健康な口内へ導くことを目的に行う
女性歯科医師による矯正治療
一番町矯正歯科 DENTAL CLINIC
(千代田区/麹町駅)
最終更新日:2024/05/14
- 自由診療
就職活動や結婚を意識した時に歯並びを気にする人は多い。最近は治療期間のことも考えて、高校や大学入学と同時にわが子へのプレゼントとして、あるいは自分へのご褒美として矯正治療を開始するケースも増えているという。その一方で、「実際の費用や治療期間が気になる」「目立ちたくない」と、なかなか一歩を踏み出せない人も多い。そんな時、参考にしたいのが矯正を専門とする歯科医師のアドバイスだ。大学病院での豊富な臨床、並びに指導経験をもつ「一番町矯正歯科 DENTAL CLINIC」の副院長、鈴木里奈先生は、矯正治療のエキスパート。言葉の端々から「歯並びで人を幸せにしたい」という矯正歯科の専門家としての真摯な思いが伝わってくる。そんな鈴木先生に、矯正治療のタイミングやメリットについて詳しく聞いた。
(取材日2019年10月2日/情報更新日2024年3月22日)
目次
矯正歯科治療は、健康な口腔環境を手に入れるための基礎工事。女性歯科医師が手がける専門的な矯正治療
- Q矯正歯科を受診するのに適したタイミングはありますか?
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A
年齢でいうと3歳、6歳、12歳、ライフステージでいうと幼稚園入園時、小学校・中学校入学時が目安となります。実際に治療を開始する時期より早めになりますが、治療期間や治療費をあらかじめ把握することで、治療開始時期を逃さずに済むため、受診のベストタイミングと考えています。その時期を過ぎても手遅れではないので、それ以降の受診は、「気になったら、いつでも」とお話しします。矯正治療は子どものうちに治療しておいたほうがいいケースもあれば、早い時期に治療を必要としないケースもあります。ただ、受け口や開咬の場合は3~5歳から始めたほうが良いと思います。経過観察で、小学校入学時に顎のずれがあれば治療が必要です。
- Q女性の矯正歯科の専門家のもとで治療を受けるメリットとは?
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A
私は矯正歯科治療に関して、学識と臨床経験を積んできました。当院でもこれまでの経験を生かしながら、一人ひとりの患者さんの特性や顎の成長、生活環境、ライフステージなどを見据えた治療計画を立て、診療しています。また、常勤のため、装置が外れるなどトラブルが生じた場合でも、速やかに対応することが可能です。矯正治療を受けられる患者さんは女性が多いので、女性同士ならではの話しやすさがあるかもしれません。例えば、妊娠初期や妊活中の患者さんの場合、男性の先生だと何となく自分からは言いづらいと感じてしまうこともあるようですが、女性同士だからか、治療の合間の雑談の中で自然と話していただけることも少なくありません。
- Q矯正は横顔にも影響を与えることがあるそうですね。
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A
横顔を見た時に、鼻の先と顎の先を結んだ線を「Eライン」といいます。一般的に、このEラインよりも唇が飛び出すことなく、少し引っ込んでいるのが望ましいラインといわれています。口元をつくるのは歯並びを含めた骨格です。出っ歯や受け口を正しい位置に誘導することは、噛み合わせを整えお口の機能の向上が期待できるだけでなく、美しい口元にもつながっていくのです。当院では、ガイドラインに基づいて矯正治療の計画を立てています。安易な美容整形を考える前に、まずは矯正歯科の専門家にご相談いただけたらうれしいですね。
- Qこちらで行う矯正治療に特徴はありますか?
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A
矯正装置を装着すると歯ブラシが行き届きにくくなるため、虫歯のリスクが高まります。歯並びを良くするための矯正なのに、虫歯でボロボロになってしまっては悲しいですよね。当院では矯正治療中の虫歯予防にも力を入れており、唾液の中に含まれる細菌や口腔清掃状況を調べて虫歯のなりやすさなどを総合的に計算し、徹底した虫歯予防プログラムをご用意しています。また、当初の予定よりも治療が長引いた場合でも、費用は最初に算出した金額以上はいただかないようにしています。事前に総額をお知らせすることで、安心して治療を受けていただけるよう努めています。
- Q見た目以外にも矯正治療のメリットはあるそうですね。
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A
矯正というとどうしても歯並びや、見た目の美しさに注目が集まってしまいがちですが、矯正治療の目的は、歯並びや噛み合わせを整え本来のお口の機能を取り戻し、全身を健康にしていくことです。若いうちは歯を失う一番の原因は虫歯ですが、年齢が上がるにつれて噛み合わせが原因になっていると考えられるケースが増えてきます。というのも、歯並びや噛み合わせが悪いと虫歯や歯周病になりやすくなるからです。歯並びの良いお口は、プラークコントロールがしやすく、結果的に歯を長持ちさせることにつながります。見た目の美しさだけでなく、矯正治療が口腔全体の健康につながっているということも知っていただきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/22万円~、成人矯正/99万円~、部分矯正/16万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。