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山田 晃弘 院長の独自取材記事

横浜内科おなかクリニック

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2020/07/06

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地域のかかりつけクリニックとして、一般診療から専門的な検査・治療まで対応する「横浜内科おなかクリニック」。内視鏡のエキスパートである山田晃弘院長が2018年10月に開業した。注力する内視鏡検査では「精度の高い検査」と「検査時の苦痛の軽減」をめざし、これまでの経験や先進のシステム、熟練したスタッフ陣といった特徴を生かしている。「なんでも気軽に相談に来られるクリニックでありたい」と話す山田院長に、内視鏡検査についてのこだわりや診療に対する思いなどについて話を聞いた。
(取材日2020年6月18日)

一般診療から専門性を要する治療まで幅広く対応

まず最初に、開業までの経緯を教えてください。

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これまで内視鏡を専門として、虎の門病院を中心に経験を積んできました。食道・胃・大腸など消化管のがんについては早期の診断から治療まで一通りやってきたので、そのような医療を地域のクリニックでも提供したいと思ったのが開業のきっかけです。基本的には大規模病院にすぐにかかるのは難しいですから、同レベルの高品質な内視鏡検査を、身近なかかりつけ医で受けられるようにすることが当院の使命だと思っています。たまプラーザという場所を選んだのは、一つには自分が住んでいる地域であり、そこで貢献していきたいと思ったこと。さらに、患者さんを虎の門病院にご紹介することもあるので、通えそうなところということも考えました。実際には少し遠いのですが、梶ケ谷に分院があるので本院との連携は取りやすいかなと思います。

患者さんはどのような方がいらっしゃいますか?

勤務医時代からの患者さんでは、千葉や埼玉、鎌倉など、遠方から通ってくださる方もいます。ただ、大半は地域の方々ですね。メインはおなかの不調を訴える方ですが、高血圧や脂質異常症、高尿酸血症といった生活習慣病の方、風邪などの一般内科の方も診ています。この地域にはいろいろな科の信頼できる開業医の先生がいらっしゃるので、専門性が必要な疾患であればお任せして、逆におなかの症状や内視鏡検査が必要な患者さんは、ご紹介いただいて当院で診るということも多いです。

医師になろうと思ったきっかけや、その中でも消化器内科を専門にした理由をお聞かせください。

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小さい頃に中耳炎になった時、耳鼻科の先生に診てもらってすぐに良くなった経験が、医師という仕事を意識した原点だったかなと思います。医師の中でも特に消化器内科を志した理由はいくつかあります。まず内視鏡や超音波など、医療用画像機器がいろいろ使える点に興味を惹かれたこと。また、一般的に患者さんの訴えとしておなかの症状は多いので、ゼネラルに診られる科であること。つまり、内視鏡を使うような専門性の高い診療と、幅広い疾患を診ることが同時にできる点に魅力を感じたんです。また、研修医の時に指導医だった消化器内科の先生に誘っていただいたのも大きかったですね。その先生の助言のおかげで、早いうちから経験を積み、専門性を磨くことができました。

精度が高く、苦痛を感じさせない内視鏡検査をめざす

研修医時代に今につながる基礎を築かれたそうですが、どのようなご経験をされたのでしょうか?

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私が研修医になる頃は、大学病院で行っていた研修を市中病院でもできるように、大きく制度が変わった時期でした。せっかくならその流れに乗って、実績ある病院での研修に挑戦してみたいと思い、虎の門病院を初期研修先に選んだのです。実際、かなり厳しい研修で鍛えられました。そうした中で、内視鏡を専門にするのであれば、いろいろな現場で「目」を養うことも必要だと考えるようになったんです。それで、後期研修はピロリ菌の研究に長年取り組んできた先生がおられる国立国際医療センターで行いました。ピロリ菌は時に病態がやや複雑なこともあるのですが、そこで徹底的に叩き込まれたことで私の強みとすることができたと思います。医療センターは多様な患者さんが来られるので、幅広い消化器疾患を診られたのも貴重な経験でしたね。

