矯正専門の歯科医院で受ける
マウスピース型装置を用いた矯正
そら矯正歯科
(大阪市淀川区/塚本駅)
最終更新日:2024/04/24
- 保険診療
- 自由診療
インターネットの広告でも見かけることが増えたマウスピース型装置を用いた矯正。矯正中でも装置が目立ちにくく、取り外しができることから手軽なイメージでニーズが高まっている矯正法だが、中にはきちんと歯が並ばなかったり、噛み合わせが悪くなったりという事態になってしまう人も増えているという。完全予約制で一人ひとりに向き合って矯正を行う「そら矯正歯科」の早川成人院長は、そんな現状を鑑みて「せっかく受けるのであれば、矯正についてよく理解した上で矯正をスタートし、自身が理想とする歯並びを手に入れてほしい」と話す。そこで今回は、マウスピース型装置を用いた矯正の特徴や、矯正専門の歯科医師としてこだわっている点など詳しく話を聞かせてもらった。
(取材日2024年4月8日)
目次
歯科医師の感覚だけに頼らない、先端のデジタル技術を駆使して行うマウスピース型装置を用いた矯正
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の特徴について教えてください。
-
A
一番の特徴は取り外しができることだと思います。例えば、食事の際に取り外せるので違和感なく食事ができ、硬い食べ物やガムやキャラメルなども制限なく食べることができます。食後の歯磨きもしやすいため、口腔内の衛生を保ちやすく、他の矯正法に比べて虫歯や歯周病のリスクが低いのもメリットだと思います。外れたワイヤーやブラケットで口の中が傷つくこともないので、スポーツをする人に適していますね。また、装置が目立ちにくく、矯正期間中のストレスも少なくて済むのではないでしょうか。ただ、自己管理ができるかどうかで結果が左右されるのが難しいところ。装置の装着時間を守り、装置を紛失しないように管理することが大切です。
- Qワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正との違いとは?
-
A
マウスピース型装置を用いた矯正は先端のデジタル技術を取り入れた矯正です。検査もすべてデジタルで行い、取得した口腔内データをもとにコンピューター上で歯の動かし方を綿密に計画。歯科医師の感覚だけに頼らない矯正法といえます。現在は、ワイヤー矯正にもデジタル技術が一部取り入れられていますが、ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正は、それぞれに長所と短所があります。その特徴を十分理解した上で、それぞれの患者さんの矯正計画に的確に反映させることが大切です。
- Q矯正にかかる期間やプロセスについて教えてください。
-
A
まずは検査を行い、デジタルスキャナーで口腔内の状態を詳しく調べていきます。普段見えにくい噛み合わせや、歯並びもモニターで確認できますよ。お口のデータが取得できたら、シミュレーションで矯正の仕上がりイメージを一緒に確認します。仕上がりイメージに納得いただけたら、矯正に入りますが、虫歯などがあれば先に治療を行います。矯正中はマウスピース型装置を定期的に取り替え、必要があれば都度調整を繰り返します。そして矯正終了後は、後戻りを防ぐための保定期間へと移ります。矯正期間は症例によってそれぞれ異なりますが、保定も含めると数年かかると思っておくと良いでしょう。
- Q先生のこだわりはどのような点でしょうか?
-
A
患者さんが望んでいることは何か、どんなゴールをめざしているのかを理解すること。そして、患者さん自身に矯正とはどういうものなのかを理解していただくことを大切にしています。矯正は長い期間が必要でお金もかかりますが、せっかく行うなら、お互いに理解し合いより良い結果を求めたいと思うからです。あとは、長い矯正期間中もモチベーションを保ってもらえるよう、経過を患者さんとしっかり共有するようにしています。患者さん自身で少しずつでも改善を確認できたらモチベーションが上がると思います。そして、審美性を重視しながら、機能的かつ健康的な歯並びをめざしています。歯は一生使うものなので、その視点が大事だと思います。
- Q矯正期間中、日常生活で気をつける点はありますか?
-
A
何よりも大切なのは、マウスピース型装置の装着時間を守ることです。「ほんの数時間くらい外す時間が長くなってもいいだろう」と思っても、その短い時間で計画にずれが生じ、それまでにかかった時間が無駄になってしまうことも考えられます。ですから、基本的には食事や歯磨きの時以外は装着するようにしてください。その上で、決められた期間で装置を適宜交換していきましょう。また、装置は適切な手入れをして清潔を保つことも大事です。洗浄剤を使用すれば、お手入れもそれほど大変ではないと思います。矯正期間中に気になることやわからないことがあれば、なんでも気軽に相談してください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/80万円~