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源河 朝広 院長の独自取材記事

ハート内科クリニックGeN横浜綱島 

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2019/07/08

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医療、サービス、環境の全てにおいて質の高い医療を提供したいと「ハート内科クリニックGeN横浜綱島」を開業した源河朝広(げんか・ちょうこう)院長。沖縄県出身で、東海大学附属病院や、総合病院の循環器内科で、長年、診療や研究に携わってきたベテランドクターだ。開業の際には、内装や設備、患者が利用するものすべてに、効率性や快適性を追求し理想のクリニックをつくり上げたという。このクリニックから理想の医療を広めていきたいと意欲的だ。また心筋梗塞など重症の患者を多く診てきたからこそ、そこに至る前の生活習慣病の予防や管理が重要と、患者の意識改革や早期発見に取り組む。親しみやすい笑顔と、気さくな語り口も魅力的だ。そんな源河院長に、クリニックの特徴や医療への思いを語ってもらった。
(取材日2019年6月13日)

理想の医療をめざし開業した、循環器内科の専門家

まず、医師を志したきっかけを教えてください。

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高校時代は電子工学やコンピューターに興味があったのですが、だんだん物よりも人と関わる仕事がしたいなと思うようになり、また親友たちからも「そっちのほうが向いている」と言われて医学部に進みました。その後、沖縄県立中部病院で臨床の研修を経験。研修後は1年間、故郷の宮古島の沖縄県立宮古病院に勤務した後、母校の大学院に進みました。そして循環器内科に所属して、附属病院で臨床や研究、教育に携わっていました。循環器内科に進んだのは、学問として勉強するのが楽しかったこと、また実際に医師になって研修をする中で循環器疾患は緊急性が高く、しかも明確な治療法があることが多いため、きちんと治療方針が立てられるというところなどに魅力を感じたからですね。

開業されるまでの経緯は?

その後、石川県の恵寿総合病院で心臓血管センターの立ち上げを経て、済生会川口総合病院、横浜旭中央病院で循環器内科部長を務めていました。診療にはやりがいを感じていましたが、勤務医という立場では、例え組織のトップになっても、なかなか自分の思い通りの医療を行うことはできないなあと感じるようになってきました。やはり自分の理想の医療を実現したいという思いが募り、また人生100年時代ですから、50歳を過ぎても、開業という新たなチャレンジができるのではないかと考えるようになったのです。

理想の医療をめざして開業されたのですね。

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はい。私の理想とする医療とは、環境、対応、診療内容、検査、すべてにおいて質の高い医療、そして医師や看護師が自分の家族や大切な人に受けさせたいと思う医療です。そんな医療を実現し成功させて、さらに広げていきたいと考えました。この場所を選んだのは、相鉄線と東急東横線の乗り入れ計画があり、住宅開発なども予定され、今後が期待されるエリアだからです。紹介されて、すぐに「ここだ」と感じて開業を決めました。院内も、質の高い医療を実現するため、ほぼ自分でデザインし、壁紙、床材もすべて選び、照明やコンセントの位置も私が決めたんですよ(笑)。待合室の壁は沖縄の石灰岩で、わざわざ現地から取り寄せました。

総合病院の循環器内科レベルの外来診療をめざす

クリニックの特徴を教えてください。

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勤務していた総合病院の循環器内科の外来と、ほぼ同等レベルの検査や治療にこだわっている点が特徴です。心エコーはもちろん、心不全の診断指標であるBNP検査をはじめ、病院並みの血液検査も行えます。しかも、病院と同じレベルの検査が受けられるにも関わらず、病院と比較して約半分以下の時間で検査結果がわかりますので、迅速な診断が可能なのです。病院と比べて待ち時間が少ないことで、患者さんには非常に喜んでいただいております。患者さんは生活習慣病の方や、近病院から紹介された心疾患の方、心筋梗塞などの手術後の方などが中心です。当院の入るショッピングセンターには、900台の無料駐車場があり便利なので、遠方の患者さんも多いですね。

