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野中 康行 院長、石田 貴樹 副院長の独自取材記事

NLC野中腰痛クリニック

(大阪市東淀川区/新大阪駅)

最終更新日:2023/12/28

野中康行院長、石田貴樹副院長 NLC野中腰痛クリニック main

新大阪駅東口から歩いてすぐ、スタイリッシュなビルに入る「NLC野中腰痛クリニック」。腰痛をターゲットに、主に椎間板に対して欧米で主流の「切らない」治療を、日帰りかつ自費診療で行う全国でも珍しいクリニックだ。腰痛に苦しむ患者は非常に多いが、今の治療や診察に不満を感じている人が少なくないという。そこで野中康行院長が「何とかならないかという患者さんの願いに応え、今の腰痛診療の限界を超えたい」と2018年に開業。「切らない」治療法を次々と導入、時間をかけたわかりやすい説明にも力を入れ、今では全国や海外からも患者が訪れている。「安全性にも配慮しつつ満足度の高い腰痛治療を受けてほしい」と話す野中院長と石田貴樹副院長に、同クリニックならではの診療についてじっくりと話を聞いた。

(取材日2023年12月7日)

満足度の高い新たな腰痛診療をめざして

腰痛を専門に、独自の診療を行うクリニックとのことですね。

野中康行院長、石田貴樹副院長 NLC野中腰痛クリニック1

【野中院長】当院では幅広く腰痛患者さんを受け入れ、検査と丁寧な診察を行います。その上で椎間板に問題があれば、現在は複数の治療法から患者さんに見合った治療を選び、施術を行うことができます。複数の治療法はいずれも主に欧米で行われているもので、国内では自費診療になりますが、メスを使わないので傷痕がほとんど残りません。また施術は局所麻酔のみ、25分程度で終わりますので身体への負担が少なく、体力に不安のある方や高齢の方でも実施しやすいのが特徴です。
【石田副院長】術後は少し休めば歩いて帰ることができるので日帰りですし、翌日からはこれまでどおりに過ごせます。原則的には術後の通院も必要ありません。

腰痛に特化した診療を行うのはなぜですか?

【野中院長】勤務医の時から腰痛の治療に携わってきましたが、腰痛は患者さんの数が非常に多いにもかかわらず、治療が十分にできていない傾向にあります。一般的には、短い時間で診断をつけ、内服薬や湿布、リハビリテーションで様子をみるという流れが多いですよね。これは、保険診療内での対応としてはやむを得ない面もあるのですが、患者さんは「医師がきちんと診てくれない」「望む治療の効果が得られない」と不満や悩みを募らせるばかり。そこで、「自費診療でもいいから、時間を取って患者さんとしっかりお話をして、これまでになかった治療法を提案・提供したい」と考え、腰痛に特化した診療を行っています。

さまざまな治療法を積極的に導入されていますね。

野中康行院長、石田貴樹副院長 NLC野中腰痛クリニック2

【野中院長】膝や股関節では人工関節置換術が相当進歩していますが、腰は神経や血管が多く通っているので交換ができない。根本的な治療になると切開してボルトで固定するという手術が主で、周囲に負担がかかりやすいのです。これに対して海外では切らずに進める治療が盛んで、施術は主に日帰りです。ですので、手術が必要な患者さんにはもちろん迷わず手術をお勧めしますが、切らない治療で改善が期待できる方には、その治療選択肢を提案したいのです。

わかりやすい説明から納得できる治療選択へ

治療についてはどのように説明をされるのでしょう?

野中康行院長、石田貴樹副院長 NLC野中腰痛クリニック3

【野中院長】治療の前に、まず腰痛の原因をしっかり理解してもらうことに努めます。残念なことに多くの患者さんは、これまでに病気や治療について満足できる説明を受けていないのではないでしょうか。ですから画像診断の説明では腰の構造を解説するところから始めますし、椎間板を時にはお餅やタイヤに例えるなど、患者さんの年齢や生活背景に応じていろんな工夫をしますね。病気について理解ができれば、どの治療が良いのか、患者さん自身で考えられるようになると思うのです。
【石田副院長】当院では国内で行っているクリニックが少ない治療を行っていますが、1つではなく複数の治療法から選べることも、説明や治療選択がしやすい理由だと思います。新しい治療法が最も良いわけでなく、今の病状に将来的な展望や費用面なども含めてじっくり説明していけば、最終的には患者さんがご自身でメリットが大きい治療を見出せるようになると思います。

