に対して自信を持ってほしいと思っています。そのため、患者さんの健康に対するプライドを傷つけないように、言動や振る舞いに気をつけていることが多いですね。例えば、思わしくない所見がある場合でも、すぐにお薬を開始するのではなく、より良くなるための生活習慣等のアドバイスを行い、患者さんの健康に対する自信を損なわないように注意しています。大きな病院ではなく、小さなクリニックを選んで来てくださった患者さんたちへ「ここに来て良かった」と感じていただくためには、われわれスタッフの接遇も大きなポイントになると感じています。

接遇以外にも、こちらのクリニックならではの特徴を聞かせてください。

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大きな病院とクリニックには、それぞれ役割があります。大きな病院であれば、高度な医療を必要とする重症の患者さんに取り組むことが優先されるため、慢性的な痛みやめまいなどの悩みを抱える患者さんに対して、どうしてもマンパワーを費やすことが難しくなってしまいます。しかし、体の不調に悩む方のほとんどが、通常のクリニックで診療できる症状に悩んでいます。そのような患者さんに向けて、より質の高い医療を提供するのが私たちの役割です。当院にはCTとMRIを備え、撮影後はすぐに日本脳神経外科学会脳神経外科専門医が評価し、治療が開始されます。また、駐車場から診察室やCTやMRIの検査を受けられる場所まで、すぐに移動できるのも当院ならではの魅力ですね。

一生の健康づくりをサポートするクリニックをめざして

休日の過ごし方や、ご自身の健康管理について聞かせてください。

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休みの日は家族と過ごすことが多いですね。子どもたちがサッカーに打ち込んでいるので、休日はサッカーの試合を観に行くことが中心になっています。私自身は学生時代に部活でラグビーをやっていたので、今でも試合を観戦することがありますね。健康管理としては、もともとたばこは吸わず、お酒もあまり飲みませんでした。お酒は勤務医時代、退勤後に呼び出されることがあり、ノンアルコールに切り替えたところ、ノンアルコールが好きになり、すっかりお酒をやめることになったのです。また、家で腕立て伏せなどの運動などを日常的に取り入れています。食事を気にかけることや日常的な運動も、健康管理につながりますよ。

先生ご自身が、開業後に感じた変化を教えてください。

勤務医時代は手術を中心に研鑽を積み、あと15年は手術に携われたと思います。今回、通常より早く手術のフィールドを離れ、これまで培った手術の技術や知識を惜しむ気持ちは、正直なところあります。しかし、そういう気持ちがあるからこそ、できることがあると感じています。大きな病院の医師たちと、開業した医師は、ある意味で一心同体です。どちらが倒れても、地域医療は成り立ちません。私に必要なのは大きな病院で培った手術の経験や知識を生かして、その患者さんにとって手術が必要かどうかをきちんと見極めることだと思っています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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脳卒中や脳腫瘍などの頭蓋内疾患をはじめ、「頭痛と認知症」にも力を入れていきたいです。認知症においては診療を中心に、地域全体の取り組みに協力して行きたいです。頭痛は、ほとんどが直ちに治療の必要な疾患ではありませんが、「生活の質」を大きく損なう可能性があるので、お気軽にご相談いただきたいです。また、周囲の医療機関との連携を大切にし、「最良の医療」を患者さんにご提供できるよう、尽力していきたいと思います。皆さまの一生の健康維持に関わることで、地域の発展に貢献していきたいです。

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