リハビリテーションをもっと身近に
日常生活でもっと健康づくりを
山田整形外科
(吹田市/吹田駅)
最終更新日:2026/08/12
- 保険診療
「リハビリテーション」というと、けがをしたときや手術後に行うもの、または高齢者が行うものというイメージが一般的ではないだろうか。実は日常生活で生じた首や肩、そして腰の痛みに対してもリハビリは有用だ。リハビリには年齢も関係ない。マッサージやストレッチなどに加え、整形外科クリニックでリハビリを行うのも選択肢の一つになる。「現代人の多くは運動不足の状態にあります。一日最低8000歩は歩く。通勤で少し遠回りをする。階段を使うようにする。高齢の方なら毎日外に出て人に会う、誰かと話す……そういう習慣を持ち、リハビリにかかる必要のない体をつくることが重要です」と語るのは吹田市の「山田整形外科」で院長を務める山田尚武院長。リハビリの有用性や、リハビリを必要としない体づくりについて、話を聞いた。
(取材日2026年7月8日)
目次
年齢に関係なく日常の痛みや不調にもリハビリを。その前にリハビリを必要としない体づくりを
- Qどのような症状の方にとってリハビリは有用でしょうか?
-
A
▲慢性的な痛みは放置せず、早めの受診を
皆さんがイメージされるリハビリは、骨折や捻挫、大きなけがをしたときに受けたり高齢の方が受けたりするものかもしれません。しかし理学療法士とともに行うリハビリは、年齢に関係なく、日常生活で生じる痛みにも有用です。座り仕事の方や逆に立ち仕事の方、こうした方々が腰や肩、肘、膝、かかとなど、体のさまざまな部分に痛みを感じたときにリハビリを行うことで改善を図ることができます。痛みと言っても人それぞれで、「こんな痛みくらいで大げさかな?」と思われるかもしれませんが、同じ部位の慢性的な痛みが2週間以上続くようなら、受診を考えたほうがいいと思います。
- Q体の痛みがあるとき、リハビリをするメリットは何でしょうか?
-
A
▲自己判断せず、気軽に相談に来てほしいと話す院長
体に痛みがある状態でも、「これくらいなら大丈夫」と考えて放置しておくと、痛みがある状態で筋肉が固まってしまう可能性があります。例えば、肩に慢性的な痛みがあるのに、日常生活はちゃんと送れているからと放置しておくとします。すると痛みがある状態に体が適応してしまい、肩を上げるのも大変な状態になってしまうこともあり得るのです。そこまで放置した後でリハビリを受けるよりも、症状が軽いうちに受けたほうがリハビリの期間も短くなります。整形外科医や理学療法士は痛みを悪化させないための体の動かし方や、体の癖を正すための指導もできますので、できるだけ早めの受診を考えてください。
- Q痛みが治まった後も、リハビリを続けるべきでしょうか?
-
A
▲運動の習慣をつけることで、体の負担軽減につながる
リハビリを受けている期間中、痛みが和らいできた場合に自己判断で中断したくなるかもしれませんが、完全に和らぐ前に中断するのは再発のリスクが高くなるのでお勧めしません。慢性疾患などではリハビリ期間が長くなることがありますが、医師や理学療法士が日常の過ごし方、ストレッチ、筋力訓練などの自己訓練の方法も提案いたします。自己訓練が習熟できたら卒業を考えていただけたらと思います。当院ではリハビリが終わってからも運動の習慣を継続して持つことを奨励しています。リハビリを卒業し、何もしなくなってしまったら以前の状態に戻ってしまうかもしれませんので、何らかのリハビリというか、トレーニングは続けてほしいのです。
- Qこちらのクリニックではどのようなリハビリをされていますか?
-
A
▲患者がリハビリのモチベーションを保てるよう工夫をしている
リハビリをされる方が継続して治療を受けるモチベーションを高められるよう、医師も理学療法士も明るく笑顔で対応するようにしています。また、院長である私をはじめ、理学療法士にもスポーツ経験者がいるため、リハビリ終了後の日常的な運動習慣の継続に向けたトレーニングの指導も行えます。例えばジムでの運動なんてと思われ、ウォーキングのみされている方が多いかと思います。しかし、腹筋や背筋などの日頃使えていない体幹トレーニングを付加することで姿勢も良くなり、日常生活が送りやすい体づくりができます。年齢に応じた無理のない運動方法を指導できるというのが、スポーツ経験者の多い当院の強みでしょうか。
- Q痛みの緩和を図る以外のリハビリのメリットは何だと思いますか?
-
A
▲リハビリをすることで、生活習慣を見直すきっかけになる
コロナ禍の外出制限で、社会全体の活動量が低下しましたよね。その際に体を弱らせてしまったり、調子を崩したりした人をたくさん診察してきました。リハビリは日常生活の活動に密接に関わっているので、受けることで日々の活動量の向上を図ることができます。家に閉じこもりがちな高齢の患者さんも、リハビリを受けて積極的に外出できるようになっていただきたいのです。外出して人に会ったほうが、身体・精神の健康にいいですよね。リハビリは生活習慣を改める良いきっかけを与えます。リハビリから始め、次の段階の運動へ……というふうにつなげていくことで、ますます健やかで元気な生活を実現させることができると思います。

