歯科衛生士が活躍
予防歯科を重視する歯科医院
よつ葉歯科クリニック
(川崎市川崎区/八丁畷駅)
最終更新日:2022/07/08


- 保険診療
従来、歯科衛生士は、歯科医師の補助的な役目を果たしていた。しかし、歯科医療の研究が進み、予防歯科の重要性が言われるようになるにつれ、治療後のメンテナンスやブラッシング指導、スケーリング(歯石除去)など、歯科衛生士の果たす役割が注目されるようになった。そのため予防歯科を重視する歯科医院では、歯科衛生士が活躍。患者にとっても、歯の健康や予防について、気軽に相談できる歯科衛生士の存在は大きいだろう。そこで、歯科衛生士が数多く在籍し、歯科衛生士担当制を導入して予防を重視した診療を行う「よつ葉歯科クリニック」を取材した。患者一人ひとりの将来にわたって口腔の健康を守るためにチームで努力する、角田拓哉院長と歯科衛生士たちの思いを知ってほしい。
(取材日2019年7月23日/更新日2022年6月10日)
目次
歯科衛生士が多数在籍、担当制を導入。患者一人ひとりに合わせたクリーニングやブラッシング指導で歯を守る
- Qこちらでは歯科衛生士は担当制にしているそうですね。
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A
▲歯科衛生士一人ひとりのスキルアップにも力を入れているという
【角田院長】当院は一人ひとりの患者さんと長くお付き合いし、将来にわたってお口の健康を守るために、予防歯科に力を入れています。歯科衛生士は担当制で、一人ひとりの患者さんに合わせてクリーニングからセルフメンテナンス指導まできめ細かな対応を行っています。従来の歯科医師のアシスタントというイメージではなく、歯科衛生士が歯科医師と同じ目線で、予防歯科や口腔内のケア管理に率先して取り組んでほしいと考えています。歯科衛生士が前線で活躍して、歯科医師の私は一歩後ろで控えるようなクリニックをめざしたいと考えていますので、院内での勉強会やミーティングも積極的に行い、歯科衛生士のスキルアップにも力を入れています。
- Qクリニックの特徴や歯科衛生士としての思いを教えてください。
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A
▲患者がリラックスできるよう工夫している
【佐伯さん】当院はお子さんから高齢の方まで幅広く患者さんが来院されます。患者さんが緊張されないように、フランクに話しかけることや、丁寧にわかりやすくお声がけすることを心がけています。お子さんには好きなものの話題などで打ち解け、処置をする時は道具を見せて「こんなふうにするよ」と説明して安心してもらうようにしています。ご家庭でもしっかりケアをしていただくために歯間ブラシなどの使い方も丁寧にご説明しています。担当制なのでお一人の方の経過をじっくり見ていけるのがいいところだなと思います。美容院のように気軽に通院していただいて、気になることやお悩みをきちんと解決していただきたいなと思っています。
- Q巻さんから見た特徴や、思いを教えてください。
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A
▲患者に寄り添いケアやアドバイスを行う
【巻さん】当院は安心して来院し、笑顔で帰っていただける歯科医院だと思います。実は私も子どもの頃、歯科医院が苦手でした。嫌がるお子さんの気持ちもよくわかるので「来てくれるだけで偉いよ」という気持ちで、お子さんのペースに合わせて無理のないように進めています。高齢の方は1本でも多く歯を残したいという方が多いので、その方にとって何がベストかを常に考えながらケアやアドバイスを心がけています。アドバイスや私の思いが伝わり、正しいホームケアを実践してくださったらうれしく思います。今後も先生や先輩、患者さんからも学び、より一層成長していきたいと思います。
- Q橋詰さんはいかがですか?
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A
▲小さい子どものいる母親の気持ちに寄り添う
【橋詰さん】患者さん一人ひとりの診療時間を長く取ることができるので、コミュニケーションがしっかり取れると感じています。特に高齢の方にはご家庭でのお困りごとや、先生には言いにくいことなどもお聞きして、先生との橋渡しのような役割も果たしたいと思っています。また私は子どもがまだ小さく、保育園の送り迎え時など先生や他のスタッフが配慮してくださって助かっています。同じ年頃の子どもを持つお母さんの苦労もよくわかりますので、歯磨きや食事・間食のことなどママ目線でアドバイスできると思います。患者さんと長くお付き合いしてお口の健康を見守り、当院に来て良かったと言っていただけるように努力したいと思います。
- Q先生にとって歯科衛生士の皆さんはどのような存在ですか?
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A
▲自身もスタッフから刺激を受けていると語る
【角田院長】当院にとっても患者さんにとってもなくてはならない存在です。当院にはチームワークのがよく幅広い年齢層の、個性豊かなスタッフがそろっていますので、楽しく歯科診療を受けていただけるかと思います。私もスタッフも心がけているのは、気持ち良く診療を受けていただくことと、患者さん中心に考えて無理のないよう指導すること。やはり患者さんからの「ありがとう」の言葉が何よりうれしいですし、信頼関係ができ、患者さんのお口の中が改善されてくると喜びを感じます。「痛いから受診する」ではなく、歯を守るために定期的にメンテナンスを受けてくださる方が増えるよう、チーム一丸となって努力していきたいですね。
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。