実際に開業されていかがでしたか。

私としては病院並みのレベルの機能をもっと楽に、もっと手軽に提供したいと開業したわけですが、クリニックに対して患者さんが求めるものはそうとは限らないんですね。例えば、生活習慣病の患者さんの中には、いつもの薬だけ処方してほしいと来院される方や、検査は必要ないとお断りになられる患者さんもいらっしゃいます。しかし重篤な状態を防ぐ、進行させない治療のためには、ただ薬を飲み続けるだけの治療ではなく、必要な検査をしながら、しっかりと疾患をコントロールしていくべきだと私は考えています。正直、開業当初は、私が提供したい医療と地域で必要とされる医療が少し違っていると感じたこともありました。しかしだんだん当院の特徴が浸透してきて「こういう診療が受けたかった」という方が増え、同じような医療を求める方を紹介してくださり、そういう方が中心になってきましたね。

先生の診療方針を教えてください。

あくまでも医学的根拠に従い、ガイドラインを基本とすること。しかし患者さんそれぞれの条件がありますから、そこを基本としながら、今までの経験などから、その方に合わせてカスタマイズして、オーダーメイドの治療を提供することです。最も患者さんに適した医療を見出し、提供するということですね。そして質の高い医療には、患者さんの快適性や利便性も重要と考えて、予約システムや接遇、環境づくりも大切にしています。スタッフには、自分が受けて心地良いと思う対応を心がけてほしいと伝えています。

今までの患者さんとの印象的なエピソードなどありますか。

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忘れられない患者さんとして思い浮かぶのは、勤務医時代に出会った、40歳の急性心筋梗塞の救急患者さんです。カテーテル治療中に心停止になり、1時間心肺蘇生を続けて救命を行いました。心肺蘇生は、通常、10分から20分行って再開しないと難しいといわれており、また長時間続けると蘇生しても麻痺や後遺症が残ることが多いのですが、幸いにもその方は後遺症なども残らず、歩いて帰られたのです。直前にお子さんが生まれたばかりで、「絶対助けなければ」と思ってスタッフ全員でベストを尽くしたことが功を奏したのかもしれません。循環器内科でも滅多にない例なので、忘れられませんね。

生活習慣病への正しい理解や啓発にも取り組む

お休みの日は何をされていますか?

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休みの日は音楽を聴くか読書ですね。趣味は音楽でロック、ジャズ、クラシック、三線も幅広く聴きます。沖縄は大好きで、引退したら戻るのも良いかなと思いますが、医師として仕事をしている間は首都圏が良いですね。多様性があり、情報や可能性にあふれて、いろんなチャレンジができる。アクティブに仕事してアクティブに生きている間は、こちらが良いと思っています。

これからの展望についてお聞かせください。

クリニックとしては、すべての機能をさらに充実させていきたい。スタッフの接遇も常に改善を心がけ、心地良く診療を受けていただけるようにしたいですし、待ち時間などもITを取り入れて効率化を図っていきたいと考えています。循環器内科の医師としては、生活習慣病に対する意識を変えていきたいですね。今は医学研究が進み、血圧ならばここまで下げたほうがいい、コレステロールはここまでといった基準があるのですが、そうした医学的根拠に基づいた治療がまだあまり行われていないと感じています。例えば高血圧については、多くの患者さんがいるのに、治療を受けているのは半分、さらに最新の医学的根拠に基づく治療を受けているのはその半分ともいわれています。正しい理解が進み行動に移していただけるように啓発していきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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生活習慣病は徐々に進行していくものなので、最初の10年、20年は患者さんにとって困った症状はないことが多いです。しかし高血圧や糖尿病、脂質異常を放置すると動脈硬化が進み、ある時突然、脳梗塞や心筋梗塞が起きるなど重大な結果を招くことにもつながりかねません。私は重症の心疾患の患者さんを多く診てきた立場から、命にかかわる結果になる前の予防や管理が大切だと考え、生活習慣病の診療に取り組んでいます。また、一度心臓病を起こした方の再発防止にも注力していきます。30代40代から、市の特定健診などを毎年受け、異常があれば指導や治療を受けましょう。特に男性の方は、異常を指摘されても受診されないケースが多いようです。自覚症状がなくても、異常を指摘された場合は治療や生活改善が必要ですから、ぜひ受診していただきたいと思います。

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