小金井ファミリークリニック

小金井ファミリークリニック

富永智一院長
新規開院
頼れるドクター掲載中

医療トピックス

診療科を越えて患者の悩みを解決へ導く
総合診療専門の医師

小金井ファミリークリニック

保険診療

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「膝が痛い」なら、専門は整形外科。だが「認知症の母と同居中で、家はエレベーターのない団地の4階。デイサービスを利用するのに、毎日抱きかかえて階段を上り下りするのに膝が痛い」という場合、誰に相談すればいいだろうか? 総合診療科は、そんな総合的な問題に対応するべく誕生した比較的新しい分野だ。その特徴は、個々の疾患ではなく「人」に注目し、従来の臓器別に細分化された科を越えた診療を行うこと。家庭医療とも呼ばれ、高齢社会においてなくてはならないものとなっているという。そんな総合診療を専門とする医師の一人であり、総合診療を行う医師の育成・指導も務める 「小金井市ファミリークリニック」の院長・富永智一先生に、詳しく話を聞いた。(取材日2019年3月4日)

家族関係から居住環境、経済状況、地域の医療体制まで踏まえた診療で、患者の地域での暮らしを支える

総合診療を専門とする医師には、どんな特徴があるのでしょうか?

1 ▲「人を診る」ことを徹底している 総合診療を行う医師は、「病気ではなく人を診る」姿勢を持ち、どんな診療科の症状にも対応します。風邪や頭痛といった日常的な不調はもちろん、糖尿病のコントロールから膝の痛み、けが、目や皮膚の不調、認知症の診断、家族の介護の相談まで、日常生活のさまざまな悩みを扱い、患者さんの問題を解決することをめざします。一般の複数の診療科に対応できる医師との違いとしては、総合診療専門の医師は一つの地域にずっといて、町の医療体制や、そこに暮らす人たちがどんな家族構成で、どんな仕事をし、何に困っているかを把握した上で、「その人が地域で幸せに生きていくにはどうすればよいか?」という視点から医療を提供しているところですね。

臓器別に専門を定めている医師と、どんな違いがありますか?

2 ▲子どもから大人まで、状況に合わせ診断する 病気に対するアプローチ方法に違いがあります。臓器別に特化した医師は、「炎症状況を調べて、細胞の状態を検査して……」と病気をミクロに診ていくのが得意です。一方、総合診療を行う場合は「患者さんの生活にどんな影響が出ているのか」をまず考え、背景にある家族や生活環境、行政、社会を含めたマクロな視点で見ていきます。例えば、喘息の症状で来られた患者さんがいて、夫は喫煙者、3歳の息子は予防接種が遅れがちという場合、タバコの煙が原因であれば、同時に禁煙治療を行い、また予防接種の相談を行うといった具合ですね。そんなふうに家族を一つのユニットとして考え、患者さんの抱える問題を大きく捉えて解決を図っていきます。

具体的にどんな診療をしてもらえるのでしょう?

3 ▲「ゆりかごから墓場まで」をモットーに開院 当院ではまずお話を聞き、検査をしての診断と、必要に応じて薬の処方や注射などの処置を行っています。加えて、指を切ったなど小外科の処置、生活習慣病の管理、市や企業などの健康診断、予防接種、認知症の診察・診断にも対応していますし、家族の介護や育児、うつ、不眠などの悩み相談にも乗ります。また、私のモットーは「ゆりかごから墓場まで、かかりつけ医として最期まで寄り添う」ですので、訪問診療にも力を入れています。自宅で幸せに過ごすサポートを行うとともに、ご家庭の歴史やご本人・ご家族の思いをできる限りくむことを大切にして、緊急時は24時間対応で、自宅での看取りまで対応しています。

どのような時にかかったほうがいいのでしょうか?

4 ▲地域のかかりつけ医として患者に寄り添う 何か気になること、相談したいことがあるなら、いつでも受診してください。病気に限らず、生活のこと、家族のことでも構いませんし、どんな些細なことでも構いません。総合診療を行う医師は、患者さんの年齢、性別、症状の種類を問わずあらゆる悩みを聞くことが本分。例えるなら、地域の相談役でもありガイドでもあるヨーロッパのプリースト(司祭)のような存在です。家庭医療の理論で特に重要な要素は5つにまとめられるのですが、その1番目は物理的にも精神的にも身近な存在であること。「サプリメントを買ったけど、本当に効くのかな。ちょっと先生に聞いてみよう」という気楽さで利用してほしいと思います。

地域包括ケアシステムとの関連も教えてください。

5 ▲地域全体で患者を支えるシステムにも注力する 患者さんの抱える問題に対し、その家族や居住環境、社会、市の医療制度などの点からも解決法を考えていく総合診療専門の医師は、地域で住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」を構築していく上では、中心的な役割を持ちます。例えば、訪問先に食が細っている患者さんがいて、入れ歯が合っていないことが原因なら、歯科の先生に入れ歯の製作を相談し、費用について介護保険の利用をケアマネジャーに確認することも大事な仕事。また、老朽化した団地に暮らす高齢者の医療や認知症の方を介護する家族の負担、訪問診療を行う医師の不足など、町全体の課題についても、医師会などを通じて積極的に関わります。

ドクターからのメッセージ

富永智一院長

一般に、医療の目的は疾患を治療することですが、総合診療を行う医師がめざしているのは「疾患があっても、その人が地域で長く幸せに生きていくこと」です。疾患を治療することが即ち患者さんの幸せであればよいのですが、高齢になると疾患の根治が難しい場合は多いですし、多数の疾患を抱えていることも多く、1つの疾患を治療するだけでは全体の問題は解決しません。だからこそ、高齢化の進む今の日本には、総合診療が必要とされているのではないかと思います。まだまだ総合診療を行う医師が少なく、どういうものか十分に知られていない状況ですが、地域で安心して暮らしていくために、私たちを活用してもらえればうれしいです。

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