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佐藤 清二 院長の独自取材記事

新川崎ふたばクリニック 小児科・皮膚科

(川崎市幸区/新川崎駅)

最終更新日:2020/09/08

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JR湘南新宿ラインの新川崎駅、JR南武線の鹿島田駅から徒歩約1分の場所にある「新川崎ふたばクリニック小児科・皮膚科」。長年地域の基幹病院の責任者として活躍してきた佐藤清二先生が院長を務めている。専門性の高い診療を身近なクリニックで提供することをめざしながら、一次診療を担うクリニックとして「幅広く対応すること」を基本コンセプトとしている同院。「安心して育児ができる環境づくりが大切。クリニックには子育てをサポートする役割もある」と話す佐藤院長に、クリニックの特徴とこれからの展望を聞いた。
(取材日2020年7月18日)

幅広い疾患に対応し次につなげるプライマリケアを提供

医師になられたきっかけと、以前との違いを教えてください。

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医師になったのに特別な理由はなく、父が医師だったからでしょうか。他の進路にするかどうか悩んだことはないです。科を決める時も迷わず、父と同じ小児科を選びました。結果、小児科を選んで大正解でしたね。にこにこ笑う赤ちゃんの顔を見た時なんかは、特に良かったと思います。こちらに来るまでは、さいたま市立病院にて、小児科の責任者として20年間勤務していました。そちらではクリニックに来られるような急性疾患の患者さんはほとんど来られず、紹介患者、慢性疾患の患者さんがほとんどでしたが、急性疾患ではかなり病状が重いお子さんを診ていました。

こちらのクリニックの特色は?

子どもの病気であれば、何でも全部受けるということですね。こちらでは対応が難しい状態であれば大規模病院へ紹介もする、プライマリケアを提供しています。病気のことだけでなく子育て中の悩みも相談に乗りたいと思っています。前院長の吉村博先生も同じスタイルで、すでに子育ての相談事も聞くというのが浸透しているみたいで、結構来られますね。昔の小児科は子どもが多くてあまり話す時間がなかったと思うのですが、今の時代はゆっくり話す時間がある。いいことですよね。逆に昔は周りの人たちが育児の悩みを聞くなど地域のコミュニケーションがあったから何とかなっていたけれど、今はない。親が安心して子育てできる環境を整えていくことが一番重要と考えています。

そのような思いもあってこちらのクリニックにいらしたのですか?

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プライマリケアについてはもともと取り組みたかったのと、さいたま市立病院でクリニックの先生方と交流する機会が多かったのですが、クリニックの形態が今の時代に少しそぐわなくなりつつあるなと感じたんです。例えば医療的ケア児を在宅で介護しているけど、吸引が必要であったり酸素が必要であったりといった方が結構いらっしゃるんです。そういう患児たちの在宅主治医がなかなか見つからない。主治医がいないと状態が落ち着いている時でも毎回病院へ連れて来ないといけないですから、親御さんは大変です。クリニックの先生が往診で状況を確認し、必要があれば病院を紹介する形が理想ですが、なかなか手を挙げてくださる先生がおられない。先生方の高齢化が進み、診療形態の変更が難しいという事情もあるのです。だから若い方、あるいは僕みたいにクリニックを新しく設計する際に、取り組んでいくべきだという思いが出てきたのが、一つの理由としてあります。

病気を診るだけでなく育児の悩みにも寄り添う

クリニックへのニーズが昔と違ってきていることは、他にもありますか?

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繰り返しになりますが、安心して育児ができる環境づくりが大切で、いろいろ悩んでる親御さんに「子育てはこうするのがいい」といったことも積極的に発信していかなくてはいけません。だからここにいるだけではなく外に出て、地域の中でそういう情報をお母さんたちに伝える必要があると思っています。例えば栄養教育は重要ということは認識されていて、学校には「栄養教諭」という制度があるんです。それは子どもへの教育ですが、親御さんへの教育も非常に重要です。今の若い親御さんたちは、そういった栄養のことを含め、より良い子育てをしようと皆さん意識されています。また僕たちの年代と違って、今はお父さんたちも積極的に育児に関わっています。そういうことを支援するようなクリニックの在り方が求められているのではないかと思うんです。

