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池内 信人 院長の独自取材記事

新百合ヶ丘 池内クリニック

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/28

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新百合ヶ丘駅からすぐの場所にある、「新百合ヶ丘 池内クリニック」。同院は同じ小田急線沿いの栗平に本院があり、2018年に分院として開設された。院長の池内信人先生は柔和な笑顔が印象的で、丁寧な口調には安心感を覚える。得意とする内視鏡検査だけでなく、内科全般を幅広くしっかり診ることを掲げ、さまざまな検査機器も備えて患者の症状を改善に導いている。「検査など当院で可能なことはすべて行える体制をつくり、症状の治癒に努めたい」と、池内先生。今回の取材では、開業の経緯や力を入れていること、診療において大事にしていることなどを聞いた。
(取材日2018年8月20日)

内科疾患全般に対応する、駅近のクリニック

開業のいきさつを教えていただけますか?

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同じ小田急線の栗平に本院がありまして、これまでは本院で、私の父である理事長と2人で診療していました。ところが、患者さんの人数に対してスペースが手狭になり、特に冬になるとインフルエンザで具合の悪い人が立って待っているような状況だったのです。そこで、別の場所に分院を作ることになりました。父が開業前に稲田登戸病院に勤務していたこともあり、登戸方面から来院してくださる方も多かったので、経由駅である新百合ヶ丘に決めたのです。「来やすくなった」と言ってくださる患者さんも結構いらっしゃいますので、良かったです。私自身は町田市出身で、学生時代は小田急線で通学していましたから、この地域にもなじみはありますね。

どのような患者さんが来院されますか?

現在は60~80代、糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病で定期的に通院している患者さんが中心ですが、内科ですので、風邪や腹痛など幅広い層の患者さんが来院されます。生活習慣病の治療においては普段の食事管理も大切になってきますが、当院では栄養士による栄養指導も行っていますので、関心のある方はご相談いただけたらと思います。また、内視鏡検査を得意としておりますので、胃や大腸の内視鏡検査も行っております。

同じビル内にある歯科との連携もしているそうですね。

2

弟が歯科医師なので、連携してやっていこう決めたことも、クリニックモールに開院を決めた1つの理由です。近年は、医科歯科連携が重要視され、口の中の疾患が内科疾患と関連することがあるといわれております。例えば、誤嚥性肺炎や、糖尿病、がんなどです。また内科疾患がある方は、歯科治療を受ける際にも注意が必要です。例えば糖尿病の方は、血液中のHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値によっては、感染や出血のリスクが高くなるため、歯科の治療には注意が必要なのです。当院では、血液検査の結果がその場でわかります。患者さんが歯科治療を受ける場合は事前にチェックし、情報を歯科医師と共有することで、より安全に配慮した医療が提供できると考えています。

充実の検査体制で、正確な判断につなげる

力を入れているのはどのようなことですか?

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私自身の専門領域は、内科の中でも消化器全般、特に胆道、膵臓疾患、内視鏡検査です。ですが当院は地域に根づいた医療をめざしていますので、何か一つに力を入れるということではなく、内科疾患全般をしっかり診ていきたいと思っています。そういった思いから、内視鏡検査やエコー検査をはじめ、さまざまな検査機器をそろえました。例えば血液検査をすると、通常は結果がわかるまで日数が要りますよね。当院では血液の検査機器を導入しましたので、採血後、結果がその場でわかります。すると、症状の原因がわかるので、適切な処方ができるのです。また、症状によっては病院を紹介するケースも出てきますが、紹介が必要か、当院で治療が可能かといった判断も、血液検査の結果を見て判断できます。治療がきちんと改善につながるように、その場でできることはすべて行っています。

