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飯島 美智子 院長の独自取材記事

いいじま歯科

(船橋市/船橋競馬場駅)

最終更新日:2020/04/01

190078

伯父が開院した歯科クリニックにおいて30年もの間、理事長を務めた後、親族に後を託し自身が思い描く歯科治療に力を注ぐために新たに開業したと話す飯島美智子院長。船橋競馬場の近く、閑静な住宅街に立つ「いいじま歯科」は、一般外来の歯科診療のほかに、ほぼ毎日の午後、訪問歯科診療を行うクリニックである。「クリニックに通えない高齢者や障害のある方を訪問して治療を行うことで、患者さんが喜んでくださることが、一番うれしい」と話す飯島院長。クリニックと同レベルの治療を行うためにも、医療メーカーと共同でさまざまな医療器具の開発にも取り組んできた歯科医師である。口腔内の健康は、全身の健康につながると話す飯島院長に、歯の健康、食事の大切さなどについて聞いた。
(取材日2019年4月11日)

高齢者や障害者に寄り添った診療スタイルをめざして

開業のきっかけを教えてください。

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私は、医療法人社団定仁会小貫歯科医院で約30年の間、理事長を務めてきました。元は私の伯父が開院したクリニックで、30年前に伯父から私に理事長を交代しました。そこは在席する歯科医師も多く、たくさんの患者さんが来院するクリニックでしたが、そこで診療をしていく中で、次第に自分自身がめざす歯科医療について考えるようになりました。しかし大所帯では自分だけの考えをきめ細かな部分まで徹底できません。親族が成長し、世代交代の時期とばかりに、その機会に私も独立をしようと決意したのです。それは、患者さんとしっかりと向き合えるこれまでも行っていた訪問歯科診療において、力を入れて取り組めるクリニックづくりをしたかったからです。そこで、この土地に新しく歯科医院を設立し、開業することとなりました。

どのような患者さんが多く来院されますか?

現在では、午前中は外来診療、午後には訪問診療を行っています。外来の患者さんの半数は新規の方ですが、以前のクリニックから引き続き来院してくださる患者さんも多くいらっしゃいます。ここは特に高齢者が多い地域ですので、主訴の多くは、歯が折れた、詰め物が取れた、入れ歯が合わないというものです。こうした治療のほかにも、食べる機能や飲み込む機能を調べて機能を改善するための摂食嚥下機能療法、そしてどのようなお食事が適しているかなど食形態指導も行っています。また、障害がある患者さんの診療も積極的に取り組んでいます。

クリニックづくりや設備面で工夫されたところを教えてください。

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高齢の患者さんが多いので、おしゃれなイメージよりも、歯科医院らしい雰囲気のほうが信頼感もあり安心していただけるのではないかと考えて内装もクリニックらしく落ち着いた造りにしました。スタッフの制服も、最近はやりの濃い色合いの物より、白衣を選んだのもそれが理由ですね。最もこだわったのは、やはり全体がバリアフリーであるという点です。入り口から診察室まで、またトイレにおいても段差をなくし、歩きやすく車いすでも不自由ないような造りにしました。診療ユニットは通常ならば3台設置できるスペースに、2台の設置とし、車いすが移動しやすいように広く場所を作ってあります。診療ユニットも180度回転するタイプや、アーム部分に工夫があり、握って乗り降りする際に滑りにくいタイプなど、高齢の患者さんに配慮したものを選びました。

クリニックと可能な限り同等の治療に拘る訪問歯科診療

午後に行っている訪問歯科診療について教えてください。

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訪問診療は、ケアマネジャーからの依頼や、患者さん個人からの問い合わせで開始されます。保険診療ではクリニックから半径16キロメートル以内の範囲を担当するという決まりがあり、これは結構広範囲なので、車を使い遠方まで診療に行くこともあります。土曜を除くほぼ毎日の午後を訪問診療の時間にあてていますが、しっかり診察を行うためにも3~4人までの予約と決めています。訪問して、口腔ケア、治療を行い、患者さんやご家族からの相談などをお聞きします。歯科のことだけでなく、通院先で医師に言われたことなども相談してくださる方もいて、信用してくださっているのかなとうれしく思うことも度々ありますね。

訪問歯科診療での治療は、クリニックでの治療と比べると機材面などで不自由なことはありませんか?

