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上西 栄太 院長の独自取材記事

糖尿病・甲状腺 上西内科

(小牧市/小牧口駅)

最終更新日:2021/10/12

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愛知県小牧市、保健センター前交差点の近くにある「糖尿病・甲状腺 上西内科」。カフェのようなモダンなたたずまいの建物を入ると、院内は木をふんだんに用いた温かみのある造りで、待合室の棚には、名古屋学芸大学の学生たちと院長とがセレクトした地元の陶芸家の作品が並んでいる。これらは上西栄太院長がめざす「通院の不快」を減らすための取り組みの一つだ。2020年4月には呼吸器内科と感染症内科を専門とする中畑征史副院長が加わり、内科・糖尿病内科・内分泌内科・呼吸器内科・アレルギー科・漢方内科・感染症内科と診療の幅が大きく広がった。インタビューでは、新しく2人体制としての診療をスタートした同院の特徴や、診療に対する思いを上西院長にたっぷりと語ってもらった。

(取材日2021年5月7日)

待ち時間から診療時まで、患者の快適さを徹底的に優先

前回の取材から2年半ほどたちましたが、患者層などに変化はありましたか?

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開業した当初から、基本的には働き世代がメインの患者層になるだろうと想定していたのですが、実際にそのとおりになっていると思います。内科というと普通はもう少し上の世代の方が多いのが一般的ですが、当院は土曜や遅い時間まで診療を行うなど、働き世代のニーズに対応していることもあって、50代が一番多いんですよ。これは内科としてはとても珍しいのではないかと思います。今は1日にだいたい140人前後の患者さんが来院されるのですが、開業した頃からクリニックとしての方向性は変わっておらず、診療に関しては自分の思い描いたことができていると思います。病院というのは多くの方にとって喜んで行く場所ではなく、できたら行きたくない場所だと思うのですが、実際に当院に来てみた結果として、「ここなら通ってもいいな」と感じていただけたら幸いです。

医院全体の居心地の良い雰囲気からも、先生のそのような思いを感じます。

僕は木をふんだんに使い、ぬくもりを感じる空間にしたかったんです。通常、クリニックを新築するときは専門のコンサルタントに相談することが多いのですが、僕の場合は中学や高校の同級生らの助言をもらいながら細部まで作り込みました。例えば、当院のハンドブックは、名古屋学芸大学に通う生徒さんたちと一緒に制作したものです。待合室にある棚には、彼らがセレクトした地元の陶芸家の作品を並べていて、それらの作品が医院全体の印象をさらに温かみのあるものにしてくれていると思います。また、待合室のキッズスペースの近くにカウンターを設置し、親御さんがお子さんの様子を見ながら待ち時間を過ごせるようにするなど、お子さんを連れた方でも通いやすい雰囲気づくりを大切にしています。

設備面で何かこだわった部分はありますか?

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糖尿病や甲状腺の病気、内分泌疾患というのは慢性疾患なので、長期的に通院する必要があります。ですので、少しでも患者さんの負担を減らせるように、設備も工夫しました。例えば、当日に検査結果を患者さんにお伝えできるよう、血液検査などの院内検査機器を複数機種導入しています。さらに、点滴用のソファーも当院の特徴の一つです。実は、点滴というのは必ずしも寝た状態で行う必要はなくて、当院では座り心地の良いソファーで点滴を行っています。糖尿病の足病変を診るためにオットマンも備えているんですよ。既存の概念である「クリニックらしさ」よりも「いかに患者さんが快適でいられるか」を徹底的に優先しています。

異なる専門を持つ医師が加わり、幅広い診療が可能に

昨年4月から中畑征史先生が副院長として加わったそうですが、その経緯を詳しく教えていただけますか?