こちらでは医療クラークがカルテを記入されるそうですね。

カルテを正確に打ち込むことは重要なことなのですが、僕はキータッチの間違いが多いんです(笑)。それにパソコンのほうを向きながら患者さんとお話しするのは避けたい。昔からそうですが、患者さんには話したいことはすべて話し、聞きたいことは全部聞いた状況で帰ってほしいと考えています。ここではクラークが代わりに打ち込んでくれるので、僕はパソコンのほうを向かずに患者さんのほうを向いて、集中してお話ができる。すごくいいシステムだと思います。また小児科は人が多くて、時間を取ってはいけないと気遣って聞きたいことも聞けない親御さんもいらっしゃるので、最後に「何かご質問はありますか」と一言かけるようにはしています。聞きやすい雰囲気をつくるのが大切だと思っています。

専門に特化した外来時間も設けていらっしゃるのですね。

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小児科医師は広く対応できることが大切なのですが、通常は小児科の中でも心臓が得意だとか呼吸器が得意だとか、自分の得意分野が割と分かれているんです。得意なところというのは基本的に専門性が高いので、親御さんたちからもそのあたりについて詳しく聞きたいという要望が多いと思います。僕は、成長に関連する「内分泌」を専門に診てきたので、そういうことを聞きたい方がいらっしゃれば、じっくり相談に乗る。そういう外来です。他には発熱とかそういう症状ではなく日常生活とか集団生活になかなかなじめないお子さんも結構いらっしゃる。そういう場合もじっくりお話を聞きます。自分の専門外で対応が難しければ、専門の先生がいらっしゃるところに紹介する形ですね。まだこちらへ就任したばかりですが、低身長の相談は何件かありました。

感染予防対策の徹底を心がける

感染症対策もいろいろされているのですか?

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感染症対策には通常から留意していますが、今はこういう状況ですので一層気をつけています。一般の外来ではサージカルマスクをしてフェイスシールド、ガウン。それと患者さんを診るたびに手指のアルコール消毒をし、聴診器やライトなどもアルコール綿で消毒しています。また何時から何時までは一般の小児科外来でと時間帯を決め、感染症の症状がある人はその時間帯で予約を取ってもらう。予防接種や健診、あるいは感染症と全然関係のないお子さんなどは別の時間帯を確保して予約を取ってもらって診る形です。詳しい時間帯はホームページでご案内しています。予約は診察時に次回分を入れてもらったり、ウェブと電話予約で受けつけたりしています。今は学校が始まり、午後5時を過ぎて来院される患者さんも増えています。そういった場合も極力電話をしていただくようお願いはしています。

お忙しいと思いますが休日はどのようにお過ごしですか?

今は日曜と水曜が休み、土曜は半分勤務ですので、以前より結構休んでいます。通勤時間も1時間半から30分ほどに短縮され、体の負担も軽くなりました。それで気持ちに余裕ができたのか、余計な間食が減り、体重も10キロ減ったんですよ(笑)。趣味と言えるものはないのですが、本は読むほうでしょうか。ドキュメンタリーが好きですね。あとは料理くらいです。材料を買い込んで本格的に作るというのではなく、冷蔵庫を開けてあるもので作る感じです。休みの日は朝から料理をしていますね。でも自己流で思いつくままに作るので、たまたまおいしくできても、もう一回同じようには作れないですね(笑)。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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新型コロナウイルスの影響で大変な時ですが、逆の発想で、「今後どう生きていくか」「どういう生活をしていくか」「どう充実させていくか」ということを考えるチャンスととらえることもできるのではないでしょうか。生活様式が変わるといったこととは別に、もっと哲学的なところに振り返ってより人間らしい生活に戻るための時間。僕自身もそうですが、自分のためにも、これを機にそういう「充実した時間を過ごすこと」を意識し、丁寧に生活していくことが大切かもしれないですね。そうすることで子どもたちが幸せになっていく、そんな気がするんです。 

自由診療費用の目安

自由診療とは

1歳児健康診査/3500円

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