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歯周病の予防と治療における
地域のかかりつけ医としての役割

みやた歯科

(松山市/北久米駅)

最終更新日:2021/10/12

みやた歯科 歯周病の予防と治療における 地域のかかりつけ医としての役割 みやた歯科 歯周病の予防と治療における 地域のかかりつけ医としての役割
  • 保険診療

歯を失う大きな原因といわれる歯周病。近年では糖尿病をはじめ、心筋梗塞や脳梗塞など、多くの疾患との関連性があると知られるようになり、虫歯予防だけでなく、歯周病ケアを訴えるテレビコマーシャルや広告もよく目にするようになってきた。歯周病予防の大切さを語り、「正しい歯磨きとクリニックでの定期的な歯石取り。どちらが欠けてもダメで、この両輪が大切」と断言する「みやた歯科」の宮田勇一院長に、歯周病の症状や治療方法について話を聞いた。

(取材日2019年11月14日)

歯周病の早期治療と定期的なメンテナンスによる予防の大切さを患者に発信し続ける

Q歯周病とはどのような病気でしょうか?
A
みやた歯科 患者一人ひとりに合った治療法を提案

▲患者一人ひとりに合った治療法を提案

歯周病は細菌が原因の感染症です。成人の約7割が感染しているとの報告もあり、非常に身近な疾患と言えます。進行に伴い歯を支えている骨が吸収され、放置すれば歯が抜けてしまいます。基本的にはゆっくりと進行しますが、まれに急速に進むことがあります。

Q歯周病の症状と原因について教えてください。
A
みやた歯科 映像を患者と共有しながら丁寧な説明を心がける

▲映像を患者と共有しながら丁寧な説明を心がける

原因は歯ブラシが上手く行えていないこと、そして歯ブラシでは落とせなくなった汚れが歯の表面に有着していることです。これに伴って歯周病菌が繁殖し歯周病が進んでいきます。初期の段階では自覚症状は少ないのですが、歯ブラシでの出血や歯茎の赤み、口臭などがあげられます。ある程度進行すると腫れや痛み、歯の揺れを伴うこともあります。自分では気づいていない方も多いので長く歯科に通われていない方は一度歯科医院でチェックすることをお勧めします。

Q歯周病の検査、治療についてお聞きします。
A
みやた歯科 歯周病治療に注力している宮田院長

▲歯周病治療に注力している宮田院長

まずは歯周組織検査を行います。これは歯周ポケットの深さや出血の有無、膿が出ているかどうか、歯の揺れを調べる検査です。さらにレントゲン撮影を行い歯を支えている骨の具合を確認します。歯周病と診断されると、まずは基本治療を行います。これは歯についている歯石やプラークを取り除く治療です。麻酔を使って行うこともあり、数回に分けて行う必要がある場合もあります。また並行して歯磨きの指導を行います。衛生士がどんなに歯石除去を頑張っても歯磨きが上手くいかなければ治らないからです。一度に完璧にできなくても構わないので、根気よく上達して頂きたいと思っています。

Q治療中や治療後に気をつけなければいけないことはありますか?
A
みやた歯科 模型を使ってわかりやすく説明

▲模型を使ってわかりやすく説明

中断しないことだと思います。これは虫歯にもいえることですが、放置は悪化しか招きません。時間がかかってしまうこともあると思いますが一度しっかり治療をすれば、今ある歯を長くもたせることができますので、継続して通院することが重要だと考えています。

Q歯周病を予防するためにはどうすればいいのでしょう?
A
みやた歯科 治療後の定期メンテナンスも大切なポイント

▲治療後の定期メンテナンスも大切なポイント

まずは日頃の歯ブラシでプラークをしっかり取り除くことです。そして継続した歯科医院でのケアを受けることだと思います。歯石のように硬くなってしまった汚れは歯ブラシでは落ちません。歯科医院で歯石を取り、衛生士に日頃の歯磨きを確認してもらい、セルフケアの出来を高い水準で保つ、というサイクルができれば理想的です。

ドクターからのメッセージ

宮田 勇一院長

歯周病は歯だけでなく全身の健康にも影響を与えることが明らかになってきました。代表的なものでは糖尿病、循環器疾患、誤嚥性肺炎、リウマチなどが挙げられます。近年はアルツハイマー型認知症との関連も研究が進んでいます。歯周病で一度失われた骨は元に戻すことが難しく、いかに進行させないかが重要ですので、早めの検診と治療をお勧めします。そして多くの方が口腔内環境に関心を持ち、それを整える習慣を身につけて頂くことが私の願いです。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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