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中畑先生は、もともと研修医の時に僕が指導をしていた後輩で、別の診療科に進んだ後も親交がありました。僕は彼を優秀な内科医としてとても信頼していたので、彼から当時働いていた病院を辞めて地域医療に携わりたいという相談を受けた時には、「それだったら、ぜひうちの医院に来てもらえないか」と声をかけていました。優秀な内科医が地方都市のクリニックに入ってくれるといいうことは、ほとんどないんです。それもあって、きちんと患者さんを診ることができる優秀な内科医が目の前にいたら、声をかけずにはいられませんでした(笑)。彼のほうも、その話から1週間で決心してくれて、新体制での診療が実現したというわけです。

中畑先生が加わったことで、医院としてどのような強みが生まれましたか?

「優秀な内科医は豊富な知識や経験に加えて親切心を兼ね備えている」というのが僕の持論なのですが、中畑先生はまさにそういうタイプで、患者さんを絶対に傷つけず、親切に接することができる先生です。彼は呼吸器内科を専門としているのですが、僕とは異なる領域を専門とする先生が加わったことで、患者さんのさまざまな症状を医院内で診ることができるようになりました。例えば、僕が診ている糖尿病の患者さんには肥満の方が多く、睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる方も多いんですが、呼吸器内科の専門家である中畑先生がいることで、その治療もワンストップで行うことができます。

2人体制になったことで、診療の幅も広がったということですね。

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当院はもともと、糖尿病や甲状腺の病気をはじめとする慢性疾患を専門にやってきましたが、中畑先生が来てからは喘息や肺炎、睡眠時無呼吸といった呼吸器内科の領域も対応できるようになりました。また、僕一人で診療をしていた時には、予約の方がいらっしゃる中で、急な発熱などの患者さんを同時に対応することはなかなか難しかったのですが、2人体制になったことで急な体調不良や風邪の方にも対応ができるようになりました。当院はこれまでの「糖尿病と甲状腺が専門」というイメージが強いため、患者さんには風邪くらいで通院してはいけないのではと思われがちですが、発熱、咳、腹痛、頭痛などの風邪症状にもきちんと対応していますので、遠慮なく相談していただければと思います。

正しい医療情報を積極的に発信し、重症化予防をめざす

中畑先生が担当している呼吸器内科について、詳しく教えていただけますか?

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先ほどお話しした睡眠時無呼吸症候群や禁煙以外では、急性肺炎や気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、長引く咳やアレルギーなどが主な対象疾患となっています。また、肺がんなどの患者さんで、大きな病院で手術などを終えて、あとは定期的なチェックが必要という方も当院でケアすることが可能です。現在の症状は安定しているけれど、定期的なチェックが必要な呼吸器疾患の患者さんは意外と多いのですが、検診のためだけに総合病院へ定期的に通うのはなかなかの負担だと思います。その点、当院のような地域のクリニックであれば待ち時間も比較的少なくて済みますし、患者さんにとっての負担も軽減できます。定期的なチェックは当院で請け負って、その結果問題があった場合には大きな病院を紹介するというように、役割分担をするのが理想です。

今後、何か取り組んでいきたいことはありますか?

最終的に一番やりたいと考えているのが予防医療です。その取り組みのひとつとして、ロジスティック(運送系)ドライバーの方々の睡眠時無呼吸のスクリーニングを、現在特に力を入れて取り組んでいます。ドライバーの方にとって、運転中に眠くなって事故を起こすということは最も避けなくてはいけないことですから、そのためにも普段からしっかりと検査をしておくことが大切です。当院ではスクリーニングに加えて、食生活をはじめとする健康に対する正しい医療知識を提供するということをセットにして提案しています。病気になった方を受け入れてしっかりと治療をすることももちろん大切なことですが、僕たち医師というのは積極的にクリニックの外に出て行って、病気にならないためにはどうしたら良いのかという情報発信をしていくことも必要なのです。そうした取り組みの積み重ねで、一つ一つの病気の重症化を防ぐことができるのではと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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中畑先生が診療に加わって2人体制になったことで、私が専門とする糖尿病や甲状腺、内分泌疾患の治療だけでなく、中畑先生の専門である呼吸器疾患の治療など、それぞれの専門領域を生かしながら、これまで以上に広がりのある治療を提供できるようになりました。「この症状はどこに相談したらいいのだろう」とお悩みの方は、ぜひ一度気軽に相談していただけたらと思います。

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