受診前の情報提供にも力を入れているそうですね。

【石田副院長】一般的でない治療を受けるのは、やはりハードルが高い面もありますので、ホームページやパンフレットで詳しい情報提供を行っています。3ヵ月以内に撮影されたエックス線とMRI画像をご提供いただければ、診断や治療適応があるかどうかの遠隔診断も行えますし、電話受付では専門的な知識を持つオペレーターがお話をお聞きし、治療法の概要などもご紹介した上で予約をお取りいただけます。こういったやりとりを通じて患者さんは事前にある程度の情報を得て、安心感を持って受診してもらえるのではないかと思っています。
【野中院長】オペレーターや看護師、受付など多くのスタッフは勤務歴が長く、勉強会を重ねて治療について知識を深め、患者さんの受診をさまざまなタイミングでサポートしています。またオペレーターは英語、中国語、ロシア語、ブルガリア語に対応できますので、外国人患者さんへの対応もスムーズです。

日帰りでの治療を重視するのはなぜですか?

野中康行院長、石田貴樹副院長 NLC野中腰痛クリニック4

【野中院長】椎間板や腰椎を手術すること自体は、健康な方であれば高齢であってもさほど問題がありません。しかし術後は短くても2~3週間の入院とリハビリテーションが必要になり、特に75歳を過ぎるとそれらをこなす体力や気力が不足しがちで、車いすで退院せざるを得ない方も増える傾向にあります。一方、欧米では腰痛治療はこのようなリスクの面から日帰りが主流になっています。高齢者や体力に不安のある腰痛患者さんでも、「日帰り」なら治療できる可能性があると思うのです。
【石田副院長】例えば、朝から初診と検査を行って診断から治療方針の決定、早ければ午前11時から治療に入り、処置自体は25分程度ですので、リカバリーを経てその日のうちに帰宅。受診から治療まで1日で完結することも望めます。

専門性の高い技術力で「笑顔で帰れる」腰痛治療を

安全性に配慮して実施するためにどのような工夫をしていますか?

野中康行院長、石田貴樹副院長 NLC野中腰痛クリニック5

【野中院長】当院で行う治療法は、さまざまな情報を見極めた上で導入するようにしています。国内にはこのような治療を専門的に行う施設がほとんどない中で、多くの患者さんが受診されますので、その患者さんの期待に応えるべく、日々緊張感をもって治療にあたるようにしています。
【石田副院長】われわれは定期的に海外の勉強会に参加し、新たな治療法について学んだり、すでに実施している治療技術の向上に努めたりしています。日本人は手先が器用ですので、精緻な施術に向いていると思いますし、膨大な数の治療経験を重ね、技術の専門性を高めるようにしています。

開業から多くの腰痛患者さんが受診されていますね。

【野中院長】腰痛の原因はさまざまですが、当院では原因のわからない腰痛、初回の腰痛、再発例、治療をしたが思ったような効果が出ていない、さらに坐骨神経痛やしびれがあるといったさまざまな腰痛患者さんを受け入れ、まずは検査と診察をさせてもらいます。そして腰痛の原因が腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、椎間板変性症などで、椎間板が治療の対象になる場合には、当院の切らない治療をご案内します。
【石田副院長】2018年6月から2023年10月までに5223件の日帰り椎間板治療を行っており、患者さんは年々増加しています。アクセスの良い新大阪の駅前ですので、関西だけでなく全国一円、さらには東南アジア圏や西欧諸国から治療を希望して来院される方もいらっしゃいます。

最後にメッセージをお願いします。

野中康行院長、石田貴樹副院長 NLC野中腰痛クリニック6

【石田副院長】椎間板の治療は、海外では次々と新しい治療が開発されています。今後も安全に配慮し効果の期待できる治療法があれば導入を検討し、国内の患者さんにぜひ届けたいですね。また治療法を相談する際には、現時点での痛みの除去に加え、患者さんの椎間板において長期的な効果が見込めることも大事にしています。
【野中院長】われわれは患者さんの病状や費用面、さらに「ゴルフがしたい」「家事をスムーズにしたい」といった個々のニーズに合わせて、手術や保存療法も含めた中からその方に合った治療を提案します。ご自身の腰痛の正体を知り、納得できる治療を受けるために、まずは検査や相談に来てください。笑顔でお帰りいただける時間になるように努めています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

切らない腰痛治療/30万8000円~(税込み)

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