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岸本 泰明 院長、岸本 磨由子 副院長の独自取材記事

やすまゆファミリークリニック

(名古屋市天白区/平針駅)

最終更新日:2019/08/28

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「やすまゆファミリークリニック」は、2018年7月開業のクリニックだ。オレンジを基調とした明るく広々とした院内で、同色のユニフォームの岸本泰明院長、岸本磨由子副院長が迎えてくれた。院長は小児科、副院長は内科を担当し、地域の家族を丸ごと診療していきたいと語る。副院長は東洋医学やカウンセリングについても研鑽を積んでいるそうで、どのような症状でもまずは相談を受け止めてくれそうだと感じる。また、クリニック名どおりの夫婦の仲の良いやりとりにもお互いへの信頼を垣間見た。温かな雰囲気とそれぞれの専門性を持つ両氏に、めざす医療の形について話を聞いた。
(取材日2019年3月11日)

家族丸ごと、人生丸ごと見守るクリニック

お二人はなぜ医師をめざしたのですか?

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【泰明院長】小さい頃から、何事もやるなら極めたいというタイプでした。理数系の勉強が好きだったので、それを極めていくうちに自然と医学を志すことになりましたね。実際に大学に進んで学び始めると、すべてを理屈や理論で判断する医学の世界は性に合っているとも感じました。ところが、臨床の現場では理屈だけではうまくいかないことも多々あり、人間という生き物を相手にする難しさと葛藤しながら、日々精進してきたところです。
【磨由子副院長】私の妹が幼い頃病弱で、しょっちゅう通院したり、入院したりしていました。そんな姿を見て、医師になって妹の助けになりたいと思ったのが最初です。そんな妹も今ではすっかり健康で、病院のお世話になることも少ないんですけどね。

そんなお二人が開院した経緯を教えてください。

【泰明院長】病院で経験を積むうちに、入院が必要なお子さんが入院できないケースを散見するようになりました。小さな兄弟が家にいるとか、家と病院が遠いなど、それぞれの家庭の事情があってなんとか通院で治療したいと考える親は少なくないんですよね。そういったお子さんたちがこまめに通えるクリニックがあればいいなあと考えていました。
【磨由子副院長】具体的に開業を誘ったのは私です。大学病院などでは、治療方針を自分ですべてを決められないこともあり、自分の納得のいく医療がめざせないもどかしさを感じていました。もっとたくさんの人を診たいという気持ちと一人の患者さんを最期まで診たいという思いがあり、開業を決意しました。

やすまゆファミリークリニックのめざす医療について聞かせてください。

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【泰明院長】家族みんなで通えるファミリークリニックです。幸い私が小児科、副院長が内科を診ますので、どんな年代の患者さんにも対応できると思います。もちろん専門外の症状であったり、当院よりもっと診療に適した医療機関がある場合は、積極的に紹介します。開業するまでの数多くの病院勤務の経験を生かしながら、地域の医療資源の使い方もアドバイスできればと思っています。
【磨由子副院長】病気が進行する前、重篤化する前に、ぜひ来院していただきたいです。そうすれば、人生トータルで治療期間や費用も減ります。小さなアドバイスをお伝えして、それを毎回積み重ねることで、最終的には患者さん自身が体を自己管理できるようになればベストだと思っています。そのアドバイザーとして頼ってほしいです。

小児科だからこそ、親の健康も気にかける

院長は、小児科の医師としてどんな診療をされていますか。

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【泰明院長】専門分野を決めるときに、将来のあるお子さんを治したいと考え、小児科に進みました。泣き声やわがままもかわいいと思っていたので、臨床の現場でも戸惑うことは少なかったですね。勤務医時代は小児循環器・新生児を専門として、命に関わるような過酷でシビアな状況もたくさん経験してきました。開業に至るまでも風邪や皮膚の疾患、アレルギーなどの身近な症状は診療しておりましたが、これからはより一層幅広く診ていくことができると思います。原因のわからない体調不良は、ご家族の不調から影響を受けている場合もあります。