私は、訪問歯科診療は20年以上前から行っていますが、当時のポータブルユニットは大きくて重く、その他の機材材料を合わせるとかなりの重量になります。そこで、医療器具メーカーと共同開発を行い、コンパクトで軽く性能にもこだわった製品を開発してきました。私からの要望やアイデアなどをメーカーに提案し、機材を製作します。現在では、持ち運びしやすいポータブルユニットや、ご自宅にある椅子の背もたれに置き頭部を安定させることができる枕やその他いろいろな物が完成しています。こうした機材の開発により、クリニックでの診療に近い水準の治療が、訪問診療でも徐々に可能になっています。さらに最近では、訪問用のレントゲンも導入しました。レントゲンの導入により、抜歯をするかどうかの選択、歯茎の中にある根の状況を実際に見ていただき説明ができるなど、今まで以上に満足度という面にもこだわり診療を行うことが可能になりました。

訪問歯科診療に力を入れて取り組まれているのはなぜですか?

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訪問診療の前日には、必ずご家庭に電話をして予約の確認を行うのですが、時には忘れて外出してしまっていることもあり、診療を行わずに帰ってこなくてはならない場合もあります。それでも私が訪問歯科診療を長く続けている理由は、「患者さんに必要とされているから」に尽きます。クリニックでの受診が困難になった高齢の患者さんが、諦めかけていた虫歯や歯周病の治療を受けることができた時、たいへん喜ばれ、感謝されます。こうした患者さんの喜ぶ顔を見たときこそ、訪問歯科診療に力を入れて取り組んでいるかいがあるのだと感じますね。

口腔機能サポートと正しい食事から健康へ導く

地域の方と交流できる場所づくりや講習会を考案されていらっしゃるそうですね。

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以前のクリニックでも、年に1度程度、講師をお招きして仲間の歯科医師や周辺職種の方に向けての摂食機能療法について講習会を開いていました。しかしどうしても摂食機能と栄養を考える時、調理実習ができる場が必要と感じてました。そこでクリニックの2階に、アイランドキッチンを設置した講習室を作りました。先日には、この講習室で「コンビニ弁当を介護食に変える」という講習会を開きました。嚥下食ばかり食べている患者さんのために、ご家族と同じ味の食事を楽しんでもらいたいという気持ちから開催しました。歯科医師、歯科衛生士、施設の調理師や栄養士が参加されました。今後も、地域の方が参加できるように、食事をきっかけにした各講習会を開き、地域交流の場所にしたいと考えています。

歯の治療だけでなく、食事についての講習も行っているのですね。

食べた物から私たちの体は作られていきますから、患者さんにも歯のことだけでなく、食事の大切さについても知ってもらえるよう、お話ししています。私たちは、食べること、飲み込むことを当然のこととして行っていますが、噛む機能や嚥下機能が落ちてしまった方へのケアも忘れてはならないことだと思います。私は、歯の治療だけでなく、その方に合った機能を考えた食事の内容についてアドバイスすることもあります。もちろん私自身も食事には気をつけています。例えば、朝からしっかりタンパク質は取るように、ジャンクフードは極力避ける、砂糖を多く使った甘いお菓子はたくさん食べすぎないなどですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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世間には多くの情報が飛び交っていますから、正確なことは手に入りにくいかもしれませんが、自分の健康を考えて食べることを大切にしてほしいと思います。そのためにも、しっかり食べ物を噛むことができる、健康な歯はとても大切です。毎日の歯磨きは、鏡を見ながら丁寧に行い、そして定期的に歯科クリニックでのケアを受けていただきたいと思います。また、歯周病菌と脳梗塞との関連性への指摘もあります。口腔ケアがしっかりでき、機能的にも優れたお口は全身の健康につながると思います。地域の方がそれぞれに、人生を楽しく幸せに過ごしていくことができるよう、私も歯科医師としてお手伝いしていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/
初期診断料:1万円
矯正代:30万〜45万円(マウスピース型装置の作り替えおよそ10回〜15回)
その他:3万円程度

詳しくは、クリニックにてご相談ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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