こちらのクリニックで行う内視鏡検査の特徴について教えてください。

今までの経験と、新型システムの導入により、「高品質で精度の高い内視鏡検査」に努めています。例えば内視鏡検査では見つけるのが難しい早期の咽頭がんについて、これまで数人の方を診断して虎の門病院へご紹介しました。咽頭がんは、食道がんのうち10%程度に合併するといわれているのですが、私がいた当時の虎の門病院には食道のエキスパートの先生方がいらっしゃったので、必然的に咽頭がんを診る機会がたくさんあったんです。早期がんは目が慣れていないと見つけづらいので、やはり経験によるものは大きいですね。また胃がんについても、リスクとなるピロリ菌の感染状態や、除菌後かどうかなどを考慮しながら見極めていきます。どんな胃がんができやすいのかという点を意識して観察することで早期発見につながりやすいです。ただやみくもに診るのではなく、知識があってこその内視鏡検査だと思うので、これまで学んだことが生きているなと感じます。

導入されている新型の内視鏡システムとはどのようなものですか?

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ハイビジョン対応で、拡大機能を装備しており、病変の細かな性質まで捉えることが可能です。開業の際、大学病院で使用するような先進的な内視鏡システムを導入することは、どうしても譲れない部分でした。拡大内視鏡があれば、怪しい病変の判別がしやすいのですが、その機能がないと、診断のために組織の一部を切り取って調べる「生検」の比重がどうしても高くなってしまいます。患者さんにとっては、出血のリスクや費用負担が増えることにもなるので、拡大できることによるメリットは大きいですね。また検査にあたっては、熟練した検査技師が在籍するなど、医師以外のスタッフが充実しているところも、精度を重視する当院の検査体制に貢献していると思います。

患者の困り事をくみ取るためスタッフ全員で意識を共有

検査時に感じる苦痛にも十分配慮していらっしゃるそうですね。

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これまで多くの現場で学んできた鎮静方法の経験が生きています。実際、技術や患者さんとの信頼関係があれば、鎮静剤なしでも検査はできるのです。ただ、使ったほうが検査後の患者さんの満足度は明らかに高いですね。苦痛が少なければ次回の検査へのハードルが下がりますが、苦しい思いをしてしまうと、トラウマになって次は躊躇することにもなりかねません。検査を受けないでいると、見つけられたはずのがんがそのままになってしまうことにもなるので、そういう意味でも鎮静剤の使用はメリットが大きいのかなと考えています。消化管のがんは早期発見して治療できれば、ほぼ完治の状態をめざせるので、地域のクリニックでできる限り早く発見することはたいへん重要ですし、やりがいがありますね。

患者さんとの関わりの中で印象に残っていることはありますか?

「先生に診てもらって良かった」と言ってもらった時は医師冥利に尽きると感じます。また、重い病気の方をほかの医療機関へご紹介する際、スムーズに連携することによって、患者さんご自身は苦しい状況にあるのに感謝してくださることがあります。そういう時には診させてもらって良かったなと思いますね。より高度な治療や緊急を要する患者さんは、虎の門病院をはじめ、昭和大学藤が丘病院、聖マリアンナ医科大学病院など、地域の基幹病院にご紹介します。自分が信頼している先生にお願いすることが多く、もともと一緒に働いていた先生もいますので、気になることがあればすぐに電話をしたり、紹介した患者さんの話を聞けたりするのは利点だと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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診察の際は「患者さんが何を目的にして受診されたのか」、その意図をできるだけくみ取ることを意識しています。問診では明確につかめないことも時にはあるのですが、「医師には言えないことも看護師になら言える」という患者さんもいらっしゃるので、スタッフと連携しながら、その方が困っていることをみんなで見つけられるように心がけています。当院には、いろいろな病院で研鑽を積んできた、専門性を持つスタッフたちがいます。受付から、看護師、検査技師まで、仕事に対する意識が高いメンバーが多いですし、「良いクリニックにしたい」「地域にとって役に立つクリニックでありたい」という意識をクリニック全体で共有できていると自負しています。なんでも相談に来られるようなクリニックでありたいと思っていますので、ぜひお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃カメラ/2万円、大腸カメラ/2万5000円
※すべて税抜き

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