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法橋 明 院長の独自取材記事

法橋心療内科

(高槻市/高槻市駅)

最終更新日:2019/11/29

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阪急高槻市駅から徒歩3分、商店街の通りのビル3階にある「法橋心療内科」。成人ADHD(注意欠陥・多動性障害)をはじめ、うつ病や不眠症、統合失調症など、幅広い精神疾患に対応。診療時間は社会人や学生が通いやすいように、平日夜間と土曜に設定されている。院長を務めるのは、長年病院で勤務し、診療部長も務めた豊富な経験をもつ法橋明(ほうきょう・あきら)先生。現在も3箇所の診療所で非常勤医師として働いている。「心療内科に通うハードルは高いと思いますが、うちに来てもらったら損はさせません」と語る法橋先生に、診療のスタイルや休みの日の過ごし方、今後の展望など、たっぷり聞いた。
(取材日2018年11月14日)

多様化する勤労者のメンタルヘルスケアに対応

患者さんはどのような方が多くいらっしゃいますか?

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平均年齢は30代くらいで、7割が女性です。開業当初は比較的若い方が多かったのですが、最近は50代以上の方も来院されるようになりました。会社にお勤めの方が多く、相談内容としては最近眠りにくくなった、食欲が落ちてしまったなど、メンタルの不調からくるさまざまな悩みです。

開業した経緯を教えてください。

一生勤務医として働いていくつもりだったのですが、中央区本町にある「はたらく人・学生のメンタルクリニック」に非常勤医師として勤めるようになったことなどを機に、勤労者の精神疾患をどのようにフォローしていくべきかと考えるようになりました。そこで、産業精神医学的な視点を知ったのでそのような視点からの治療はできないかと考えました。また、病院は65歳が定年なのですが、さすがに定年後に開業をするのはしんどいかな、と。そこで、60歳という区切りで開業することにしました。この場所は、私が中学2年生のときに引っ越してきた地域で、「第二の故郷」としてなじみ深かったことと、働く人が通いやすい駅前で、ということで今の場所を選びました。

診療はどのようにして行うのでしょうか。

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初診の診療時間は大体30分から1時間です。私が診察する前に、あらかじめ臨床心理士が問診を行うという2診制をとっています。臨床心理士の判断で、予診の際にうつ病の検査として心理テストなどを行います。検査は私が診察してから行う場合もありますが、いずれにせよまず、しっかりと必要な検査をするのが当院の特徴です。その後の治療は、基本的に薬物療法や定期的な精神療法ですが、精神療法の枠内で認知行動療法的なアプローチを行うこともあります。認知行動療法とは、心理面からの働きかけによる治療法で、物事の考え方や行動を見つめ直すことで、ストレスを和らげていく手法のことです。例えば、不安障害の方なら「会議で発表する練習をしましょう」、パニック障害の方なら「電車に乗ってみましょう」など、具体的なシチュエーションを設定し、指導することがあります。

精神神経疾患への薬物療法の研究にも注力してきた

薬物療法に抵抗のある方もいると聞きますが、薬物療法を行うメリットを教えてください。

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よく、「カウンセリングだけで治すことはできないのでしょうか」と聞かれますが、カウンセリングだけで治るということは考えにくいからです。またまっとうなカウンセリングを受けようと思えば患者さんが支払う対価も相当なものとなります。薬物療法について、ネガティブなイメージを持たれる方はおりますが、私は、丁寧な薬物療法で症状の大半は改善につながると考えています。長年、精神科の診療を行いながらも、精神神経疾患の薬物治療に関わる研究も積んできました。また、私は臨床経験や薬物療法については長く携わり、すいもあまいも知っているからこそ自信を持って精神科薬物療法を提供できます。

成人のADHDの治療に力を入れているそうですね。

ADHDは発達障害の一種ですが、大人の発達障害は子どもの頃に表面化する問題とは少し違う問題に悩まされます。子どもは授業中じっとしていられないなど、衝動性や多動性が制御できないという問題が多いです。これに対し、大人になってからの問題点は、主に不注意型症状と呼ばれるものです。仕事の内容が複雑化したり、人の指示を聞いていなければならなかったりする場面で、集中できない、うっかり忘れてしまうといった症状です。そのような症状に悩まされ、仕事がうまくできないため相談に来られる方が多いです。この疾患は、医師の間でもまだ十分に理解がされていません。しかし、苦しい思いをしている患者さんはたくさんおられます。そのような方に診断と治療を提供できる体制を整えることも、私が開業に至った理由のひとつです。ADHDはさまざまな検査を行って診断をし、薬物療法や環境調整を中心に治療を進めます。

先生のモチベーションの源は何でしょうか?

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やはり、社会の役に立ちたいと思っていることでしょうか。残された人生で何ができるか考えたとき、まず浮かんだ考えは「できるだけたくさんの患者さんを診ていきたい」ということでした。もともと医師になろうと思ったのは、高校3年生のときに精神病理学の本を読んでいて、「人の精神的問題を癒やすとはどういうことだろう」と興味を惹かれたことがきっかけです。医学部では途中で嫌になって卒業前に辞めてしまおうかと思ったこともありましたが、続けてよかったなと今は思います。

就労支援を精力的に行っていきたい

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごしていますか?

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勤務医の頃と比べて時間ができたので、本をよく読むようになりました。哲学書や精神医学関係など、いろんなジャンルの本を一日中読んでいることもあります。また、ドライブが趣味なので、愛犬を車に乗せ、日帰りで金沢や瀬戸内海のしまなみ海道まで出かけたりすることもあります。自然の中でぼーっとしているのが好きなんです。お酒が大好きだったんですが、開業するときに止めました。それと、勤務医時代の当直から解放されたこともあり、毎日とても元気に過ごしています。

今後の展望を教えてください。

就労支援事業所ともコンタクトをとり、就労支援により力を入れたいと思っています。働いている方にとって、現代の社会は10年前と比べてはるかに過酷な環境です。過労死などが問題になったことで残業もできなくなり短時間でたくさんの仕事を仕上げることを要求されたり、人材不足から若い方にも高度な専門性が求められたりするようになりました。そんな中、打ち勝てない方が出てくるのは、当然のことだと思います。一度休職した人が復職するタイミングの判断は重要です。本人の体調や気力がどのくらい戻って、定時まで働けるかどうかなどをよく話し合って、ストレスになったできごとをできるだけ避けられるような支援を展開していきたいと考えてます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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不眠や食欲不振、意欲減退、仕事の能力が下がってしまったなど、心配なことがあればまずは来ていただきたいなと思います。当院はメンタルクリニックという位置づけですが、長年の臨床経験をもとにきちんとした対応ができますので、受診してよかったと思っていただけると考えます。当院で対応できない場合は大学病院や地域医療機関との連携も強めておりますので、ご安心ください。一人で悩むより、早めに相談に来ていただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人用ADHDの心理テスト:3000円(税込み)

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