お子さんの体調は、周囲からの影響もあるんですね。

【泰明院長】お子さんにとって一番身近な存在が親御さんですからね。身近な存在である親御さんがストレスを抱えていたり体調が万全でないと、お子さんもそれを敏感に感じ取るものです。そのため、患者さんを診る時にはお子さんご本人はもちろん、親御さんの心身状態にも気を配りながらお話を伺っています。もし何かお悩みを抱えていたり、ケアが必要な場合は副院長につなぎ、親御さんの診察は内科のほうで行うこともできます。診察室同士も裏でつながっており、診療時間以外でも2人で治療についての相談をすることがあるので、気になることがあればまずはご相談いただきたいです。

親子の不調や、明確に病気ではない“具合の悪さ”も相談できるのでしょうか?

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【磨由子副院長】これまでカウンセラーとしてカウンセリングを行ってきた経験もあるので、些細なご不安でもお話をお聞きすることができます。きっかけは勤務医時代。病気は完治したのに気持ちが元気でない患者さんが再発を重ねる姿を見て、心と体は密接につながっていることを感じるようになりました。病気や症状を治すための「治療」だけではなく、ご本人の不安などを解消するためのアプローチとしてカウンセリングを実践するようになりました。現在はカウンセリングだけの受付は行っていませんが、診療の際にご相談いただければ、心をほぐす助けになれるかもしれません。カウンセリングの手法を使うと、話をするうちにご自身の考え方の癖や傾向を自覚し、気分のモヤモヤを客観視できるようになるんです。お子さんのためにも、お母さんやお父さんの心も体も元気であってほしいと思います。そのお手伝いができればうれしいです。

慢性症状や“未病”も見過ごさず、治していきたい

副院長は血液内科が専門でいらっしゃいますね。

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【磨由子副院長】血液の病気といっても、あまりピンとこない方がほとんどだと思います。白血病という血液のがんや、血栓症や血友病といった血液凝固異常など、さまざまな病気・症状があります。一番身近なのは、「貧血」でしょう。あまりにも慢性的な症状なので、自分が貧血だということに気づいていない人も少なくないんです。疲れやすい、動悸がする、だるいといった不調は貧血によるものかもしれません。薬や食事の改善で随分良くなることが見込めるので、検査の異常があったり、気になる症状があれば相談いただきたいです。サプリメントで自己流に対処している人も多いかと思いますが、体に吸収されづらいものもあるので、医療機関から処方を受けることをお勧めします。

副院長は、東洋医学の知見もお持ちだとうかがいました。

【磨由子副院長】東洋医学では、「未病」という病気未満の体の不調も治療対象で、「薬は小薬、食は大薬」といって、「薬を使うのは最後の手段で、まずは食生活や生活習慣を見直す」という考え方が根本的な考え方になっています。食事の食べ方や食材の選び方、部屋の照明、時には「寝る前のスマホは控える」という具体的なアドバイスをすることもあります。個人のライフスタイルや得意不得意もあると思うので、数ある方法の中でご本人ができる範囲のことを実践してもらっています。漢方薬の処方も保険診療内ででき、実はあまり苦くない漢方もあるので、お子さんでも安心して服用いただけると思います。西洋医学と東洋医学は必ずしも完全に対立するものではないので、うまく組み合わせて“いいとこ取り”の診療を実現していきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【泰明院長】オレンジ色のユニフォームを着て、来院された方の気分も明るくできるように努めています。スタッフも皆おそろいです(笑)。インターネットの情報に振り回される親御さんも多いのですが、その不安も含めてぶつけてください。昔からの言い伝えも、すべてが間違いではありません。正しいもの、間違っているものを一つ一つお伝えし、患者さんの力になりたいと思っています。
【磨由子副院長】地域の家族を元気にし、健康寿命を延ばすことが使命だと感じています。治療の方法も、どこまでの治療を行うかも、最終的に決めるのは患者さんです。患者さんが「なりたい姿」を一緒に実現できるようにサポートをし続け、医院の雰囲気から患者さんを元気にできるようなクリニックにしたいと気を配っています。心のことも、体のことも気になることはお気軽にご相談ください。

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