内視鏡検査の特徴を教えてください。

経鼻内視鏡と、経口内視鏡があり、2つを使い分けています。経鼻内視鏡は、患者さんにとっては口からよりも楽ですし、心臓にかかる負担が少ないことがわかっていますので、高齢の方や心臓に病気がある方にはこちらを勧めています。また、患者さんの負担を減らすという点では、緊張を和らげる鎮静剤を使っています。また、内視鏡の際に送る空気を、吸収しやすい二酸化炭素にしていますので、術後のおなかの張りが少なくなります。また、大腸の内視鏡検査でポリープが見つかった場合、大きなものや出血の可能性があるものは病院に紹介いたしますが、10mm以下の小さなもので、茎がないものに関しては、多くが検査時に切除が可能です。1回の内視鏡で一部の治療まで行えますので、患者さんへの負担が少ないと思います。

胃の内視鏡検査はどのようなタイミングで行うと良いですか?

みぞおちが痛いとか、胃がむかむかするとか胃に何らかの症状があるときですね。また、日本人はピロリ菌を持つ方が多いので、ピロリ菌の検査で陽性だった方や、慢性胃炎の方は、除菌をした後も年に1回の内視鏡検査をお勧めします。

診療において心がけていることは何ですか?

4

患者さんは不安やつらさを抱えていると思いますので、できる限り優しく接していきたいです。父からはよく「患者さんは自分の家族だと思って接しなさい」と言われていました。診療も検査も患者さんが嫌な思いをしないように、ゆっくり話すことなどを心がけています。生活習慣病の方には生活習慣のアドバイスも行いますが、「これをやらなくてはだめ」と強く言うのではなく、ご本人のペースを大事にしています。なぜなら、患者さんは「治りたい」とか「頑張ろう」という気持ちがあるからこそ来院してくださったわけですから、まずは頑張ったところに気づき、できることはしっかり治療して、次回につなげていけたらと思っています。

気になる症状があれば、気軽に受診を

医師になろうと思ったきっかけについて教えてください。

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父、祖父、曾祖父が医師で、母が看護師という医療一家に育ちましたので、他の仕事のことはあまり考えたことがないんです。母の話では、幼稚園児の頃から「お医者さんになる」ということを言っていたみたいですよ。子どもの頃、夜中に病院から呼び出しがかかり、急いで出て行く父の姿を覚えています。人から頼られているんだなと感じていて、自分もそうなりたいなと思ったのかもしれません。

お父さまと一緒に働くというのは、どのようなお気持ちですか?

うれしいです。栗平の本院が開院したのは2004年のことですが、最初、父から相談があったんです。「もし一緒にやるのなら、開業しようと思う」と。私自身、医師になったら父と一緒に仕事がしたいと思っていましたので、そう言ってもらえてうれしかったです。父は仕事人でしたので、子どもの頃いつも一緒にいられたわけではなく、「あの時キャッチボールをしたな」という記憶を鮮明に覚えているくらいです。でも、仕事の面では尊敬しています。もちろん、ぶつかることもあるのですが(笑)、良い関係だと思います。

プライベートの過ごし方や健康法などはありますか?

仕事が休みのときは、家族と過ごす時間を大切にしています。健康法については、患者さんに健康指導をしていることもあり、これから何か見つけたいですね。学生時代はサッカーや水泳、器械体操などをやっていましたが、今は特に運動もしていなくて。ただ、体力はあるほうだと思いますよ。大学病院で働いていたときは休みもなく、鉛の入った検査着を着て検査をしたり、それが終わると病棟を回診、1回家に帰って子どもを寝かしつけた後、また病院に戻って論文を書くという毎日で、かなり鍛えられました。

最後に今後の展望をお願いいたします。

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何か不安に思うことがあれば、相談だけでも気軽に来ていただければと思います。話すだけでも気持ちが回復することがあると思いますので。地域の皆さんに、「何かあったときはこのクリニックに行けば大丈夫」と思っていただけるような、信頼していただける存在になりたいです。また現在は、月に1回、心臓の専門の先生に来ていただいていますが、今後も必要性に応じてほかの科の専門の医師に来てもらい、診てもらうような体制を整えていきたい。患者さんにとって受診しやすいクリニックをめざしたいです。

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